マイケル・A・シンガー著 『サレンダー 自分を明け渡し、人生の流れに身を任せる』風雲舎 を読みました。
実話でしたが、すごい話でした。一気に読みました。
大学院生で博士号を取ろうと学んでいた著者が、ある日ソファーに座っていた時、頭の中でおしゃべりし続ける声とそれを観察している自分がいるという覚醒体験をします。
その後、博士になる道を捨て森で瞑想する隠遁生活を選ぼうとし、森に土地を買い、小屋を建て俗世とは離れようとします。
その中で、彼は人生においてサレンダー・イクスペリメントという実験をすると決め実施します。
その実験は、自分の目の前に人生の流れとして何かがやってきたら、自分の好き嫌いの言葉に耳を貸さず、やってきたものに身を任せるというもの。
その実験をしていった結果、彼は大学で非常勤講師として教えるようになり、建設業者になり、最終的には大きなIT企業のトップになりました。
どれも彼が意図したことは一度もなく、人に奉仕していくという思いの中、ただ人生の流れの中でそうなっていっただけ。
神の采配の凄さに、読んでいて泣けてくる話もありました。
この本を読んで、本当にサレンダーするというのはこういうことなのだと知りました。
自分が普段、自我の好き嫌いの言葉にどれほど従っているかということも教えてもらった感じでした。
まあ、怖いから自我の好き嫌いの声に従っているのですが。
信じられないような彼の人生の展開です。本当にすごい。
香咲弥須子さんが奇跡のコースのセミナーで言ってました。
奇跡は、あなたが気がつこうが気がつかまいが、常にあなたを待っていると。
この「サレンダー」を読むと、自我の声に従って、待っていてくれる奇跡を無視しているのは自分なんだってわかります。奇跡が本当に自分を待っていてくれるということも。
この本に感動して、記念に何かを残したいと思って仮面を描きました。
『サレンダー ~愛はすべてを超える~』という題名がやってきました。
ベースに図形の層が11層、色だけで12層、全部で23層重なっています。
自分の中のエネルギーを動かすような図形が多かったです。
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