さくら558号

2011年3月12日の九州新幹線（鹿児島ルート）全線開業と同時に山陽新幹線と九州新幹線で運行を開始、同時に両新幹線の直通運転を開始しました。

「さくら」は、山陽新幹線と九州新幹線の新大阪駅⇔鹿児島中央駅間を直通運転する系統と、博多駅⇔鹿児島中央駅間など九州新幹線内で完結する系統に大別されています。山陽新幹線のみで完結する列車は運行されておらず、同線内で完結する速達列車は「ひかり」として運行されています。

九州新幹線では速達種別ごとに「みずほ」「さくら」「つばめ」の3本立てとなり、「さくら」は『山陽新幹線直通、または九州新幹線区間で完結する速達列車』の位置づけで、東海道・山陽新幹線における「ひかり」と同等となっています。この3種別の中では「さくら」の運転本数が最も多く、部分開業時から運行していた「つばめ」に代わり、九州新幹線の看板列車として運行されています。

九州新幹線が全線開業することを機に、2008年10月1日から11月30日までJR九州とJR西日本は九州新幹線と山陽新幹線を直通運転する列車名の公募を行い、その結果、「さくら」が2009年2月26日に発表されました。「さくら」は応募総数168,951通のうち最多の7,927通で、直通運転用に開発された新車両N700系7000番台・8000番台のコンセプトである「日本の美しさ」に合致することからも選ばれました。