お昼ごろから台風の風が吹き始め、夕方になって雨がぱらつき出した、今日の奈良です。
先ほど、亡きいとこの奥さんの葬儀の参列を終えて、帰ってきました。ほぼ親族だけの、小ぢんまりとした、穏やかなお葬式でした。３年近く闘病し、余命宣告を受けてからも、その数倍の期間頑張って生き、枯れ果てたような姿になるまで頑張りぬいた末の最期でした。多くの親族はそれを見ているだけに、悲しみよりも「がんばりぬいてえらかったな」という感慨のうちに、見送りました。
式のあと、お骨あげまでの間、“仕上げ”という会食がありました。コロナ下で、また車の運転をする人が多いこともあって、みなノンアルコール飲料で食事。故人がフィリピン出身で、ご両親も亡くなり、兄弟姉妹をはじめ親族との行き来も絶えていて、日本人（夫側の親戚）の高齢者（叔父叔母）がほとんどの会食となりました。
唯一、私だけ運転しなくていい立場で、ビールをいただきました。っていうか、食事を始めようというときになると、両隣に座っていた叔父叔母が「お前、飲むやろ？」と言いつつビール瓶の栓を開けていました。おかげで、開いた分のビールを私一人で飲みました。（あ～うれしい♪（笑））
ここ３年間で父に続いて母の葬儀でも喪主を務めた２０代の息子は、お別れの時こそ涙を流していましたが、初七日までを務めた後は、ホッとした表情で、皆に礼を言っていました。お前も、よく頑張ったな！ 母（故人）のことで、いつ病院には知らなければいけなくなるかわからないので、好きなビールをここ２年間我慢してきた息子だったので、「またビール持って行くわ」と言うと、「昨日、お通夜のあとで飲んでん」とはにかんでました。ママもお前がビールを飲んでいるのを見て喜んで礼を言ってると思うよ。
葬儀が１２時からだったので、朝のうちは畑の収穫だけしてきました。
青空なんですが、南西の方角から雲が流れ始めていました。
枯れ始めたオクラにシオカラトンボがとまっていました。今日のトンボは、カマきりにやられずに、生きていました。(^▽^;)
株に勢いがなくなったオクラには、この虫がついているのを見るようになります。蛾か何かの幼虫なのかな？ 虫は、見つけるとすぐにつぶしてしまうので、よく知りませんが。
収穫は、二つの畑で、これだけでした。イチジクやナスやピーマンがありましたが、今日は和南瓜とミョウガがたくさん採れました。
ミョウガは、ウチの畑では時期を過ぎているんですが、横を通った時にふと花が目に入り、ガサゴソとはいつくばって探して、１５個ほど採ってきました。３分の２が花が咲いている状態だったので、硬くて風味が落ちますが、十分食べられるのでウレシイです。
このミョウガを探しているときのこと、ミョウガをかき分けながら根っこのところを探すんですが、根元に敷いてある藁の下から芽が出ているのを見つけて指を突っ込んだら、１円玉ほどの大きさの真っ黒な虫が飛び出てきて、私の頬（右目の下あたり）にとりつきました。たぶん昆虫だったんですが、そのときはそうだとわからず、とっさに刺される！と思って「痛い！」と叫んでしまいました。昆虫ですから、足先の爪で肌にとりつく小さな痛みはあるんですが、それどころではない、ハチに刺されるような痛みを恐れて、痛む前に「痛い！」と叫んでしまったのでした。ありもしない痛みを先取りして叫んだ、小心者の自分を再確認した出来事でした（笑）。
今夜は、すでに酒が入っているので、今日から再開する自主夜間中学はお休みし、休肝日を飲み日に変更して美味しい酒を飲もうと思います。
