同じ釜の飯を食った仲

実は若い頃警察に入っていたことがあります。
といってっも、捕まったんじゃなくて捕まえる方。
元巡査です。
もう辞めて10年以上経つけど、昨日警察学校時代の同期と久しぶりに会いました。

そいつも僕のすぐあとに辞めて、田舎に帰って実家の家業を継いでたんですけど、
去年東京に戻ってきたんですよ。
年末に1回会って、その時は他に人がいたんであまり突っ込んだ話は出来なかったんだけど、昨日は結構長く突っ込んだ話をしました。

しかし、久しぶりに会うと人生いろいろだなぁと思うよね。
そいつ、3年前に会った時は離婚してたんですよ。
子供もいたんだけど、奥さんから「別れたい」と言われて別れたそうです。
で、昨日話てたら、その元妻と復縁したんだって。
それも向うから「やり直したい」といってきたそうです。
んー、何かよくわからんね。
本人もこれといった理由は思い当たらないそうで、ま、子供のためには良かったんじゃないかな。

そいつ、家業は電気工事屋で、そこを継ぎつつ中古パソコンショップ、プロバイダや格安電話の代理店をやっていたそうなんですが、借金こさえちゃって東京で出直し中なんだそうです。
そういう借金て幾らぐらいなんだろうと思って聞くと「3000万ぐらい」とのことでした。
微妙な額だよね。

今は不動産会社で投資用マンションの販売の営業をやってます。
年収1000万以上で、結構いいペースで借金を返しているそうです。
だったら、その仕事続ければ良いのに、と聞くと「借金返すまでは仕方がないからやるけど、体とこころが持たない」とのこと。
飛び込み営業で精神的にきついし、半分詐欺に近いような感じなんでズーッとは続けられ無いそうなんですよ。
休みもほとんど取ってないようなんで。

なんか、大変そうだな。
「俺、再来週合コンなんだよね」というと目が点になってました。
借金を返しきるまでは、奥さん子供は田舎に残したままで働くそうです。
「そのあと何やるの？」と聞くと「まだわからない。元手を作って株に投資しようかな」と訳分かんないことを言ってました。

警察辞めたあと、そいつは不動産業界に入って一攫千金を狙ってました。
時代はバブル末期で、20代前半で年収1000万以上の人がごろごろいたそうです。
僕も誘われたんだけどなんとなく胡散臭くてねぇ。
今のIT業界に群がる人たちのように、その頃の不動産業界もイケイケで胡散臭い人たち多かったもんな。

結局、2年ぐらいで辞めて田舎に帰っちゃったんですが、山っ気のあるやつだからお父さんの商売を継ぐだけでは満足しないで、拡大しようとしてはまっちゃったようです。
「40代半ばで引退してハワイに住む」と言ってましたが、何か相変わらずなやつだなと思いました。

そいつとは警察学校のときに一緒につるんでて、いろいろ懐かしかったな。
現役のやつらとも今でもたまに会いますが、全寮制の生活を送った仲間というのはちょっと特殊な仲で変な絆で結ばれてます。
たまに会ってもすぐに昔に戻ると言うか。
そのころの事を書くといろいろ面白いんですが、地方公務員法に抵触するので書けません。
どーしても聞きたい人は飲みながら話します。。。

全然話は変わりますが、昔の同僚が本を出しました。
買って上げて下さい。

明日から家族でスキーです。
でも、雪が凄そう。
同じ会社のやつと話してたら、「週末に富山、新潟方面で地震があるそうですよ。雪崩に気をつけてください。」と言われちゃいました。
ほんとかよ。