震災による原発事故が発生して以来、東北や茨城の農林水産物は出荷制限もしくは自粛、買い控えする状態が依然続いています。
特に、福島産の野菜や果物、米、魚などは、風評被害の最大の被害者で、福島産と聞くと、条件反射的に「放射能」をイメージする人は多いでしょう。
しかし、冷静に考え、情報を精査し、物事の状況を正確に把握すれば、そんなものは単なる先入観で、間違った情報に踊らされても誰も特はしない、という事に気付くはずです。
福島産の米や野菜、果物などは、市町村や県などの自治体、専門の検査機関、または国などがどこよりも厳しい検査基準を設けて放射線濃度を徹底的に調べています。
検査は生産段階の時点で行われ、加工から販売、食卓の上にのった後でも検査するという徹底ぶりです。
また、福島は国が設ける基準より特別に厳しい基準を独自に設けて検査を行っています。一般食品に含まれる放射性セシウムは100ベクレル以下ですが、福島産は50ベクレルが制限です。50ベクレル以上のものは全て生産の段階で排除されます。
なので、福島産のものはどの自治体で取れる農林水産物よりも、放射能の少ない安心な食べ物です。
そして、検査によってはじき出された放射線量の数値は、逐一福島県のホームページで公開されます。
あのような大事故を起こしたからこそ、現在の福島ではどこよりも厳格な検査と情報公開が行われ、結果としてどこよりも安全で質の高い食品が食卓に届けられるということが言えるのではないでしょうか。