2月20日14時17分配信 Record China
18日、対象範囲の広さから不安を呼んでいる「ホラー、オカルト規制」だが、当局関係者は噂されているような広範な規制ではないとコメントした。写真はチャウ・シンチーの映画「ミラクル7号」。
2008年2月18日、新聞出版総署映像電子インターネット出版管理課の関係者は先日施行された「ホラー、オカルト規制」に関してコメントし、規制対象は未成年の心身の健康を損ねる有害作品に限定されるもので、一部で不安視されているような広範な規制を想定していないと発言した。京華時報が伝えた。
先日、新聞出版総署は「ホラー、オカルト類映像製品取り締まりに関する通知」を公布、「怨霊、悪霊、怪物、悪魔などが登場し、現実とはかけ離れた幻想的で夢物語のようなフィクションを用いて、人を驚かせることを目的としたもの」の販売停止を伝えた。字義通りに解釈すれば、「ハリー・ポッター」などのファンタジー、SF作品は全てが規制対象となるため、大きな波紋を呼んでいた。【 その他の写真 】
新聞出版総署の関係者は規制対象は「何の思想性や善悪の基準もなく、恐怖、残酷、暴力シーンを通じて刺激を与えることのみを目的としたもの」だと話した。「西遊記」「封神演義」などの中国の伝統的な物語は文学性、芸術性、思想性を備えているため対象外であり、「ハリー・ポッター」「ミラクル7号」などのファンタジー、SF作品は未成年の想像力と創造力を養うことが出来るため対象外になると話している。
不安打ち消しを狙ったと見られる関係者のコメントだが、判断基準がきわめて曖昧かつ主観的なものであることを明らかにしたものともいえ、実際にどのタイトルが規制されるのかに注目が集まる。今回の規制の結果は3月下旬にも報告される予定となっている。(翻訳・編集/KT)
最終更新:2月20日14時26分
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