高まるために捨てる
人生はそれほど長いものではない。
夕方に死が訪れても何の不思議もない。
だから、わたしたちが何かをなすチャンスは、
いつも今この瞬間にしかないのだ。
そして、その限られた時間の中で何かをなす以上、
何かから離れたり、何かをきっぱりと捨てなくてはならない。
しかし、何かを捨てようかと悩んだりする必要はない。
懸命に行動しているうちに、不必要なものは自然と自分から離れていくからだ。
あたかも、黄色くなった葉が樹木から離れ去るかのようにだ。
そうしてわたしたちはさらに身軽になり、目指す高みへとますます近づいていくことになるのだ。
超訳 ニーチェの言葉引用