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「バイメタル式」温度計とは?

2013-05-31 16:29:00 | 計量器専門店 はかりの三和屋


計量士がおすすめする計量器の通販サイト はかりの三和屋

こんにちは。
はかりの三和屋、奥田です。

みなさんは「バイメタル温度計」をご存知ですか?
バイメタルとは、温度計の仕組みのことらしいのです。
本日は「バイメタル式」とはどういうことなのか、調べてみました。

当店の商品を「バイメタル」で検索したところ、5点の温度計が出ます。
共通しているのは、目盛版の後ろに細長い筒が付いている点。
この形状は、仕組みに関係しているのでしょうか?

「バイメタル」とは、熱膨張率の異なる2枚の金属を貼り合わせたもの。
つまり熱で「よく伸びる素材」と「あまり伸びない素材」を貼り付けます。
これを加熱すると、「伸びない素材」の方へ湾曲するのです。
このようなバイメタルの性質を利用したもののひとつが、温度計。

バイメタル式の温度計では、
バイメタルを細長くらせん状に巻いています。
(TDKさんのマガジンで分かりやすく図解されていました)

膨張率の差により、温度が上がれば上がるほど、
伸びたらせんはぐるぐると回ります。
このらせん状のバイメタルを指針と関連付けておけば、
温度計の指針は目盛版の上で回るということでした。
wikipediaで、実際に巻いたバイメタルを
加熱している様子を見ることができます。(こちら)

この原理は、温度計の他に
サーモスタットなどにも利用されています。

と、いうことで、目盛版に付いている細長い筒は、
バイメタルを内蔵した感知部でした。
もちろん、バイメタルはらせん状以外でも使えますので、
必ずしもあのような形状とは限らないようです。

熱膨張率の差を利用した「バイメタル」、
そしてこの温度計への利用を考案した人は偉大ですね。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

≪バイメタル式温度計の例≫

バイメタル地温計 佐藤計量器

寸胴鍋用バイメタル温度計 BM-R-75 佐藤計量器


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