みつばちエンジニア

SEの閉塞感のすごい日常の打開を夢見て、日々のモヤモヤを綴ります。

1000年アーキテクチャー(06)

2023-08-27 15:02:37 | 1000年アーキテクチャー
設計工程について考えてみたいと思う。設計工程は各アウトプットを分かりやすくするためにウォーターフォールモデルでの開発を想定して考える。
基本設計工程について考えてみる。この工程ではシステムの外部から見た形を明確にする必要がある。システムの構成要素や、要素間のつながりを明確にする。通常の設計では、採用する製品の機能を軸に、システムの作りを具体化していくのではないかと思う。1000年アーキテクチャーでは、人に着目してシステムの作りを具体化する。要件定義工程で明確にした、システムの利用者がシステムを通して受けている価値と、システムの提供者が生み出している価値がシステムの機能とどのように結び付いているのかを具体化する。こうすることで、システムの自身の価値と製品に求める役割を明確にできる。すると、システムに採用した製品で利用すべき機能と不要な機能の選定が容易となる。そうすることによって、利用目的の不明な機能や、ほとんど使われない機能の実装を抑制し、無駄の削減できるのではないかと思う。また、製品に求める要求が具体的になることから、製品の入れ替えが可能となる。その結果、システムのアーキテクチャーや価値を損なうことなく、製品(物理機器)は変更可能となる。アーキテクチャーと言う考え方が製品や物理機器から独立し、製品や物理機器を入れ替え(新陳代謝)ながら運用できるシステムとすることで、製品や物理機器のライフサイクルに依存しない長期間生存するシステム設計が可能となる。


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