美雨日記

美雨・19歳と妻子有彼氏・おっさん(通称・ダー)・43歳との愛憎の日々と、他数名の間男達との徒然なる記録。

青春の影

2005-11-28 00:00:00 | Weblog
先日の京都旅行でダーの車で聞いて以来、ずっと『青春の影』という曲が耳に残って離れない美雨である。

ダーとのラブラブモードも束の間、近頃の美雨はいつもイライラしてて不細工なのである。
仕事で嫌なこと三昧なのが一番の理由だけど、家に帰ったってくつろげないし、ダーにも意味なく腹立つし、何もかもにイライライライラ

唯一私の心を癒してくれるのが、プリンス・推定24歳。
プリンスのことはダーを好きになる前、少し気になっており、この職場で唯一美雨が一目惚れした男。
プリンスは先日お話して以来、毎日心遣いしてくれたり優しくしてくれ、笑顔で挨拶してくれるなどなかなか好印象。
でもそれを見たダーがね…ダーが32歳の巨漢の独身おばさんと話していただけで、「浮気!!」とブチ切れた私に、ダーは「おまえのしていることはなんだ?」

更に、仲良しのMさん・29歳・千秋似が「●ちゃん(ダーのニックネーム)てシャツとかスーツとかいつもめっちゃキレイにアイロンあたってるよね~。いい奥さんもらってんのね~」と言ってて、美雨はその場では「そうっすね~」といつものように返事したけど、気が気じゃなかった。

ダーのシャツにアイロンあてる奥さんがいて、そのシャツを着たダーに抱き締められる美雨がいて、その腕でダーは奥さんも抱き締めていて。
結局、ダーに家庭がある限り、私たちの築いているものなんて虚構にすぎないのだ。
だからって今以上にダーを必要だとも思わない。


帰りのバスで綾瀬に会い、癒され、地元の満天の星空を見上げていたら無性に泣けた。
くすんだ大阪の空と空気に、これ以上染まりたくないと思った。

京都日帰り旅行記

2005-11-18 00:00:00 | Weblog
近頃、ダーが美雨を束縛気味だったので、正直うんざりしていたのだけれど、今日は気持ちを入れ替えて、京都旅行へ
9時に待ち合わせだったのに、30分遅刻し、ダーを待たせちゃったけど、笑って許してくれたので良し

ダーの車でいざ京都へ
「会い」ってやっぱり大切だよね。
メールや電話じゃ萎え萎えだったけど、会ってこうして話していると話すことは尽きないし、楽しいし、愛しい。

目的地、金閣寺へ到着。
金閣寺、米・ブッシュ大統領が訪れて騒がれているけれど、美雨は9月から行きたいと言っていた。
三島由紀夫の【金閣寺】に影響されて…
紅葉のキレイな道を歩いて、感慨に耽る。
ダーは「俺情緒とか苦手なんだよなぁ」
つまらない男である。私は由紀夫と来たかったよ
金閣寺は遠くから見ると荘厳で綺麗なんだけれど、近くで見ると意外に造り荒くてなんだか物哀しかった。私も由紀夫と同意見かも…と、また他の男に想いを馳せる美雨・笑
お参りもきちんとした。ダー・44歳、信心というものがまったくないらしく、お参りの仕方も知らないので、日本人としてきちんと教えてあげた。
帰途、ダーが団子屋を見つけ(この男食べることに関しては目敏いの)「朝飯食おう」と強引に拉致られる。
黒胡麻団子を食す。
美雨はお茶飲んだけど、ダーなんかおしるこ飲んでるし…
甘いものと甘いものってどうなの?
面白いから、持参した【チェキ】で激写してあげた

続いてダーの提案で嵐山へ。
でも着くなり、駐車場が満車だったので断念

近くにダーが昔住んでた所があり、ダーが「中学校見に行ってもいい?」と聞く。
美雨も快諾。
中学校→塾→塾の先生の家→昔住んでた家→商店街→小学校→友達の家を巡り、
ダーの思い出話をずっとたくさん聞いた。
ダーはまるで当時に還ったかのような、やんちゃないい顔をしていた。
ダーとの25歳の年の差も、一緒に過ごすことのできない過去も変えることはできないけれど、こうして追憶の傍らで、過去に寄り添うことはできるんだよね…
これからもこんな時間を過ごせたらいいなと思う。

で、やはりこの人の脳みそは「食」が大部分を占めているよう。
「ダーの食べたいものでいいよ」と言ってあげると
「ラーメン食いたい」と言うので、京都まで来てなぜかラーメン。
ほんとに風情のない男である。
美雨はラーメン、ダーは餃子定食(ラーメン、餃子、ご飯よ~・恐)を注文。
汚いカウンターで肩をくっつけて仲良く食べる。
好きな人とあったかいもの食べてると、なんでこんなに幸せな気持ちになるのかなぁ…子供に還ったみたいに、純粋にほくほくと幸せで、なんだか無性に泣きたくなった。目に涙が滲んできて、ダーに解らないように上を向いた。
ダーに無理矢理餃子を食べさせられ、ふとこの人といると、焼肉やらニンニクやら生物やら臭いのするものばかり食べさせられるなぁと思う。
他の男とのデートではありえないわ…

更に、映画村へ。
勿論、ダーが行きたがったに決まっている。
ダー「美雨32歳には見えるし(見えない。25~27歳はよく言われるけど)俺は37」歳くらいにしか見えないって言われるよ」「だから手繋いでも?」
それからずっと手を繋いでいた。
美雨は極度の冷え性。ダーと手を繋いでいると、ダーはツボ押ししたり、指マッサージしてくれたりするので、血行が良くなるん
昔の時代劇の展示物など見て、男は終始大興奮
でもほんとにダーの昔話聞くのが好きなので少しも嫌じゃないのよね…
しょうもないアトラクションばかりなんだけど、なぜかふたりともずっと笑い転げていた。

日も暮れてきたので、大阪へ戻る。
まだ5時すぎだというのに、男はまた飯のことを考えている。
は、早くない??

ダーが気になっているという回転鮨に決定。
6時前だっていうのにもう晩御飯。
ここの鮨、回ってるくせに、一皿500~860円なの
ダーはまたがっつり食っていた。ビールもゴクゴク
ダーに鮨の食べ方を教わったり(男って教えたがりの、自分の色に染めたがりだからね)して楽しく過ごす。
ダーとは何をしても楽しいし、食べ物の嗜好も合うなぁと思う。

鮨屋を後にし、大阪市内をぐるぐるドライブ
手を繋いで、
ダーは「大好きだよ」と言い「美雨は?」
即答で「ダイキライ」と言う。
「なんで嫌いな男と一日一緒にいるんだよ~」と、ダーは少しすねていた。
それからは時折運転操作のため離していた手を離さず強く握っていたのは言うまでもなく…(危ないね)
嬉しかったので「もういっかい言ってみ~」とダーの手や腕や頬をつまんだり、ひっぱったり、ひねきったりしていると(ダーMだからこういうの喜ぶの)
「一回しか言わない。何度も言ったら嘘臭いだろ。本気だから一回しか言わない」と真顔で言う。
…ずるいよ。
嬉しいけど、切ないよ。
あんなに軽かったダーがここまで本気になるとは思いもしなかった…

ダーの手からダーの体温を感じていると、幸せってこういうこと?と思えて泣きたくなる。
明日、明後日はこんなふうに一緒にいられなくても、またいつか今日のような日があればいいのにと想いねがう。

別れ際はいつも離れがたい。
ダーは変な手品?(手首をきつく掴んでもう片方の手で掌の真中あたりを摘むと浮くような感覚に陥るというもの)をして、美雨の手を離さないし、美雨は美雨で帰りたくないと思う。電車3本見送って、それでもちゃんと帰ったけれど。

電車の中で、さっきまでダーが握り締めていた右手首が痛んだ。
でもなぜか嫌じゃない。
実は、美雨がMでダーがS???
変になるのが恋なのかもしれないね。
あらぬ方向へ覚醒していく美雨である。

真夜中にしか会えない

2005-11-08 00:00:00 | Weblog
ベアーに突然「俺と結婚して、俺の子供を産んでくれ」とプロポーズされ、勿論断ったけど、弱りきった美雨はたまらずダーにメール。
「今日は出勤してる?」
「今どこにいる?」とダー。
「少しでも会いたい」とレスすると、
「いいよ」とダー。

数分後、仕事が終わったダーから電話。
お互いに歩いて行って、中間地点で会うことに。
ミナミの人混みの中、ダーの姿を探しながら早足で歩く。
向かいから歩いてくる見慣れた中年男を見つけ、思わず今日初めての笑顔が零れた。

駅近くの居酒屋へ。
個室でなかなかいい雰囲気。
お互いビールを注ぎ合い、乾杯。
ダーは今日もいい食いっぷり。
少し話を聞いてもらい、ダーにはいつも「笑っていなさい」と言われているので、「こんなことは忘れて笑うよ」と言うと、ダーは「無理して笑うなよ。俺の前で頑張らなくていいから」と頭を撫でてくれた。
そんな風に優しくしないでほしい。
でも優しくされると嬉しい。

ダーの手相を見てあげると、両手とも美雨のと驚くほど似ている。
こういうことってほんとにあるんだね。
恐いね。

精神不安定のあまり、ごはんは蛸ワサビと馬刺し(両方なまものだね)しか食べず、ビールをハイペースで飲んだので気持ち悪くなり、個室なのをいいことに寝転んでいた。
うとうとしていると、ダーのキスで目が覚めた。
ここが飲食店だということも忘れて、何度もキスをした。

手を繋いで店を出て、駅へ。
一緒に電車に乗って、タクシーに乗って、ダーのマンション前へ。
改めて見ると(前に一度来たときは泥酔に近かったので覚えてない)いかにも高級住宅地。
ダーの車に乗せられ、送ってくれるのかと思いきや、公園の駐車場で車を止められ「時間いい?」と聞かれる。
もう日にちだって変わっているし、いいわけないんだけど、拒むはずがない。
愛する人とは少しでも長く一緒にいたいじゃない…

ダーと過ごすこの夜が明けなければいいのにと、本気で思った。
ダーの腕の中で、ダーの胸に顔をうずめて、ダーの心臓の音を聞いて…確かに私が愛してるのはこの人なんだと思う。

「ダーと同い年くらいで出会いたかった。同じ青春時代を過ごして一緒に年をとっていくような生き方をしたかったよ」
「俺も」
ダーはきつくきつく痛いほど強く抱き締めてくれた。美雨も精一杯の力で抱き締めた。

ダーが呟くように「人生なんて一度しかない。だから好きなように俺は生きる。…でも、生まれ変わりってあるのかな。…生まれ変わったら…」
それっきり何も言わず、美雨の髪に顔をうずめている。
美雨はダーの髪を撫でながら、想った。
輪廻転生。
生まれ変わっても、ダーのこと必ず見つけるよ。
ダーのこと必ず愛するから。

苦しいのは、切ないのは美雨だけじゃない。
ダーはもっと多くのものを背負い込んで、抱え込んで、もがいているのだ。
今日初めてわかったの。
こんなに苦しい気持ちにさせてごめんね。

深夜2時過ぎようやく帰途に着く。
ダーは言う。「美雨が終わりにしようと言うまで終わらないから。俺からは終われない」
この恋を終わらせるのは私にしかできないんだね。

短いキスをされて、美雨から初めて抱きついてみると、長い長いキスをされた。
美雨が家に入るまで見送ってくれた。
鍵を閉めると、ダーの車が去って行く音が聞こえ、思わず涙が溢れてきた。
その夜、一睡もできなかったのは言うまでもない。

お久しぶりです

2005-11-04 13:00:52 | Weblog
19日ぶりにブログに戻って参りました
風ちゃん、コメントありがとう


一日が24時間じゃ足りないってくらい、大変だったのよ
要約すると、
トキコの迫真の演技に感動、綾瀬・風ちゃんと小悪魔談義→ベアーにお断りした→ポMにダー(おっさん)の存在がばれた→ポM告白のち玉砕→ポMストーカー化→ダーと飲んだくれる→ポM、最後の悪あがきのち国外退去→トキコ・綾瀬と駄犬見物に行くはずが、親と大モメで行けずじまい→係長・38歳・職場の父に励まされ、生き返る→トキコ・ワッキーちゃん・萌えと遊ぶ→ポMからオーストラリアからのメール(壊れた内容)有り→トキコ・綾瀬初来店・嬉泣→ダーとデート→トキコと物件探し→新規の男・32歳ゲット→ベアーと渋々デート(1時間でお開き)→ベアーが壊れ、ストーカー化?→ダーにSOS

いかがでしょう?
これじゃ、ブログ書く時間もないはずだ…

でも、ダーとはお陰様で順調です
ダーも、最近10円大の禿げができたり(まだ本人は気付いてないし、告知する気もありません)、皺が増えたり、お腹周りに肉付いてきたり、付き合い始めた頃より、老化は確実に進行していますが…
でも、そんなダーでも、愛しいの
ダーあと3日で、またひとつ年をとります(44歳・いやん)

今月中旬、京都日帰旅行してきます

時間があれば、この19日間の濃厚修羅場デイズの日記を少しずつでも、綴っていきたいです