日々逍遥

時のはざまで
ゆれる想いを記しています・・・

歳月を経ても・・・

2024-07-21 08:59:11 | 日記

 

母が亡くなったあと実家から持ち帰り、

押し入れにしまい込んでいた硯箱・・・

 

その存在をすっかり忘れていたのだけれど、

 

先日、佐々木蔵之介さん主演の映画「陰陽師」を観ていると、

安倍晴明が文をしたためる場面で、

画面の隅にまったく同じ硯箱が登場していて驚いた。

 

天平柄鳳凰図文様・螺鈿細工硯箱というらしい。

 

私の手元にあるものは

すでに半世紀を超える歳月を経ており、

漆のツヤはまったく失われているものの、

 

螺鈿細工の鳳凰や花たちは

いまも

あでやかな玉虫色の輝きを放ってくれている・・・

 

映画などで用いられる小道具は

乱暴に扱われることも多く、

よほどのケースでない限り

価値の高いものは使用されないはずなので、

ちょっとガッカリはしたけれど・・・

 

仕事場の机に置き、

父母を思い出しながら使っていきたいと

改めて思った次第・・・

 

 

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心臓ドッキリ・・

2024-07-14 17:32:01 | 日記

 

歳の離れた従姉妹の誕生日、

ちょっと遠出してのランチとなった。

 

古民家を改装したフレンチレストランで、

窓外にひろがる日本式庭園の緑が美しく、

心やすらぐ時間を過ごせた。

 

コースで出されたメニューでビックリしたのが、

写真の料理。

 

なんとハツ(心臓)だという。

 

ジビエとか内臓とかが苦手なので、

説明を聞いて引いてしまったけれど、

 

思い切って食べてみると、

歯ごたえがあり美味しかった。

 

でもまた食べたいかと問われると。。。

 

ネット予約では、

必ず苦手な食材などを記入するスペースがあり、

 

いつも「生牡蠣」と記入しているけれど、

おまかせフレンチでハツが出るとは思いもせず・・・

 

これからは、

「生牡蠣と心臓」と書き込まないといけないのかな・・・

 

 

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人の悲しみや痛みに寄りそうこと

2024-07-07 11:42:54 | 日記

 

2001年に40歳で亡くなったキャスター、

久和ひとみさんのドキュメンタリーを

図書館で借りて読んだ。

 

久和さんについては、

1995年の阪神淡路大震災のとき、

メインキャスターであるにも関わらず、

しばらくの間、

化粧をせずにニュースを伝える姿に驚き、

 

なかなかできることではない、

その思い切った被災者への共感の示しかたに

深い人間味を感じた。

 

一方で、

某公共放送出身のキャスターが、

地震で全壊した家屋の前に、

高級な毛皮のフルレングスのコートとハイヒール姿で立ち、

現場中継している姿には

被災者のひとりとして強い怒りを覚えたものだった。

 

「ジャーナリズムとは人間の悲しみや痛みに寄り添うこと」

という言葉を読んだことがある。

 

ニュース番組をショー化せず、

ましてやバラエティ化したりせず、

 

ジャーナリストと呼べる本当の意味のキャスターに、

じぶんの言葉と姿勢で、

ニュースを伝えてほしいなと思う。

 

 

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女性のほうが逞しいかも・・・

2024-06-30 17:42:29 | 日記

 

先週、通販サイトで

ミネラルウォーターを購入。

 

指定した時間に玄関でピンポ〜ン。

 

ドアを開けると、

ミネラルウォーター2リットル×6本入りの

重い段ボール箱を、

小柄な女性の配達員さんが脇に抱えている。

 

こんな重い荷物を女性が・・・

 

うちのマンションはエレベーターがないうえに

我が家は4階。

ずいぶん大変だったことだろう・・・

 

でもその人は、

ありがとうございましたと明るい声で言って、

急ぎ足で階段を降りて行った。

 

プロだなぁ・・・

 

以前同じ商品を購入したときの配達員さんは

筋肉質の大柄な男性だったが、

さも重そうな表情と動きは、

エレベーターがないことを抗議されているようで・・・

 

ミネラルウォーターを注文するたびに

申し訳ないと思うのだけれど、

 

自分では運べないので、

すみません、としか言えず・・・

 

それにしても

最近は女性のほうが逞しいというか・・・

 

 

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そもそも、この人を知りません・・・

2024-06-23 13:32:39 | 日記

 

先日、

デパートの化粧品売り場で

化粧水を購入すると、

店員さんがカウンターのうえにチラシを出してきて、

 

「いま特別キャンペーン中でして、

○○○さんとネットで交流できますよ、

どのプランをお選びになりますか」とニコニコ顔・・・

 

チラシには20代とおぼしきイケメンの写真。

 

でも顔に見覚えがなくて、

困ってしまい、

「あの、そもそも、このひとを知りません」と私。

 

店員さんはびっくりした様子で、

「え、あ、そうですか・・・」と、

あわててチラシをしまい込んだ。

 

そんなに有名なタレントさんなの?

 

歌手なのか俳優さんなのか、

きっと女性に人気なのだろう・・・

 

こういうことがあると、

ちょっとショックを受けてしまう。

 

テレビの歌番組や青春ドラマに出ている

若い男性がわからないし・・・

 

負け惜しみをいうなら、

シワやシミひとつない顔の歌手や俳優さんに興味がない・・・

 

母は晩年、

テレビをあまり観なくなっていったけれど、

 

こんなふうにして、

人は年を重ねるごとに

テレビから離れていくのだろうな・・・と納得。

 

 

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