好き

ダーリンは今日もドン小西やピーコに見つかったら激しく叱責されそうなファッションでした。
でも美雨は気にしない。
木曜日の夜にデートしてから、なんだか出逢った頃のような雰囲気。
微笑み合ったりしちゃってさ～
柄にもないかしら？・笑
でも水曜日の夜はちょっと修羅場っていうか美雨がダーの愛情を信じられなくなって、ヨウに泣きながら電話したりしてたんだけどね。
木曜日も別れるつもりで会ったのに、いきつけの居酒屋でご飯食べてたら、ほくほくとまたダーの愛情を再確認できた…
その後は一緒に電車に乗ってタクシーに乗って、ダーの車に乗り換えて、いつもの公園の駐車場にて車内で愛し合いました。
生まれて初めてイッてしまいました。

ご飯食べてるときにダーが言ったこと『美雨は頭が良くてしっかりしてるって俺は思ってるよ。こんなに頼りがいのある人を俺は手放す気がない。ずっと傍にいて、支えて』
ダーに内面を褒められたのは初めてじゃないかと思った。支えてなんて、情けないかもしれないけど、あたしは嬉しかった。

ヨウをまた傷付けてしまったけど…
あたしが好きなのはヨウじゃなくてダーなの。

恋の再燃

今日のダーは昨日買ったばっかりのおにゅーの服だった。
でもそれがなんか変なの↓
水色に白のストライプのジャケット、白地にストライプのボタンダウンシャツ、紺のスラックス、明るい茶色の紐付き革靴。
なんだかな…
あたしはグレーのスーツが好き。
白シャツに青系か緑系のネクタイを締めて、ベルト・靴・靴下は黒のコーディネートが一番好き。細かい？うふ。

そんなダーリンと今日はなんだかラブラブでした。
仕事もいっぱい手伝って貰ったし、二人っきりにもよくなりました・笑。 ダーはなんでか理由はわからんが、制服姿の美雨を見てるだけでお勃ちになられるようで…美雨も理由はうすうすわかってるけど。
美雨出っ尻なのね。
制服タイトスカートだからさ、目につくんだよね、きっと
コス喫茶のオーナー・ドンゴン（チャン・ドンゴンに似てるの）にもチャイナドレス着たとき「おまえの尻はそそるな～天下とれるぞ（何の？）乳とクビレも芸術品だけど、何よりその尻だよ！」って言われたし。
美雨の天下尻・笑にあれ
をすりすりしてくるダー。
アホやなって思うし、誰か来ないかひやひやするけど、男は無邪気で単純で可愛いなと思う。
ダーといる時間が長いと、愛しさが増していく。
よかった、あたしにまだダーへの気持ちが強くあって。
でもね、ヨウのこと思い出さない日はないよ…例えダーといるときでさえも。

追憶旅行

ダーと旅行へ行くという話をヨウにしてた。
延ばし延ばしになってることも…
ヨウにふいに聞かれた「美雨が今一番行きたいとこは？今までで一番楽しかったとこは？」
ダーはそんなこと聞かない。
自分で勝手に決める。
そんな強引さも好きだけど…優しい男に女は弱い。
美雨は、8歳の頃家族旅行したところを挙げた。
「一番楽しかったし、だから一番行きたいんかな…」と呟くと、「じゃあ行こう。二人で」とヨウ。
間を置いて頷く美雨。
一泊でこの夏その海に出掛けることにした。
ヨウとなら楽しいと思う。
そして同じ部屋に泊まるということは…ヨウとはもう何があってもいいと思う。
ただ、絶対にダーを捨てきれないあたしを想い続けるヨウが、あたしを抱いて、今まで以上に片思いに苦しむなら悪いなと思う。
ヨウは付け加えるように「美雨は直前になって、ダーさんに悪いから行かないとか言い出しそうやけど、それでもいいよ」
そんなセリフ言わせてごめんね。
絶対行くよ。
あなたとの約束は必ず守るから。

探偵による追跡

ダーは大学生時代、探偵のバイトをしてた。
特技は浮気調査・尾行。変な人だよね。
で、そんなダー探偵は只今ハニーの身辺追跡調査に精を出しているご様子。
美雨、5月中頃からコスプレパンチラ喫茶でバイトしてんの。
そこの副オーナー・ヨウといい感じなの。
曜日を固定してバイトしてるため、ダーとはその曜日には会わないし、メールも滞りがち、電話にも出れない。
それを察したダーは先週からメール魔になっている。
今日も朝もはよから「おはよう！今から仕事に行ってきます。今日は雨だから美雨は一日家にいるのかな？」とダー。
下手に嘘つくと失敗しそうなので、「おはよう。うん、一日家にいるよ」とレス。
「ならよかった」とダー即レス。
昼間仕事中も何度も何度も「今何してる？家にいるんだよね？」と確認してくる。
えぇい、うるさい！とホステス部屋（待合室みたいなもん）で噴火しそうになるあたしをなだめるヨウ…
夕方になり「近々会いたい。以下の日の夜は空いてるかな？」とダー。
指定してきた日は全部バイトの日ですやん！！
もう無理、
ギブアップ。
レスできねぇよ…とやさぐれる美雨を励ますS姉さんとMちゃんは「ミウちゃんの彼氏ちょっと変だよ！次行こ！次！」「いい男紹介しますって！若いのんいっときましょー」
そ、そうかも？
ヨウは「ミウ、来週休むか？曜日変える？」と気遣い。
ダーのために店に迷惑掛けられないよ、と遠慮しておく。
と言うか、ダーだって仕事中なの。
こんなメールばっかりしてて仕事がはかどるばずもない、はかどらなくていいはずもない。
あたしに惚れてほしいけど、溺れてほしくはないのよ…
彼には守るべき地位や家庭や大切なものがたくさんあるから。
それを捨ててあたしのところへ来るようなロクデナシならあたしはダーを捨てるだろう…
当分この私立探偵との戦いは続きそうである…

どこからが浮気？本気？

ヨウに呑みに誘われている。
実は少し前から言われていてやんわりはぐらかしていた。
美雨、大酒呑みで酒癖も悪いし、ダーとの初デートもぐでんぐでんでしたから・笑。
でも、最近ヨウとなら呑みに行ってもいいかなぁって思う。
会社の飲み会はさておき、デートではNとのデートで白ワイン一杯（ジュースみたいで全然酔えなかった）のみでそれ以外はダーとだけ。
ダーは美雨が他の男と呑むとマジギレします…
相手の嫌がることをするのは浮気なんでしょうか？
それともヨウに…？
いや、それはなさそう、かな。

ダーさんの影でいいよ

昨日ダーと電話で話したけど、嬉しかったのに切った途端めっちゃ寂しくなった。
ヨウに言われたんだけど「万が一美雨が彼氏の子を妊娠して、彼氏が離婚してくれなくてそれでも美雨が一人でもその子を産みたかったら、そのときは俺が美雨を嫁にもらうよ。子供も俺の子として育てる。一回結婚には失敗してるから、何があっても受け入れられる気持ちは持ててるし、二人養う金くらいならちゃんとあるから」
まず絶対にダーとの子は作っちゃいけないんですけどね。
まず避妊が基本ですね！
ここまで言われると美雨だって揺らぐ。
そう言われたとき、ヨウの胸に飛び込みたかった。
ヨウの前で泣きたかった。
ヨウの彼女になりたかった。
でもそれ以上にあたしはダーを捨てられない…
ダーを愛してるから。

ヨウは「美雨にとって俺の存在がダーさんの影でもいいよ」と言う。
ダーにとって美雨はきっと奥さんの影なんだね。
今はどうすればいいのかよく解らない。

ヨウの言葉

美雨とダーが修羅場だったとき『美雨がもしこの先、本当に一人ぼっちになってしまったら、その時は俺が美雨の事を守るから』
美雨が悩んでたとき『つらい事とかあったらいつでも相談にのるからね』 『美雨のような彼女がいてダーさんがうらやましいな』
二人で会う前日『明日は美雨に逢えるから嬉しい』

ヨウにあたしは気の効いたことひとつ言えないけど、あたしにとってもヨウは大切な存在だよ。

こんな女ってどうなの？

美雨はダー一人一筋に愛そうとするといつも上手くいかない。
ちょっと前までも実にそうだった。
今は擬似恋愛友達ヨウがいるせいか、小悪魔ぶりも復活☆
職場でほったらかしてたM男同僚A係長、Y係長、T主任、Tさん、りゅーちゃん、あのベアーまでもが、以前にも増してなついてるし！！
美雨ってこういう女なの…
男癖と酒癖は悪めなの☆（自慢にゃなんないね）

ダーには愛しすぎて深みにはまると苦しい。
でもダーがいないのはもっと寂しい。

そして自分の中の新たな気持ちにも気付いてしまった…
ダーに抱いてもらえなくなるのは悲しい。
不本意なセックスを体験しても何故そう思えるのかは自分でも不思議だ。

ヨウは美雨の心を何故か察知する。
会ってなくて電話もメールもしてなけりゃ、美雨が何考えてるかなんてわかるわけないはずなのに、美雨が潰れそうなとき泣きたいときダイレクトに心に響く言葉をくれる。

ヨウもダーとは違うカタチで美雨の
一部だ。

ふたりとも失いたくないなんて思うあたしは身勝手なんでしょうか？

コボ改め…

ダーを見てびっくり。
後ろ姿が斬新すぎるくらいに刈り上げられてて青々としてた。
………誰かに似てる

………タラちゃん☆
タラちゃんだわ！

ダー今年で45歳になるというのにタラちゃんカット。
この人大丈夫かしら？と心配になる。

「涼しそうでいいじゃない」と言ったら「ほっとしたよ。美雨に気に入ってもらえてよかった。美雨は優しいな～」と若干勘違い気味のダー。
ま、あの人エロいからすぐ髪伸びるんだけどね☆

当分はふぐたたらおくんとして可愛がります・汗

MYコボに悲劇？！

今日の昼、ダーからメールがきた。
昨日美雨が真剣に言ったことを解ってくれているスタンスは示してくれていたと思う。
今回はこれで許そう。
あの人も少しは成長してくれたのだから…

続いて、夕方「床屋にいます」というメールがきた。
また散髪してコボちゃんになろうとしてんのね、懲りないね、とか思っていると…
一時間後「しまった切りすぎた～」
は？
ど、どうなったの？
コボちゃん通り越してカツオくんとか？！イヤイヤ！！

明日会うのがちょっと恐いけど楽しみ、かな。