日々逍遥

時のはざまで
ゆれる想いを記しています・・・

アブノーマル

2020-08-23 15:32:56 | 日記

 

近くのスーパーで買い物をしていると、

購入した食品を自分でバッグにつめるコーナーで、

大きな声が・・・

 

「近すぎるやろっ。無神経やなぁっ」と、

背の高い高齢男性が声を荒げている。

 

相手は小柄なおばあさん。

 

感染防止で社会的距離を取りたくても、

混み合っている場合は、やむを得ないこともある。

 

まして罵倒している相手は、

足どりも弱々しいおばあさん。

 

「ひどいっ」と思って、

その男性を強い目で見ていると、

視線を感じたのか後ろを振り向き、

私と目が合った。

 

すると・・・

 

その高齢男性は慌てて目をそらし、

荷物を持って、

そそくさとスーパーから出て行った。

 

なるほど、そういうことなのね。

自分より弱いものにだけ、強いんだ・・・

 

こういう高齢男性、最近よく見かける・・・

 

今、

社会的距離や手洗いの習慣が、

「ニューノーマル」なんて言われているけれど、

どうして言葉を飾るのかと思う。

 

こんな状況はどう考えても、

ニューノーマルなどではなく、

アブノーマル。

 

気がつかないうちに

少しずつ、

心が病んでいくような気がする・・・

 

 

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ピーチ・タイム

2020-08-17 17:43:15 | 日記

 

夏には毎年、

桃の、

おとな買いをする。

 

旬になっても桃は高価なので、

年に一度だけの贅沢だ。

 

私は桃が大好き。

 

ほどよく冷やした桃を頬ばっていると、

朝から30℃という激暑のなかでも、

しあわせな気持ちになれる。

 

青春の日の海辺、

 

ギラギラの太陽の下で、

熟した冷たい桃を手でむいて頬張った・・・

 

したたり落ちる桃の果汁・・・

肌を焦がす陽射し・・・

 

あの日の

桃の甘さと、

まぶしい風景は、

今も心の奥深くに焼きついている。

 

わたしの人生のピーチ・タイム・・・

 

 

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捨てられないの・・・

2020-08-06 09:55:46 | 日記

 

押し入れのなかに増え続ける、

たくさんのペーパーバッグが、

ずっと気になっていた。

 

服や化粧品などを買ったときのペーパーバッグは、

いつか使うかもしれないからと、

ついつい貯め込んでしまう。

 

でも今は、

だれかに何かをおすそ分けしたりするときなど以外、

ペーパーバッグに何かを入れて持ち歩くことはなく、

思い切って処分することにした。

 

ところが、

ひとつひとつを見ていくと、

これもあれも捨てたくなくて・・・

 

わたしは断捨離に関しては、

かなり大胆なはずだし、

買ったわけでもないペーパーバッグを捨てるのに、

どうしてこんなに迷うのだろう。

 

服や化粧品のペーパーバッグは、

それぞれのブランドが

自社のイメージづくりのため

練りあげてデザインしたもの。

 

商品を持って帰ってもらうための

単なる紙の袋ではなくて、

ブランドを象徴するデザイン作品のようなもの。

 

絵を描く人間としては、

だから大量生産品であっても

簡単に捨てられない??

 

でも、

そんなことを言っていては、

これからも

ペーパーバッグは増えるばかり・・・

 

さてさて、

どうしたものか。

思案中・・・

 

 

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