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天眞

2023-07-17 09:57:00 | 日記
野鳥の撮影に行った杉森神社で御朱印を頂きました。
神社の御朱印は楷書の朴訥なものが多い印象ですが、ここの宮司さん は達筆で、見開きに希望のことばを書いてもいただけます。
何を書いてもらおうか、ことばのリストを見ていて天真が目に止まりこれをお願いしました。
書いてもらったあとで、天眞てなんだろう?天真爛漫の天真だよなぁなどと考えながら国語辞典を引くと、「自然のままで、かざり気がないこと。また、そのさま。」とあり、出典の最初に道元の
正法眼蔵(1231−53)弁道話「天真の仏法に証会し」がでているので、これが日本における初出でしょうか?

漢和辞典で真を見ると
1.  本当のこと。事実そのもの。まこと。
2. 人為の加わらない自然のままの本来のもの。本質。本性。「天真」
3. 自分自身。

1は普通に真の字から最初に思いつくもの
2は天真の真で今回の語義
3の自分自身というのは初めて見ました。
用例を見ると「見利而忘其真(りヲみテそノしんヲわすル)」
訳は「利を目にして自分を忘れている」で出典は荘子の山木篇でした。
3の語義の後にも色々続きますが、漢字の世界も奥が深いなぁ…




ヒメボタル

2023-07-14 06:08:00 | 日記
ここに来たのは十年ぶりくらいです。
今もヒメボタルが生息しているだろうかと思いながらやって来ました。
昔来たときのイメージで星空を入れて撮影できないだろうかと思っていましたが、たまたまヒメボタルを撮影に来た別の方に声を掛けて頂いて、いい撮影場所を教えてもらい撮影できました。

2023.07.02 19:52〜21:04
広島県三原市
15秒と20秒で露光した画像197枚を比較明合成したものです。

次は少し明るい写真を除外して合成したもの


完全に暗くなってからの写真だけを合成したもの。注意して見ると樹々がシルエットになって浮かび上がっているのが分ります。


暗いところで長時間露光すると常に光っている点が沢山出てきます。それをRaw現像するときに消すのに手こずりました。
最初天体写真で使うアプリを使ってダーク減算の手法で、rawファイルの段階でホットピクセルを消して比較明合成をしようとしましたが、カラーバランスをマニュアルで調整するのが難しく断念しました。
色々試行錯誤した結果、フリーのRaw現像ソフト、RawTherapeeのホットピクセルフィルターが使えたので、これを使って自動でホットピクセルを処理してRaw現像し、16ビットのtifファイルを作成して、そこから比較明合成したものです。










アオバズクが営巣する神社の森

2023-06-09 18:04:00 | 日記
アオバズクの営巣する神社の森を訪ねてみました。
まずは参拝して御朱印を頂いて森を探索しようと思ったのですが、宮司さんは神楽殿?のようなところで神代のお話を講義中なので、ご挨拶せずに森の中を探索しました。
ここは初めてなので、どこに目をつけたらいいのか分かりません。




よく見るとあちこちに小鳥の巣箱が掛けられています。小鳥は見えませんが、一つの巣箱にミツバチが営巣していました。
ニホンミツバチかセイヨウミツバチか分かりませんが、AIに掛けると若干ニホンミツバチぽい判定になりました。
アオバズクは何処にいるのか分からず、今日は諦めて帰ろうかと思い駐車場に帰るとカメラを持った人たちが集まっています。
ご挨拶すると「そこにいますよ」と教えて頂きました。
全然人を怖がらない様子です。


カラスを気にして横を向いています。
エンジェルポーズと言って頭を少し下げて羽をちょっと広げた姿を撮りたかったのですが、落ち着いてあまり動きがありません。
集まったバーダーさん(鳥撮影のカメラマン)に伺うと、風の強い日、雨の日などよくエンジェルポーズを取ってくれるそうです。
今日は初めてアオバズクを撮影できたことに満足して帰途につきました。




サムハラ神社奥宮参拝

2023-04-14 23:43:00 | 日記
ある方がいまサムハラ神社奥宮に参拝すると良いと言っていたので参拝しました。
サムハラの神字は神仙思想に興味を持っていたので以前から知っていましたが、大阪のサムハラ神社と岡山の奥宮は保江邦夫さんの本で知りました。
最初保江さんを知った本で私の地元にエスタニスラウ神父という聖者のような方が隠遁されていた話を知り、保江さんのファンになったのですが、彼の本にエスタニスラウ神父について事実と違うことが記されていることが判明してきて熱が冷めてしまいました。
さてその保江さんの紹介した大阪のサムハラ神社は大変な人気となり、御守りの指輪の争奪戦が盛り上がって、大変な様子でした。
人の欲得の坩堝になって、後に大阪のサムハラ神社でセクハラ事件があった記事を読んで、さもありなんと思いました。
ある時保江さんのお話の動画を見ていて、サムハラ神社奥宮について、いまは雰囲気が変わって行かない方がいいと言っているのを見ました。その時は保江さんがダメというのなら大丈夫なのかなと思った次第です。
参拝前にサムハラの神字について調べてみようと思い検索すると、サムハラ信仰についての研究を見つけました。
ざっと読んで特に明治期以降、色々人間臭い物語があるなと思ってちょっとモヤモヤしたものを持ったままの参拝となりました。

金刀比羅神社の駐車場から参拝します。


登り切って上から見下ろす階段、ちょっとキツかった。



金刀比羅神社




横を見ると、あれ?すぐそこにサムハラ神社奥宮があります。僻地の山の中のイメージだったので不意を突かれました。




アーシングといって素足で大地を歩く健康法?(私はエハン・デラヴィさんのお勧めで知りました)がありますが、サムハラ神社奥宮は裸足でアーシングして参拝するのが流行っているようです。
他に参拝者がいたら恥ずかしかったのですが、誰もいないので裸足で参拝してみました。
アーシングしながらの参拝方法について、ある方が裸足で参拝するのをYouTubeに上げたら、みんなが真似して正式参拝のやり方になったとお話しされていましたが、踏み石にアーシングのカラクリが仕掛けてありました。
一番手前の踏み石に鉄片が顔を出しています。よく見ると丸く穴を開けた踏み石に鉄が顔を出すようにしてコンクリートで固めて、素足で触れたら大地にアースされるようになっています。
ある方がたまたま素足でアーシングして、それが流行ったという訳ではなく、元々アーシングを意図して踏み石が設置されているんですね。




さて、こちらが奥宮です。流されやすい私は神額の神字を御守り代わりにパシャリ。
お社前の敷石の上に立って礼拝すると、頭を上げると、頭がぶつかってしまいます。頭を下げたまま、頭を上げられない仕組みになっています。


奥宮の敷地に私がむかし会員だった白光のピースポールがありました。側面に世界平和の祈りの神道バージョンがありました。初めて見たと思ったのですが、昔のことをすっかり忘れてしまったのかもしれません。


展望台に向かう途中、荒神社の鬼のような木彫が面白いのでつい撮影してしまいました。






展望台のある山頂に麓からも見えていた神木の趣のある樹がありました。


山頂のベンチに座ってリラックスしていると盛んに囀る小鳥の声が聞こえます。なんの鳥か分かりませんでしたが、撮影して拡大してみるとなんとメジロでした。
メジロは柿の実や梅の花をチョコチョコ動きながら啄んでいる印象しかありませんでしたが、こんなにも美しく囀ることは全く知りませんでした。
ここでサムハラ神社奥宮の旧鎮座地をまだ見ていなかったので、何処にあるのか調べてみると、展望台に向かう途中の少し下っている分かれの山道の先にあるようで、そちらに向かいます。




手前にいわくありげな岩がありますがなんだか分かりません。旧鎮座地の階段が崩れていて立ち入り禁止になっています。


駐車場の奥にパワースポットとして紹介されていたところがありました。土地の有り様を見ていると、むかしお社が建っていた後のように見えます。
この時は金刀比羅神社の旧鎮座地かなと思いましたが…
山を下ってサムハラ神社奥宮をお世話している方の家に寄って御朱印と御守りを頂いて帰りました。
帰宅後、写真を纏めてサムハラ神社奥宮参拝をお勧めしていたグループに参拝記を投稿した後、もう一度、サムハラ信仰についての研究を読み返してみると、元々サムハラ神社奥宮はなかったことが分かりました。
大阪のサムハラ神社を建立された方が奥宮を作ったのですね。
明治期以降なかなか人間臭い物語があったのだなとは思ったのですが、ちゃんと読んでなかったので、元々彼の故郷にサムハラ神社はなかったというのを見逃していました。
最初に建立した岡山のサムハラ神社は取り壊しになったことが書かれています。するとあのパワースポットはその取り壊しになったサムハラ神社跡地かもしれません。
マイミクの鬼雷さんが大阪のサムハラ神社に全く神気を感じないと書かれていたのを思い出しました。
奥宮は違うかなと思いましたが、元々人間的な思いによって建立され、仕組みも人間的理屈や浅知恵が染み込んでいるように思いました。
ただ場所自体は人間的営為に関わらず清々しいものが感じられました。
神は偏在するといいますから、信仰心があれば何処でも聖地になるのかもしれません。















賀羅加波神社

2023-01-01 14:10:00 | 日記
初詣はいつも産土の糸碕神社、家に一番近い瀧宮神社、そして賀羅加波神社に参ります。
本殿前左に三原市で1番のイチョウの巨樹があり、本殿に向かって右に欅、左に椋の巨樹があります。
御祭神は『式内社調査報告』によると天太玉命、天宇受売命、瀬織津比売命でちょっと珍しい組み合わせ。
狛犬は尾道型(広島玉乗り型)です。

現在本殿修復のクラウドファンディング中です。

https://readyfor.jp/projects/karakawa-jinjya

戦前の写真を見ると鳥居がありますが現在鳥居はありません。

狛犬は尾道型(広島玉乗り型)

公孫樹、イチョウの巨樹



椋の巨樹

椋の巨樹の後方に宿里神社、茅の輪潜りの発祥の地とされます(通説では福山市の素盞嗚神社とされています)

欅の巨樹

駐車場が整備されて綺麗になっていました。