・・・・・・・・・・・・・提案書・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2009月05日
都城ライオンズクラブ会長
大内 俊雄 様
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・都城ライオンズクラブ会員
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田中浩太郎
序 文:
都城LCは1961年2月23日に結成して2011年には50周年を迎える事になります。当
然、新たな50周年へ、つまり結成100年に向けて次の奉仕活動が始まります。その指針とな
るためにも都城LC結成50周年記念特別事業が今年度から次年度へ掛けて大きなテーマとなり
ます。その対策の為に先だって50周年特別委員会が設立されましたのは会員諸氏周知の事実で
す。
そこで改めて都城LC理事会へ議案として「下記の内容の事業」を特別事業に加える事を書類に
して提出します。
議案としての採決、もしくは審議事項として特別委員会で協議するか理事会の意向をゆだねます。
なお、本文は2009年12月2日に時の会長宛に提出されています。添付資料は同書を参照し
て下さい。
主 旨:
当クラブはスポンサークラブ宮崎ライオンズクラブのもと、1961年2月23日にチャーター
メンバー23名で結成されて認証式を1962年11月10日に終えました。あれから幾星霜が
過ぎて2011年2月には結成50周年を迎えることになります。つまり現時点は2年半後に向
けて何らかの結成50周年記念事業を企画すべき時期が到来と考えます。以下、順を追って説明
します。
事 業:
1.ラオス・シェンクワン県サンクソッド村に小学校校舎他備品等を寄贈。
2.都城市内小学校とサンクソッド小学校との姉妹校締結
3.その他。
資 金:
1.都城ライオンズクラブ結成50周年事業特別基金
2.LCIF援助交付金(記念事業1.ラオスシェンクワン県サンクソッド村小学校校舎等寄贈
金額の半額を該当)
方 法:
1.委員長、副委員長および委員数名で構成される50周年記念事業特別委員会を結成して、記
念事業および資金源等の企画立案して理事会および全会員の了承を得て事業の推進役となり
ます。
2.校舎建設に当たっては特別委員会および会員を中心とした現地調査団を結成して現地確認、
シェンクワン県教育委員会と小学校校舎建築についてどのような方法をとるか協議して、最
善の方法を選択します。しかる後に現地業者および作業日程等の確認を行います。
助言者として長野篠ノ井LCやアジア教育友好協会(AEFA)その他LCを考慮に入れ
ます。
経 緯:
①:当クラブは7年前より都城高専留学生との交流会を例会に取り入れ、留学生との親睦を深め
てきました。留学生は東南アジア諸国、モンゴル、ブラジル等世界各地からこの都城市に勉
学に参集しています。彼らの多くは高専卒業後も日本各地の大学へ編入入学して進学の道を
選んでいます。ラオスのニャルー・トアモア君も進学組の一人で、九州工業大学電気工学科
の道を選びました。彼の三年ぶりの帰国に伴い、ラオスと都城ライオンズクラブと交流を深
める発端はないか尋ねてみました。
②:10日ほどしてラオス・シェンクワン県サンクソッド村に小学校校舎等を寄贈してほしいと
の申し出がシェンクワン県教育委員会委員長ソムチャイ・モアバンヤー氏より今年3月10
日付文書でありました。ラオスに関する情報を持ち合わせていませんので、現地調査におも
むくことにしました。同行者を募りますとL大内俊雄の申し出があり、8月6日福岡市へ向
かい翌7日にラオス首都ビエンチャン市へ向かいました。8日から10日までシェンクワン
県県庁所在地ポーサワン市を基点にして九日には県教育委員会委員長に面会、同じく現地サ
ンクソッド村を訪問して村の現状を視察しました。
③:次に10月10日に東京都港区芝のNPO法人アジア教育友好協会を訪問して谷川理事長他
事務局長副事務局長2名とお会いしてラオスの状況をお尋ねしました。当法人はラオスに1
5校小学校を寄贈されています。我がクラブが本事業を推進するにあたりさまざまな助言を
いただくNPO法人と理解しました。(参照:http://www.nippon-aefa.org/Recruit2/)
④:最後は11月05日に長野県長野篠ノ井ライオンズクラブを訪問しました。当日の午前中に
高橋均会長始め4名の会員と昼食を挟んだ約2時間の意見交換を行いました。今年、長野篠
ノ井ライオンズクラブは結成40周年記念事業の一つに「ラオス・トンコー村に諸学校寄贈」
をされています。(参照:http://websv.nagazei.jp/lc-shinonoi/)
現地情報(2008.3.30)
1.サンクソッド村の人口と位置
サンクソッド村はラオス国シェンクワン県の北西部に位置して、国道7号線より約11キ
ロ北へ入った山中にあり周囲は森林に囲まれた小さな盆地にあります。村へ通じる道路は
未舗装幅5m前後の山道でつながっています。県庁所在地ポーンサワン市より車で約2時
間の距離にあります。人口は586人(女290人)、家屋数64軒で75家族です。(モ
ン族48軒56家族、ラオルーム族16軒19家族)。
小学生は1年生から5年生まで全員137人(女61人)
①小学校準備クラス・37人(女20人)
②小学1年生・・・・47人(女19人)
③小学2年生・・・・19人(女8人)
④小学3年生・・・・11人(女6人)
⑤小学4年生・・・・・7人(女2人)
⑥小学5年生・・・・16人(女6人)
⑦教師・・・・・・・・3名
2.小学校の現状
小学校は二教室からなる暫定木造校舎一棟と仏教寺院施設借用一教室から構成されており、
午前と午後の二部制で授業が行われています。
(添付写真参照)
3.要望内容
・標準小学校校舎1棟5教室(35m×8m)、トイレ1棟2室
・机椅子75組、黒板5枚
・予算総額430,945,000kip(4,857,986円:2008.11.18現在)
4.申込人
シェンクワン県教育委員会委員長
ソムチャイ・モアンバンヤー氏
TEL 856-20-597-6678
5.校庭配置図
(別紙参照)
参考資料(前回提出提案書参照)
1.現地写真
①:シェンクワン県教育委員会委員長・サンクソッド小学校、同村長、子供、村 5枚
②:NPO法人アジア教育友好協会理事長、事務局長、副事務局長 1枚
③:長野篠ノ井ライオンズクラブ役員諸氏 1枚
2.サンクソッド村関係資料 3枚
3.LCIF支援交付金申請書 7枚
4.ラオスにおける学校建設事業の概要と今後の展望 2枚
5.ラオス:トンコー小学校プロジェクト企画案 2枚
6.長野篠ノ井ライオンズクラブ結成40周年記念冊子 1部
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上
現地の村長と伴に、この後自宅に招かれて焼酎の祖父ラオ酒で歓迎を受けました
村落の光景、モン族とラオヤーム族が距離を挟んで集落を形成しています
集落の子どもたち、訪問時にはトランク一杯の子供着物を持参しましょう
現存の校舎は二部教室、五教室と一職員室と二トイレと机椅子黒板を求めてます
荒れた教室内部に呆然としました。教育は何を目指すか?語り合う時が必要です
左の赤い校舎がイオングループ、右の白い校舎が日本政府と、それぞれが寄贈した校舎