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いわさき さとこ Satoko Iwasaki

かけだし絵本作家のあれこれ日記。

同級生

2021年04月08日 | 日記
先日、大学の同級生の訃報を知った。それも5年前の訃報。
東京藝術大学というのは、デザイン科と建築科以外ほとんど就職をしないという特殊な大学です。その中で最も就職しない組、油画科に所属していた私は、卒業後、自分で就職先を探し(就職課がないのです)デザインの仕事ができる会社に就職し、アーティストを目指す他の同級生たちとは違う道をあゆみました。なので大学時代の友人とはほとんど連絡を取らずにいたのですが、先日ふいにその訃報を知ることになリました。
彼女とは特に仲が良かったわけではありませんが、あえば喋るし、喋れば面白いし、また作品に対しての情熱が高い人で、作品に真摯に向き合う姿勢を私は密かに尊敬しておりました。
卒業してからも彼女は、日用品などを用いたインスタレーションを国内外で精力的に発表し、その作品の質の高さに若いながらも国際的に評価されはじめておりました。
その彼女が5年前に病で逝去。
何故彼女に会いに行かなかったのか。
彼女の個展やグループ展に足を運ぶ機会はいつでもあったはずなのに。
彼女の作品が本になっているのを見つけたので早速買おうと思っております。
彼女が何を考え、何をしたのか、じっくりこの目で見ようと思っております。
大学のテラスでお喋りしていた眩しい日々、あの時はこんなに早くお別れが来るなんて思ってもいなかった。
その気になれば、同窓会なんかでいつでも皆に会えるとタカを括っていた。
こばふみ、頑張って駆け抜けたね、どうか安らかに眠ってね。

生きて、生きて、発信し続けなきゃ。

引きこもり続いてます

2021年04月07日 | 日記
コロナが始まってから、ひたすらに引きこもる毎日が続いております。打ち合わせもzoomだし、簡単な用事は全てメールでのやりとりだし、貴重な時間を移動時間などに割かれなくて便利なのはすっごく助かるのですが、逆にいつ息抜きしてよいか全くわからなくなってしまいました。以前は打ち合わせの帰りに市場調査がてら少しだけショッピングをしてみたり、本屋で専門書を見たりと、そんなことがちょうどいい息抜きになっていたのですが、今そのタイミングがうまく計れなくなってしまいました。
もともと出不精なのもあるのですが(最近はコロナのこともあるし)、外出すればそれだけ時間が割かれるし、だったら家で絵本を少しでも考える時間に使った方がよいなと思ったりしていると、なかなか外出できなくなってしまいました。
最近は特に日々ストレスが溜まっているのを実感。
そして、そろそろ限界だなぁと1年たった今ひしひしと感じています。
早くお外に行きたいよ〜
友達とお茶してなんでもない話をしたいよ〜
コロナ早く無くなんないかなぁ

おはようおばさん

2021年04月02日 | 日記
毎朝、娘を保育園に連れていくときに、近所のインターナショナルスクールに通う多国籍な子どもたちとすれ違います。そのなかで、私は子どもたちだけで通う小さな黒人の兄弟がずっと気になっておりました。彼らはよく見かける黒人の方々よりもさらに濃い肌の色をしており、それを気にしてか、または通行人にジロジロ見られるのが嫌なのか、常にフードを深々と被りずっと下を向いたまま、道の端っこを目立たないように登校しているのです。私は毎日それを見るたびに何とも言えない感情になりました。彼らに「大丈夫、君たちはとっても素敵だよ!」と伝えたいけれど、急にそんなこというと明らかに不審者だし、「いやいやそもそも肌の色なんか気にしてなかったら??別の理由でフードをかぶっているのかも」とか色々考えてるうちに自分でも訳がわからなくなってしまいました。でも、ずっと下を向いて歩く彼らに、自分が何かできないかしらと考えて考えて考えぬいた末に、私は「おはようおばさん」になることに決めました(笑)「おはようおばさん」とは、毎朝「おはよー」といって彼らに手を振るだけのおばさんです。毎朝笑顔で「おはよー」と声をかけることで、彼らの中に何か変化がおきないかしら?と私は考えました。その日から私は彼らに会うと「おはよー」と笑顔で手を振りました。彼らは最初ハトが豆鉄砲くらったような顔をして警戒していましたが、最近は徐々に慣れ始め、今日ついに彼らの方から先に手を振ってくれたのです!!私はものすごく嬉しくなって「おはよー!行ってらっしゃい!」と大きな声で叫んでしまいました(笑)
テレビでは黒人の人が白人警官に暴行されて亡くなったり、アメリカではアジア人の女性が黒人に暴行されたり、そんなニュースをよく目にするようになりました。
私はそんなニュースを見るたびに肌の色が違っても同じ人間なのになぁ‥なんて悲しくなります。少しずつでいいから、そんな偏見や差別がなくなる世界になればいいなぁ。
小さな彼らもいつかフードを脱いで、可愛らしい笑顔を見せてくれますように!
本日も彼らのおかげでとてもハッピーな1日になりました!


お話の主人公

2021年04月01日 | 日記
今度は女の子を主人公にしたお話を構想中です。
基本おじいさんを描くのが好きなんで、女の子はあんまり描いたことがないのですが
イイ感じの子にできればなぁなんて思ってます。

最近のブログは、書けるときに一気に書いて投稿するというワザ?を覚えたので、本日は3件目の投稿です。
ブログって大体1日1回とかじゃないのって??
いいんです、それで(笑) 

ご近所の花屋さん

2021年04月01日 | 日記
我が家ではいつも玄関にお花を少しだけ飾っているのですが、今日はいつもの花屋さんがあいておらず、「そういえば近所に、おじいさんがやっている小さなお花屋さんがあったな」と思い出し、早速行ってみることに。お花屋さんにつくと、いつものおじいさんではなく、可愛らしい帽子を被ったお婆さんがちょこんとレジのところに座っていました。
「あれ?おじいさんの奥さまかしら?」と思った私は、あんまりそのことには気にとめず、お花を注文。すると‥、
「ごめんなさい。ここのおじさんね、今おつかいに出てるのよ。なんでバラ売りのお花の値段、私じゃわからないのよ」と、おばあさん。
なんとそのおばあさんはお花屋さんの奥さまではなく、ただのご近所さんのようでした。仕方ないと諦めて私が帰ろうとすると、おばあさんはせっかくきたのに悪いと思ったのか、
「これね、ここのおじさんにいただいたお花。長持ちしてずっとキレイだから持ってて」とスターチスの花を私にくれたのでした。
お話を聞くと、おばあさんはちょくちょくお花屋さんのかわりに店番をする時があるようで、
「私ね、おじさんにいただいたお花があるときは、必ずお客さんにお渡しするようにしてるのよ、ふふふ」
と本当〜に可愛らしく話してくれました。私は一発でおばあさんのファンになり、また絶対このお花屋さんにこよう!と心に決めました。
(でもまたお花が買えないかもだけど 笑)
そんなこんなで本日は素敵なおばあさんとの出会いで、ものすごく素敵な1日になりました⭐︎
人を幸せにする力ってすごいなぁ⭐︎
私もそんな人でありたいなぁ〜。