続・シーガイア100倍!!

旅の写真から⑯嗚呼、青い流れ星!ブルートレイン!!



昭和55年くらいだったでしょうか、、当時の運輸大臣(今でいう国土交通大臣)が国鉄の赤字の元凶の一つは夜行列車だ!
全廃してしまえ!!そんな発言をされたんですね。
当然大反対となって、言った本人がびっくりしてしまったという顛末なんですが。。。
今思えば、この時フラグが立った。。。。そういうことなんでしょう。
その後、夜行列車は縮小につぐ縮小で、今や「サンライズ」のみになっている事はここに来られている皆様はご存知ですね。

ただ、、、、違うんだなぁ。。。それは「ブルートレイン」じゃない。
サンライズは「電車」。そしてブルートレインは「客車」なんですね。
厳密にいうとこれは間違ってるんだけど、わかる人にはわかる。。。よね?

「電車」は動力分散型。前後両方に運転席があって、客さんも乗る車両にモーターが付いてて。。。みたいな感じ。
普段通勤で乗ってるやつに寝台として必要な設備を備えたってイメージ。

ブルートレインは「客車」
ここで言う客車は動力装置を全く持っていないのです。
先頭に機関車を取り付けて引っ張ってもらう。。。それが客車列車。

なので進む方向に機関車を付け替えなきゃいけません。
(鉄道ファンにしたら「イベント」と言えるこの作業は今では効率的ではない作業となってしまうのです)

ただし、良いこともあります。

●動力装置が無いので車内が静か
●機関車を付け替えれば電化・非電化関係なく運転できる
●車両の分割・併合がしやすい(組み換えが容易)


ここで少し電気の話をしましょう。
在来線で電化されてる路線ですが3種類の電気いずれかになります。

①直流(1500V) 大量の電車を走らせる区間に向いている
②交流(20000V 50㎐) それ以外
③交流(20000V 60㎐) それ以外(50Hzと60Hzがあるのは皆さんご存知の通りで鉄道にも存在します)
ちなみに「サンライズ号」は①の区間しか走ることができないのですが、サンライズのような電車型で3電源行ける車両もあったんですよ

見たことありませんか?


最後は、大阪=新潟の「きたぐに号」で使用されました。


月光型と言われるこの車両も、いまは博物館でしかみることができません。


これからご乗車いただく「はやぶさ号」は客車列車でかつ「ブルートレイン」です。
東京から終点熊本へむけ出発しますが
下関までは直流区間で、一番上の写真「EF66」が牽引していきます。(1000Km以上を一気に走り抜けます)
機関車も客車も青!深夜走行する姿はまさに「青い流れ星」なのです。

そして翌朝、下関に到着しましたら関門トンネル専用の機関車EF81に交代します。
九州は基本的には「交流区間」で門司駅の直前に無電化区間(セクション)があり、そこで交直が切り替わるようになっています。

門司では大分に行く「富士号」と熊本に行く「はやぶさ号」が分割。
ここからは、それぞれの列車を交流電気専用の機関車ED76(赤い機関車)が牽引して終着駅へ向かいます。


満身創痍で最後の活躍をするブルートレイン。東京駅をゆっくりゆっくりと離れていきます。

まさに・・・・ノスタルジーそのものでした。


因みにはやぶさ・富士号の廃止は2009年3月13日。
最後まで残ったブルートレイン「北斗星」の廃止は2015年3月13日(定期運行)。


2008年12月24日
2008クリスマスイブ(青い流れ星☆彡)
2008クリスマスイブ(いざ出発!)
クリスマス・エクスプレス

2008年12月25日
大阪駅にて
Mid Night Train
寝台特急朝を迎える
寝台特急。海峡の町に到着。
寝台特急 九州へ!
寝台特急はやぶさ号 熊本へ!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「📷旅の写真からシリーズ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事