日々

開設後10年超えました。細々と続けてまいります。

9月も終盤

2014-09-28 22:05:20 | Log
ログインパスワードも一瞬忘れそうになるほど更新していませんな….

今月はアル→私→お嬢の順で風邪をひいたり
だんなさんが出張続きだったり
幼稚園の親子遠足があったり,
そしてまたアルが発熱中だったりと次から次へいろんなことがあり,
前回ムーミンへの愛を語ったあとは更新する気力がありませんでした.

でもやっぱり文章を考えて書くことは好きだし自分の頭の整理にもなるので,
細々とでも書いていきたいと思います.

ということで今回は久々の手作り話.
100円ショップで買った端切れを使ってこんなのを作りました.



左側は台所でゴミ袋に使うビニール袋やレジ袋を入れる用のトートバック.
右側は長い持ち手をつけてお嬢のポシェットにしました.
ポシェットと言えばフタがあるものだと思うんですが,型紙を見ながら作るわけでもなく
エイヤッと切ってミシンでダダダッと縫って作る勢い重視の小物たちなので
そこはまあいいだろうということでバケツ型に.


こんな感じで使います.
ひもが細いし布も薄いので重いものを入れるには適しません

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そして今日は買い物ついでに花を買ってきました.

黄色いのがオンシジウム,青いのがリンドウ,ピンクのがカーネーション.

普段あまり花を飾ったりしないので,よし花を買うぞ!というときは心の中で
「かさかさに乾いてゆく心を 他人のせいにはするな・・・」
という茨木のり子の詩を思い出します.

リンドウはまだつぼみなので,これから咲くのが楽しみです.

トーベ=ヤンソン全集・1 たのしいムーミン一家

2014-09-09 23:06:43 | Books
誰もが知っているキャラクター,ムーミン.
その作者であるトーベ・ヤンソンが今年生誕100年を迎えるということで,あちこちで催しが行われています.

それを知ったのは図書館で何気なく借りたこの雑誌
これを読んでいたら,それまでは「かわいー」としか思っていなかったキャラクターが実際の物語の中では
どんな風に動いているのかをどうしても読んでみたくなり,またまた図書館から手始めに
「ムーミン谷の仲間たち」を借りてきて読んだのでした.

すると,「児童文学」とはいうものの登場人物(?)の思考や行動が意外にもすごくしっかり描かれていて,
むしろ子どものころにこれを読んでいたら難しくて途中で飽きてしまったのではないかしら?と思うくらいでした.
(特にフィリフヨンカのお話とか・・・.)
もちろんムーミンはかわいくてムーミンママはしっかりものでスナフキンは自由で…と読む前から
なんとなく知っていた部分もたくさんあって,それはそれで読んでいて楽しいのですが.

で,続いて借りてきたのが全集の1巻「たのしいムーミン一家」.
(最初の時は図書館に1巻がなくて仕方なく5巻めの↑「仲間たち」を借りた)

すぐに借りられなかったので予約したのですが,受け取った本を見たらこれが昭和51年刊行のふるーい本.
でもそれが,巻頭にヤンソンさんからの日本の読者へ向けた挨拶が載っていたり,目次に登場人物紹介のイラストがあったりととっても楽しい.


ページは黄ばんでるしちょっとほこりっぽかったけど,なんだか子どものころに図書館から好きな本を借りた時みたいに
わくわくしながら読むことができました.

ムーミン谷の人々は「多様性をふつーに受け入れる感じ」がすごいなあと思います.
姿かたちも考え方もみんな全然違うけれどお互いを(ケンカもしながら)受容し合って生きている感じ.
老若男女問わず人権を大事にする北欧の考え方が表れてるのかなあ、なんて思いつつ読みました.

そしてヤンソンさんの巻頭言いわく.(抜粋)
「わたしの物語に出てくるムーミントロールたちは、みんな自由を愛し、冒険と、海と、森と、そして、
おたがいの仲間たちを愛しています。かれらは、家族として、いっしょにくらすことが大すきな生きものですが、
同時に、ひとりひとりに必要な孤独や、個人個人のひみつを尊重し、ときには、とてもふうがわりな友人を
家につれてくることもみとめあっています。」

すてきだなあ….

ああ,なんだかムーミンについてすごく熱く語ってしまった.
願わくば,全集を読破したいです.