あるいて 10分くらいのとこ
10月から あいてたんだって
すてきな おみせだった
ちいさな おみせで くらいめの照明
お店の人も すてきな かわいい女の人だった
ちょっとフランス色のお花たち
つつんでもらってるあいだ
お花の高さまで ひく～くなって ながめてみた
そんななかで はっきり原色の アネモネ
あかと しろと むらさき
あたしは あかとむらさきを 1本づつ えらんだ
このまえのしごとばで
だいじにしてもらった女の人の お誕生日だったの
なかなか かわいいプレゼントでしょ
あたしがほしいプレゼントだけどね
はいって すぐ アネモネと めがあってね。
アネモネに あえると そりゃうれしくなる
おはなのしごとしたいな
あきらめないことが だいじよね
あいたいひとにも あいたくなる
あきらめないことが だいじよね
うごかなきゃ まえにすすめへん。って
うれしくなるような ツバキ みれたよ
ふゆと はると どっちも かんじれて すてき。
きせきを おこすには あきらめへんこと
ちいさいことからでも うごくこと
じぶんに いいきかせてるんよ
うちの庭も 春が くるよ。って いろんなとこで
芽がでて つぼみが あがってるんよ
ことしも アネモネ きっと さくよ
いつも みてるわけではないけど
ときどきみる 美の巨人たち
フェルメールの手紙をかく女だった
この時代 恋文を書くのが はやったんやって
そっかぁ。って おもいながら 小林薫の声 きいてた
すきなひとの 書いた字をみるのって いいよなぁ。
あえないときにも すぐに かえってくるメールは
ちかくに いてるみたいで そりゃすごいけど
すきなひとを おもって ゆっくり書く手紙って いいなぁ。
そうかんがえたら
こえを きける でんわって すごいなぁ。って
あたしは どんどん じぶんの世界で ぼ～っと
ちがう方向に きもちいってた
いつの時代のひとよね
あいたいひとに あえる。
かおを みれるって
なにより しあわせ。って おもう
不安なことが いっぱいでも
あいたいひとに あえたら だいぶ とんじゃうきがするん
なんとなく あめふりも やわらかいかんじがするね
さっき 母の手のつめ つめきりで あたしが きった
てもとが みえにくいから。きって。って いわれてね
おふろあがり よるに きるときはね
ねこのつめ。って おまじないを となえて おくんよ。って
あいかわらず のんきなこと いってくれる
けっこう きれいに きれたよ
よろこんでもらえた
ピンクのきらきらのマニキュア ぬりたくなった。
なんて たのしそうに はなしてる母 みてたら
こっちまで わらっちゃうん
あたしより 女子力 高いよな～ なんて おもっちゃう
春さがししたくなるなぁ
ゆっくり ふんわり
おべんとうもって 遠足にいきたいな
へたくそな うぐいすの うたの練習 ききたいな
なんて ゆめみたいなこと おもってたら
ふわんて ねむれるかな
あめのおと ききながら
