
稲穂の茎に入って、枯らしてしまう虫なのだ。
消毒はしたんだが、一枚だけ、効きの悪い田があった。その田の隣の田は他家の田で、そこは我が家の田を通してしか水を入れられない。つまり、我が家の田の水が隣の田に入るという構造。
実は、ウチが消毒をした翌日、知らないうちに隣の田のおじさんが水を入れたのだった。
ニカメイチュウの消毒は、田に水をしっかり張って、そこに農薬を撒いて、三日間ほど水をためておかなければならない。その間に薬が水に溶けて土に入り、それを稲が吸収して虫を殺すのだ。
薬を撒いて、丸一日経っていたので、「薬は効くだろう」と思っていたが、そうは甘くなかった。やはり、我が家の薬は、何割か、隣の田に流れて行ってたようだ。
隣の田のおじさん、最近どうもすることがちぐはぐなことが目立つんだよね~。もうちょっと連絡を密にしないといけないな。でも、オヤジと同世代の人なので、話しかけづらいんだよな、実は。

