全米最長ロングラン記録の犯罪捜査ドラマ『LAW & ORDER』、『スーパー！ドラマ TV』で日本初放送

海外ドラマ専門チャンネル『スーパー！ドラマ TV』は、アメリカで1990年9月に放送を開始して以来高い人気を獲得し、20シーズンにわたるロングランを記録した犯罪捜査ドラマ『LAW & ORDER』を、2011年9月5日より同チャンネルで独占日本初放送することが決定したと発表した。

アメリカの人気犯罪捜査ドラマ『LAW & ORDER』が日本で放送決定

『LAW & ORDER』は2010年に最終となる第20シーズンを放映してアメリカのテレビドラマ史上最長記録に並び、50個以上のノミネート数を誇るエミー賞ではドラマ?シリーズ部門作品賞に11年連続でノミネートされるという記録を達成。さらに現在アメリカでは、スピンオフ作品として『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』、『LAW & ORDER:クリミナル?インテント』、『LAW & ORDER: Trial by Jury』、『LAW & ORDER: Los Angeles』が放送され、スピンオフ作品数に関してもこれまでのドラマ?シリーズの中で最多を記録している。

こうした『LAW & ORDER』の驚異的な人気が衰えることはなく、アメリカでは2000年代前後から主要ケーブルテレビ局でスピンオフ作品を含めて再放送が繰り返されており、現在に至るまで「全米で『LAW & ORDER』を放送していない日はない」と言われるほどの状態が続いているという。また、最近では日本でも「BOSS」「CONTROL」「LADY」などの犯罪捜査ドラマが多く見られるが、同作品は1話完結型の犯罪捜査ドラマの先駆けとして、アメリカでも「CS:I」「クリミナルマインド」「ザ?メンタリスト」などのヒットドラマに影響を与えたとされている。

『LAW & ORDER』はフィクションであることが大前提だが、部分的にはニューヨーク近辺で起こる事件を中心に実際の事件を基にしているのが特徴だ。例えば、シーズン1だけでも地元で子供が流れ弾に当たったといった事件から積極的安楽死を啓蒙するケヴォーキアン医師の事件、政治家の汚職など、アメリカの視聴者にとってはよく知る事件が巧みに織り込まれている。また刑事や検事、裁判官などの登場人物の多くは実在する人物がモデルとなっているという。

こうした世の中の現実をダイレクトに映し出す徹底したリアリズムはテレビの歴史を塗り変える画期的な作風と言われており、その後の大ヒットシリーズにも大いに影響を与えているという。

『LAW & ORDER』は全国のケーブルテレビ、ブロードバンド TV、スカパー！、スカパー！HD、スカパー！e2 を通じて『スーパー！ドラマ TV』の視聴者全819万世帯を対象に放送される。