『探し物は必ずみつかる』 短い物語

ノベルセラピー体験講座を受けました。
物語の組み立てに沿った、セラピストさんの質問に答える形で、短い物語を書いていきます。
まったく物語なんて書いたことのない人でも、皆さんちゃんと書くことができます。
セラピストさんの質問に対して、直観的に出てきた答えを書いていくので、自分の潜在意識が反映されたその人だけの物語が出来上がります。
グループワークで、作った物語を発表します。皆さんユニークな物語です。
講座が終わった後は、作った物語をちゃんとした形にまとめて書いて、セラピストさんに送っておしまいです。
とても楽しかったです。
セラピストさんの質問に、直観的に答えていくことが大切だと思いました。
頭で考えない方がいいです。

以下、私が作った物語です。題名もぱっと浮かんだものをつけました。
載せている図形は、この物語に合わせて描いたものです。色鉛筆で色をつけました。
なんだか、図形の方が情報量が多いです。(笑)

＜探し物は必ずみつかる＞
私の名前はナル。8歳の女の子で地球人。
でも、本当は宇宙人なの。宇宙歴でいうと、850歳。
すごくお年寄りみたいだけど、私なんてまだまだ若い方。
赤い三角形の模倣が入った緑色のワンピースに、ピンクのブーツ、黄色のリボンを髪に結んでる。

大きな山のふもとに、パパとママと、猫2匹、カエル、牛と暮らしてる。
パパとママも宇宙人で、私達は時々人間の姿じゃなくなる。
猫とカエルと牛とは、テレパシーで話す。みんなとっても仲良し。

家の近くには小川が流れていて、森がある。
ここは誰も知らない場所。
ここには世界中の遺跡に繋がってる、時空トンネルが隠されてるの。
この時空トンネルは、エジプトのピラミッド、ペルーのマチュピチュ、メキシコのマヤの遺跡、チベット、ヒマラヤ、イギリスのストーンヘンジとか、世界中のエネルギースポットに繋がってる。

今、わたしはワクワクが止まらない。これからすごいことが起こるって感じてる。
ずーっと探してた宝物を探しに行くの。
その宝物は何かっていうと、それは宇宙中と繋がることのできる通信機。
光る球の形をしてる。
それを使うと、時空を越えていろんな宇宙人と話せる。過去の人とも、未来の人とも自由自在に話せるの。

最近、地球の中心にある神殿にその光る球があるのがわかった。これから時空トンネルを通って探しに行く。

時空トンネルの中に入ると、2人の目に見えないガイドやってきて、私を神殿まで連れていってくれた。
でも、神殿の中に入れるのは私一人だけ。
とっても大きな神殿の中を探索する。たくさん、たくさん部屋があった。

ある部屋に入ると、いきなり真っ暗になって、真っ黒な闇が私にまとわりつく。
恐ろしい大きな声が響き渡る。
「私が誰か知っているか、お前には渡さない」

真っ暗な闇が、まるで生きてるみたいに私に襲いかかった。
ここに探し物を見つけにきて、見つけられずにさまよった人達の想念みたいだった。

一瞬、わーって怖くなったけど、すぐに私の内側から突き上げるようなものを感じて叫んだの。
「あなたはわたしを止められない」
「あなたはただの形のないもの」
「私はあなたなんか怖くなーい！」

そうしたら、私のハートからまぶしい強い光が出てきて、部屋が光でいっぱいになった。
恐ろしい闇は消えてしまった。

私は安心して神殿の奥に向ったの。
そして、ついに見つけた！
奥にあった部屋の真ん中に、クリスタルでできた台座があって、その上に光る球の形をした通信機があった。

わーい！
やったー！
嬉しい！
思わず喜びのダンスを踊る。
おうちに帰って早く使いたい！

神殿の外で待っててくれたガイドと一緒に、時空トンネルを通っておうちに到着。
ガイドにありがとうを言ってお別れ。

パパとママと、猫とカエルと牛に、神殿であったことを報告。みんな喜んでくれた。
怖いこともあったけど、すごく楽しかった。
みんなでご飯を食べて、ワクワクしながらベッドに入る。
目が覚めたら光る球を使わなきゃ！

おしまい。