彼岸花咲きだすとね

　　　　　　　奈良の棚田を

　　　　　　　　　　　きもちいい風　感じながら

　　　　　　　　　　　　　あなたと　歩きたいなぁ。

　　　　　　　　　　　希望は　ないとね

　　　　　　　　　　　　　わらえなくなるもんね

　　　　　　　

　　　　　　　　　きのうね

　　　　　　　　　　　日曜日の墓前礼拝のまえに

　　　　　　　　　母と　お墓の　お掃除に行ってきたん

　　　　　　　　　　　まぁ　ほぼ草刈り

　　　　　　　　　　夏をこえるとね

　　　　　　　　　　　　　草は　力あるんだ

　　　　　　　　　　終わったとき

　　　　　　　　　　　見上げた空

　　　　　　　　　　　　　　　きれいやった

　　　　　　　　　　　　こんな　ふつうのようで

　　　　　　　　　　　　　　　　とくべつな時間

　　　　　　　　　　　　お墓に　いろいろハーブ

　　　　　　　　　　　　　　原種のチューリップ

　　　　　　　　　　　　　　　　シランもいれてて

　　　　　　　　　　　　　　　ちょうど　萩の花

　　　　　　　　　　　　　　　　　　きれいに咲いてた

　　　　　　　　　　きっと　このお墓にはいってる人は

　　　　　　　　　　　にっこり　笑ってくれてる気がするの

　　　　　　　　　　　ゆっくり　ゆっくり

　　　　　　　　　　　　　　めげない　めげない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　深呼吸して　

　　　　　　　　　　　　　にっこり　わらえるように

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

こころ ひかれる詩

　　　

　　　　　　　　　　　もっと　ふまれても　ぬかれても

　　　　　　　　　　　　　　力づよい緑の草を庭で

　　　　　　　　　　　　　　　　　さがしてみたんだけど

　　　　　　　　　　　　　うちの庭の草は

　　　　　　　　　　　　　　　　　たおやかで

　　　　　　　　　　　　　それでも　つよそうだったから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いいことにしたの

　　　　　　　　　高見順という詩人の書いた

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　「われは草なり」

　　　　　　　　　　　われは草なり　伸びんとす

　　　　　　　　　　　伸びられるとき　伸びんとす

　　　　　　　　　　　伸びられぬ日は　伸びぬなり

　　　　　　　　　　　伸びられる日は　伸びるなり

　　　　　　　　　　　われは草なり　緑なり

　　　　　　　　　　　全身すべて　緑なり

　　　　　　　　　　　毎年かはらず　緑なり

　　　　　　　　　　　緑のおのれに　あきぬなり

　　　　　　　　　　　わらは草なり　緑なり

　　　　　　　　　　　緑の深きを　願ふなり

　　　　　　　　　　　ああ生きる日の　美しき

　　　　　　　　　　　ああ生きる日の楽しさよ

　　　　　　　　　　　わらは草なり　生きんとす

　　　　　　　　　　　草のいのちを　生きんとす

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　詩人は　わたしは　草だと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　うたっている

　　　　　　　　　　　　　　　草として　かっこつけず

　　　　　　　　　　　　　　　　伸びられない日は　伸びず

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうよね

　　　　　　　　　　　　　　　　　むりな日も　自分を認める

　　　　　　　　　　　　　　　伸びれるときは　う～～～って

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伸びる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　全身すべて緑なり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎年かはらず　緑なり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここも　すき

　　　　　　　　　　　　　　　変わらず緑なじぶんのことを

　　　　　　　　　　　　　　　　　　あきることなく

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すきでいる

　　　　　　　　　　　　　　そして　あたえていただいた

　　　　　　　　　　　　　　　　生きてる時間を

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いとおしむ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんか　いいな

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

秋のくうきにかわったね

　　　

　　　　　ことしも　彼岸花あがってきたよ

　　　　　　　　　　りくつじゃないな

　　　　

　　　　　　　　　がんばったら　あなたに

　　　　　　　　　　　　　　　　ちかづけるんかなぁ

　　　　　　　　　　　　　つよくなったら

　　　　　　　　　　　　　　　　わらえるんかな

　　　　　　　　　　　がんばっても

　　　　　　　　　　　　　　おもってても

　　　　　　　　　　　　　　とおくなってるようで

　　　　　　　　　　　　　みえなくって

　　　　　　　　　　　　　　　　　泣けてしまう

　　　　　　　　　　

雨ふりになったね

　　　　このこが　わかるかた

　　　　　　いてたら　すごいなぁ

　　　　　　　　

　　　　　　　　もう何年も前

　　　　　　　　　あたしが　仕事やめるときに　

　　　　　　　　　事務所のうらに　捨てられてて

　　　　　　　　　　　　つれてかえってきたこ

　　　　　　　　　　　　　　　元気にしてるの

　　　　　　　　　　新芽もでて

　　　　　　　　　　　　ふたつに　なりました

　　　　　　　　　　なんだか　なぜだか

　　　　　　　　　　　　だいじなもんってある

　　　　　　　　　　　説明できないかんじ

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　だめそうでも　あきらめない

　　　　　　　　　　あえたら　いいなぁ　　　

　　　　　　　　　　　って　ふわんて　おもって

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ねむろう　　

さき 見えないときってね

　　　　

　　　　　　　　　言い換えれば

　　　　　　　　　　　可能性は　いくらでも　ありうる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　って

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　さきが　みえない

　　　　　　　　　　　　見えないもの　信じるって

　　　　　　　　　　こころ　ゆれてしまうことも　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おおいんよね

　　　　　　　　　　　　　おちこんでいくことも

　　　　　　　　　　　　　　　　　くるしくなることもね

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　それでも　みえないものの　大事さ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感じるね

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　むずかしいことでは　あるけど

　　　　　　　　　　　　こころを　さわがさないで

　　　　　　　　　　　　　　いま　じぶんが　できることを

　　　　　　　　　　　　　　　にっこり　わらってできたら

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はなまるね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　あなたを　しんじて