『ハリポタ』アカデミー賞無冠に終わる…シリーズ通算12ノミネーションも受賞ならず【第84回アカデミー賞】
2012年2月27日 11時57分
残念… - 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』より - 写真:Everett Collection/アフロ
[シネマトゥデイ映画ニュース] 現地時間26日、第84回アカデミー賞授賞式が行われ、3部門でノミネートされていた映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が惜しくも受賞を逃し、悲願のオスカー獲得とはならなかった。2001年製作の第1作以来、シリーズ合計12ノミネーションを誇る同シリーズだが、ただの一度もその栄冠をつかむことはできなかった。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』場面写真
今回のアカデミー賞で本作は美術賞・視覚効果賞・メイクアップ賞の3部門にノミネート。これは第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』と並ぶ、シリーズ最多ノミネート数だったため、シリーズ最終作で念願のオスカーを獲得し有終の美を飾れるかどうか、多くの映画ファンに注目されていた。
だが、ふたを開けてみれば、まさかの無冠。アカデミー賞前には、主演のダニエル・ラドクリフが「アカデミー賞は娯楽作品や子ども向けの作品が好きじゃないんだろうね」と痛烈なオスカー批判を行ったことも話題になったが、皮肉にもそれを証明する結果となった。
同じファンタジー大作の完結編ということでは、第76回アカデミー賞で『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が作品賞を含むノミネートされた11部門すべてで受賞している。『ハリポタ』はシリーズを通して一度も主要部門にノミネートされておらず、明暗がはっきりしてしまった。
とはいえ、全世界でシリーズ累計興行収入77億ドル(約6,160億円)以上というメガヒットを記録した同シリーズが映画史に残ることは間違いない。2001年、21世紀最初の年から10年にわたって紡がれた壮大なファンタジー。最も愛された映画シリーズとして、人々に記憶されるはずだ。(数字はBox Office Mojo調べ・1ドル80円計算)(編集部・福田麗)
第84回アカデミー賞授賞式は2月27日午前9:00よりWOWOWにて生放送
よる9:00よりリピート放送
情報提供:www.cinematoday.jp/
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※管理人としても、非常辛く残念な結果になりました。
作品賞に匹敵すると心から今でも思っています。
スタッフ・関係者の皆様、素敵な映画の数々ありがとうございました。