ロング・エンゲージメント 特別版ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る |
ジャン=ピエール・ジュネの「ロング・エンゲージメント」を観た。
ジュネの映画作品には「デリカ・テッセン」、
「ロスト・チルドレン」、「アメリ」なんかがある。
ストーリーは、戦争に出て行った恋人が
戦争が終わっても帰ってこないので、
主人公が行方を追って旅に出るという話。
正直なところ、がっかりした。
映画が悪いとかそういうことは1%も思ってないが、
期待していた世界観とは180度異なっていた。
「デリカ・テッセン」、「ロスト・チルドレン」のような
個性的で絵のような世界を望んでいたのに。
「アメリ」は望んでいたものとは違ったが、
また、新しいジュネが観れた気がした。
やはり、マルク・キャロとコンビを組んでなくては
ジュネはだめなのか?
マルク・キャロの方は「ヴィドック」などで
今も自分の世界を貫いているというのに。
出演陣の配役にもがっかりした。
いわゆるジュネ・ファミリーのドミニク・ピノンや
「ポンヌフの恋人」、「ツバル」のドニ・ラヴァンが、
小さな役しか与えられていなかった。
あれじゃキャラを発揮できない。
唯一いいと感じたのはギャスパー・ウリエルかな。
ま、これからジュネに過剰に期待するのはよそうっと。