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みずきの楽々伝言板

人生百年といわれる時代の老活 & 終活を楽しくしっかりと・・・・・

エッセイもまた楽し(39) 伊集院静&林真理子

2023年12月09日 | 読書
先月亡くなった伊集院静さんのエッセイ二冊

「 ひとりをたのしむ 大人の流儀 10 」

「もう一度、歩きだすために 大人の流儀 11 」


日本大学理事長になり記者会見などで新聞テレビでよく見る林真理子さんのエッセイ一冊

「 成熟スイッチ 」


三冊続けて読みましたがこれほど読後感の違う本も珍しいと思ったくらいでした

男性と女性の違いが根本的にあると思ったほどです





「 大人の流儀】の方は週刊誌・週刊現代に長く連載されていたようです

朝日新聞でも追悼文が載っていましたがそこでは「無頼」と呼ばれ慕われていたのが分かりました

時代小説もあり「いとまの雪」上・下巻を読みました

大石内蔵助の話でしたがとても良くて楽しみました

エッセイは結構 辛口である人はめった斬りとも言える表現で驚いたところもあります

嫌いな政治家・有名人・著名人もよく分かりました


バカだチョンだとはっきり名指しで出ていて週刊誌だからOKなのかしら

それともお互いさまなのかしら

才能あふれる作家・作詞家である知識・プライドが溢れていると思ったエッセイでした






序章 四つの成熟・第一章 人間関係の心得・第二章 世間を渡る作法

第三章 面白がって生きる・第四章 人生を俯瞰する


著者の今までの生き方・過ごし方を成熟の過程として書いてあるように思います

ただ深刻さはなくさらりと読めました

受け取り方によっては自慢話に聞こえそうなところもありますが

作家から日大理事長になるまでの経緯や苦労は大変なことだろうと察せられました

「年を取って後輩に成熟の素晴らしさを教えてくれる人と 老いの醜さを見せつける人がいます

若い頃にはそれほど違いがなかったかもしれない人たちが 歳月を経るとまるで別世界の住人のように振り分けられていきます


成熟にも格差が生じてくるのです」


なるほどと納得の文章でした


エッセイは作家の個性が溢れていてとても好きです





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