(レスポンス)
欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは1月8日、米国で1月13日に開幕するデトロイトモーターショー14において、新型『ゴルフR』の米国仕様車を初公開すると発表した。
新型ゴルフRは、新型『ゴルフ』シリーズの頂点に立つ高性能グレードとして、2013年9月のフランクフルトモーターショー13でデビュー。そのハイライトは、さらにパワフルになったエンジンにある。
新世代の「EA888」型2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、ターボチャージャー、吸排気系などに専用チューニングを実施。最大出力300ps/5500-6200rpm、最大トルク38.7kgm/1800-5500rpmを引き出す。
これは、先代ゴルフRに対して、30ps、3kgmの強化で、歴代最強。トランスミッションは、6速MTまたは6速DSG。駆動方式は、最新世代の「4モーション」。新型ゴルフRの6速DSG仕様は、0-100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現する。
デトロイトモーターショー14で初公開される米国仕様の新型ゴルフRでは、エンジンをデチューン。予定スペックでは、最大出力は290psと10ps引き下げられる。それでも、DSGとの組み合わせで、0‐96km/h加速は4.9秒の実力。
新型ゴルフRはデトロイトモーターショー14で披露された後、米国市場では2015年初頭、発売される予定。フォルクスワーゲンオブアメリカは、「北米市場で最もパワフルなゴルフ」と説明している。