夏には毎年、
桃の、
おとな買いをする。
旬になっても桃は高価なので、
年に一度だけの贅沢だ。
私は桃が大好き。
ほどよく冷やした桃を頬ばっていると、
朝から30℃という激暑のなかでも、
しあわせな気持ちになれる。
青春の日の海辺、
ギラギラの太陽の下で、
熟した冷たい桃を手でむいて頬張った・・・
したたり落ちる桃の果汁・・・
肌を焦がす陽射し・・・
あの日の
桃の甘さと、
まぶしい風景は、
今も心の奥深くに焼きついている。
わたしの人生のピーチ・タイム・・・
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