みつばちエンジニア

SEの閉塞感のすごい日常の打開を夢見て、日々のモヤモヤを綴ります。

夏休みの宿題はアニメ鑑賞

2024-08-12 00:13:33 | 日記
大学の頃、ロボット工学の授業で一学期の終わりに、教授からの一言。
「これで夏休みに入ると思うけど、あえて宿題を出すなら、攻殻機動隊を見ること。これから情報の世界で生きていく君たちには、知っていて困らない世界観だと思う。
学校の先生からアニメを見なさいと言われることに驚いたし、しかも、大学なってまでアニメかよと。
この時の夏休みに見たかは覚えていないが、この言葉が気になっていて結局いつか時間があったタイミングでいくつかの作品を見た。

いざ見ようと思うと作品もたくさんあるし、ストーリー的にも繋がっているようで繋がっていないようで何から見たら良いか難しい。
個人的にはこの二つが好きですし、さぁ見てみようと言うときにおすすめ。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

夏休みの宿題にされる方がいたらご参考までに。

派手な戦闘シーンも見ごたえがあって、特にS.A.C. 2nd GIGは、スリルを感じながら見た気がする。

ただ我々SEがこの作品を見るときに、見るべきはそこではない。
インターネットとその接続デバイスの発展によって、ほとんどの人の脳がインターネットに直接接続された世界となっている。そうなっとき、どのようなサイバー犯罪が発生するのだろうか。
そして、AIも発達して賢くなっており、人間との違いはなんなのだろうか。
今の言葉で言えばデジタルとリアルが密接に関わるようになり、境界が曖昧になった世界で、起こりうる問題について描かれている。
サイエンス・フィクションが、現実と違う世界を前提において、現実の方程式で解き明かすものと考えると、この作品では、生体情報やAIの発展した超高度情報化社会において、現実の様々な方程式に触れながら物語を展開しているように思う。
確かにSEとして、即座に仕事に活きることはない。けれど知ってることで、サイバーセキュリティの重要性を感じたり少しは仕事が楽しくなる気がする。