六根清浄、お山は晴天。 登って下って、どっこいしょ。

たまに書く、時々入力、気が向いたら、したためる。駄文満載、阪神裕平ことおやじぃ雅のアウトドア雑記帳。

東京、ミシュラン、天狗様。 まずはゴー「高尾山」その3

2013-09-10 16:54:24 | Lively~話題&人気の山
東京ではなく山梨、ミュシュランのガイドブックにも未掲載。
もちろん天狗様の姿もない。
でも、こちらも高尾山。いや正確には「甲州高尾山」。
場所もご近所だし、名前も“高尾山”つながりなので、
ちょいと足をのばして、ひと登りしてみた。



ワインの里にそびえる“高尾山”。
●足場はもろいが景色よし。こちら山梨「甲州高尾山」。
~勝沼ぶどう郷→大滝不動→棚横手山→甲州高尾山→大善寺~


 勝沼ぶどう郷の駅前は、客待ちのタクシー多数。でも、今回も歩くのであ
る。が、ぼんやしていて曲がる道を間違え、少々ロスタイム発生。最初から
これではと先が思いやられるが、その後は予定通り。前不動、ちょっと渋め
のキャンプ場、そして林道を歩き、登山口となる大滝不動には無事到着した。

 駅からここまでは、結構急な道。加えて林道や大滝不動周辺は落石の跡が
至る所にあるので、足元ばかりではなく時には頭上にも要注意である。大滝
不動本堂脇にある道標に導かれ、さあここからは山道。稜線までは浮石多し。
また周囲は、過去2度あった山火事の残骸である焦げた木々が散乱している。

 登りきると、富士山がお出迎えである。美しい富士の姿を横目で見つつ、
まずは山梨百名山のひとつ「棚横手山(1306m)を目指す。途中、林道を
横切るのは興ざめだが急登をゼイゼイと進みピークへ。ピークには「大富士
見台」の看板もあり。確かに看板に偽りなし、絶景である。小休止の後、来
た道をドタドタと下り、今度はあの天狗様のお山と同名の高尾山へと進む。

 多少のアップダウンを経て、高尾山の頂に立つ。頂は2つあり、最初のも
のが「甲州高尾山(1106m)」で、続く三角点のある方は「甲州高尾山・
剣ヶ峰(1091m)」。なお登山道は道標完備の1本道、迷う心配はない。

 下りは送電鉄塔から大善寺への南下コースへ。道は急降下で、落ちるよ
うに、転がるように下山である。大善寺から勝沼ぶどう郷駅までは、ぶど
う畑の中をのんびり歩くのもよし、先頃リニューアルされた「大日陰トン
ネル遊歩道」を進む手もありと2ルートあり。どちらを選ぶか悩みそうだ。


●せっかくなので道草、寄り道、回り道。
 登山を終えたら、ただちに帰途ではせわしない。今回の場所もワインの
里、東洋のブルゴーニュである。そこで下山後は「ぶどうの丘」へと足を
運んでみたい。ぶどうの丘は、勝沼ぶどう郷の駅から徒歩15分の距離にあ
る。宿泊施設もあるこちらでは、食事やワインはもちろん、天然温泉「天
空の湯(3時間600円)」で、ひと風呂を楽しむことも可能だ。またワイン
に関しては、1,100円で地下貯蔵庫にある約180種が試飲できるなど、左
党ならずとも気になるサービスもある。帰りの電車を1本遅らせて…。の
んびり美酒と温泉を堪能するのも悪くない。


●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)  
JR勝沼ぶどう郷駅
(7:30)
 ↓↓↓↓
林道出合(三滝橋)→→→→大滝不動→→→→→展望台→→→→→→
(8:15/8:25)      (8:55/9:05)  (9:15/9:30) 

勝沼ぶどう郷駅前の「大滝不動」と、途中の「キャンプ場」の看板は
しっかりとチェックを。もっとも、駅から大滝不動の間は、タクシー
を利用するのが一般的。歩く方のみご注意あそばせ。


稜線(棚横手山・甲州高尾山分岐)→→→→→富士見台→→→→→→
(9:45/9:45)              (9:50/10:10)

富士見台より「右」「左」2つのルートあり。どちらも特に問題なし。
お好みで。


棚横手山(1306.2m)→→甲州高尾山(1106m)
(10:25/10:35)    (11:05/11:15)   
             →→甲州高尾山・剣ヶ峰(1091m)→
               (11:20/11:30)

足元は「浮石」多数、そしてもろい。自らの安全確保は当然ながら、
他人に迷惑な落石も起こさぬように要注意。


林道出合(菱山深沢林道)→→→→→→送電鉄塔→→→→→→→→
(11:40/12:00)          (12:35/12:45)    

送電鉄塔からの下りは「急降下」&「足場もろい」。その分、下ま
では早いが調子にのって行動すると危険なり。

下山ではあまり気にはならないが、枝道もかなりあり。本コースを
登りに使う際は、読図などで現在地や方向の確認を怠らずに。


大善寺、五所神社→→→→→→JR勝沼ぶどう郷駅 
(13:15/13:20)       (13:55)

大膳寺から勝沼ぶどう郷駅まで「ぶどう畑」「トンネル」どちらも
所要時間は30~40分くらい。

 

東京、ミシュラン、天狗様。まずはゴー「高尾山」その2

2013-09-10 00:13:40 | Lively~話題&人気の山

日本で、そして世界で有名な「高尾山」。
今度も振り出しは、その1と同じく JR・京王線「高尾」駅。
ただし出口は反対側。では出発!


JR、京王「高尾」駅の南口から。
●津久井湖を眺めつつ「高尾山」の頂へ。
~南高尾山稜(四辻→草戸山→中沢山→大垂水峠→城山→高尾山)~

 「高尾」駅の南口は、北口とは異なり近代的ではあるが、どこにでもあり
そうな、いわゆる今風な駅前風景が広がる。ここから登山口までは徒歩で15
分、商店、銀行、そして中学校と住宅の中を進む。「かたらいの路 高尾・
大戸コース」なる道標にしたがえば鬼に金棒、まず迷うことはない。なお道
標は、前述以外のものもあるが、そちらは無視して前進だ。

 登山口から、山道をしばらく歩くと「四辻」の分岐。右に下れば、京王線
の高尾山口駅だが、ここは直進、南へと進む。草戸山に近づくにつれ、展望
台、東屋、そしてちょっと乱立気味ではと思える道標や、一体誰が使うのか
と思わせる「リュック掛け」など、かなり広めの山道の周囲には、まあ呆れ
るほど色々な施設・設備の類いが登場するが、ここは深山幽谷ではなく人気
の山。進行方向左手に広がる津久井湖の美しい眺めに免じてご容赦である。

 ルートはアップダウンも多いが、巻き道も多数。どの道を進むかの選択は、
好みと体力、および時間と相談である。そうこうしているうちに大垂水峠に
着く。国道20号線をまたぐ歩道橋を渡り、ひと登りすれば城山(670.3メー
トル)だ。ここまでも結構な数の登山者に出会うが、ここからはさらに人、
人、そして人である。紹介しながらなんではあるが、どうもこちらのルート
は、休日は避ける、もし休日に登るならば、できるだけ早朝から行動を開始
する方がよさそうだ。

 城山のピークで休んだら、目的地の「高尾山」へ。1時間もあれば十分だ。
しかし歩く奥高尾縦走路は、雨などで水を含むと、高尾山までぬかるみ状態
が続く道となる。悪天候時や雨の翌日などは、スリップ&転倒に、くれぐれ
もお気をつけを。


●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)  
JR高尾駅
(6:15)
 ↓↓↓↓
登山口出合→→→→→→四辻→→→→→→→送電鉄塔跡→→→→→草戸峠→→→→
(6:30)      (7:10/7:20)   (7:42/7:42)     (7:59/7:59)

草戸山(365m)→→→→→→三沢峠→→→→→→中沢山(498m)→→→→→→→
(8:05/8:10)       (8:32/8:40)  (9:23/9:28)  

コンピラ山(514.7m)→→→大洞山(536m)→→→→大垂水峠→→→→→→→→
(9:47/9:47)       (9:56/10:05)    (10:26/10:30)

小仏城山(670.3m)
(11:08/11:18)         
  ↓↓↓↓
高尾山(599m)
(11:52)