原作:山本有三
漫画だから直ぐに読める。
時代は明治後期。地方都市に住む愛川吾一は町一番の秀才であった。が、酒浸りの父のせいで進学が許されず、丁稚奉公に出される。歯を食いしばり、自らの逆境を跳ね返し成長していく吾一。人はつらいときほど成長する。負けてはいけない。金がなくても。道ばたの石ころのような扱いを受けようとも・・・山本有三の代表作「路傍の石」を完全まんが化!
昭和12年に『朝日新聞』に連載後、翌年には『主婦の友』に「新編」として連載が開始された。
けれど戦時中の検閲で内容が引っかかり、連載は中止されて結局未完で終わっている。
厳しい境遇におかれながらも純真さを失わず、経済的にも精神的にも自立した人間になろうと努力する吾一少年のひたむきな姿に感動します。
今の時代こんな悔しい辛い事は耐えられないだろうなと思う。
未完で終わっているけど続きがあれば吾一はきっと成功していると想像出来る。
すごいぞ吾一。