日々逍遥

時のはざまで
ゆれる想いを記しています・・・

秋ではないけど読書など・・・

2024-08-20 14:44:16 | 日記

 

お盆休みに読み始めた本がある。

「なぜヒトだけが老いるのか/小林武彦/講談社」

 

どうやら老いというものは、

すべての動物に共通した絶対的なものではなく、

ヒト特有のものだということで・・・

 

ヒトの場合は

死の前に老いの期間(老後)があり、

それが長い。

 

でも野生動物の場合は老後が存在しないという。

 

なぜなら

老いて動きが鈍くなると、

生きるためのエサが獲れず、

また、あっという間に他の動物に食べられてしまうから。

 

故郷の河をのぼり産卵して命を終えるサケなども、

直前まで元気だったのに、

産卵後、驚くほど急激に老いて死んでいくという。

 

たしかに

ヒトのように徐々に老化していては、

自分が生まれた河まで長い旅をして、

上流まで遡上することなどできない・・・

 

そしてヒトと違い、

ほとんどの動物にとって、

老いはイコール、たちまちの死・・・

 

まだ半分も読めていないが、

遺伝学などの観点から解説される、

興味深い話に

考えさせられることも多く、

 

長くなりつつある夜の時間を楽しめそう・・・

 

 

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