朝鮮によるミサイル発射及び国連安全保障理事会決議に対する行動のまとめです。
なかなか、射ってきませんが、それ以外にいろいろ動きがあったので。
前ブログ:北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議2
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議3
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議4(北朝鮮 来月にも)
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議5
○まずは、アメリカから
北朝鮮の攻撃対象は日本、若手将校は「拉致謝罪」に憤慨 米専門家が下院で証言(平成21年6月18日、MSN産経ニュース)
ーーーーーーーーーー ここから ーーーーーーーーーー
証言でハリソン氏は、若手将校らは金総書記が2002年に日本人拉致を認め「謝罪したことに憤慨」しており、「日本と紛争になった場合の北朝鮮の能力を非現実的に(高く)評価し、他の高官らを憂慮させている」と述べた。
ハリソン氏は「国連制裁の結果、事態が悪化した場合、北朝鮮は報復として韓国ではなく日本か在日米軍基地を攻撃するだろう」と予測した。(共同)
ーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーー
ようは、若手軍部が、日本人拉致を認めた事に憤慨しているが、取りあえず金正日の権力で抑えられている、ということでしょうか。国連制裁により、抑えられなくなるか、金正日が死亡することにより押さえつけられなくなると、日本もしくは在日米軍が標的になると言う事でしょうか。
でも、アメリカは万全だから大丈夫だよと。
北朝鮮ミサイルに「備え万全」 米大統領が平静呼びかけ(平成21年6月22日、朝日新聞)
対応する委員会を設置して、
対北朝鮮制裁、徹底に向け米政府が新委員会(平成21年6月27日、読売新聞)
中国に向かう。
対北朝鮮安保理決議 米、中国と履行巡り協議へ(平成21年6月27日、日本経済新聞)
○次は韓国
中央日報は、中国批判をしています。
「中国の放任が北核問題育てた」北朝鮮政策変えるべき(1)(平成21年6月22日、中央日報)
もし北朝鮮が攻めてきても、大丈夫だと。
韓国海軍・空軍の戦闘力、北朝鮮より圧倒的優位(平成21年6月25日、中央日報)
実際、射とうとすれば、先にたたくと。
国防部「北核・ミサイル発射直前に打撃」(平成21年6月27日、中央日報)
○ヨーロッパの対応です。
EU首脳会議、北朝鮮非難宣言を採択(平成21年6月21日、日経新聞)
朝鮮民主主義人民共和国に関する声明(平成21年6月19日、駐日欧州委員会代表部)
ーーーーーーーーーー ここから ーーーーーーーーーー
<日本語仮訳>
欧州理事会は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が行った最近の核実験と、弾道ミサイル技術を用いた発射を強く非難する。国連安全保障理事会決議に違反するこれらの行為は、朝鮮半島の平和と安定、ならびに地域および世界の安全保障に対する大きな脅威である。
本件に関し欧州理事会は、北朝鮮指導部への国際的制裁を強化する国連安保決議第1874号の全回一致の採択を歓迎する。
欧州理事会は、EU理事会と欧州委員会に対し、同決議を確固たる手段で速やかに法制化し、北朝鮮の指導部およびその関連組織に対する圧力を強化するよう呼びかける。欧州理事会は、北朝鮮を出入りする貨物船舶の検査を含む、こうした措置の迅速かつ効率的な実施の重要性を強調する。
欧州理事会は、北朝鮮に対し、関連する国連安保理決議の違反をやめ、それら決議の実施と、六者協議の早期再開を含めた対話と協力に応じるよう呼びかける。
ーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーー
これを受けてか、G8外相会合では北朝鮮を非難する議長声明が出されました。
北の核実験「最も強く非難」=イラン情勢にも懸念表明-G8外相会合(平成21年6月26日、時事通信)
G8外相会合 議長声明(仮訳)(平成21年6月26日)
北朝鮮のところだけ引用
ーーーーーーーーーー ここから ーーーーーーーーーー
北朝鮮
・ 我々は、国連安保理決議1718に違反して行われた5月25日の核実験、及び4月5日の弾道ミサイル技術を用いた発射を地域の平和と安定に対する脅威を構成するものとして、最も強い表現で非難する。我々は、国連安保理決議1874の採択を歓迎し、国際社会に対し、拡散関連物資の北朝鮮への、及び北朝鮮からの移転の防止を含め、同決議に基づく義務を完全かつ透明性を持って履行することを求める。我々は、北朝鮮に対し、関連の国連安保理決議の下での義務を履行し、国際安全保障に影響を与えるすべての核兵器及び既存の核計画並びに弾道ミサイル計画を放棄し、国際的な義務の完全な遵守に復帰することを要請する。我々は、2005年9月19日の六者会合共同声明の完全な実施を通じた朝鮮半島の検証可能な非核化の目標に引き続きコミットする。我々は、北朝鮮が更なる不安定化させる行動をとらないこと、及び六者会合への参加を再開することを要求する。我々は、すべての参加者がこの形式の下での合意された措置を実施する必要性を認識する。我々はまた、北朝鮮が、拉致問題を含む人道上の問題に対する国際社会の懸念に直ちに取り組むことを要請する。
ーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーー
めずらしく、拉致問題が取り上げられています。この件が、首脳会談でどの程度盛り込まれるか、中国、ロシア次第でしょうか?
○日本の対応
中曽根外相がG8で精力的に動いています。
この会談があって、G8の共同声明に繋がるのでしょう
G8の強いメッセージ必要 北朝鮮核実験で日伊外相(平成21年6月26日、47ニュース)
アメリカとも対談。次官なのはクリントン長官が骨折で来れなかったため
北の核開発容認せず=中曽根外相と米次官(平成21年6月26日、時事通信)
中国にジャブ
中曽根氏、中国の核軍備増強に懸念=G8外相会合が開幕(平成21年6月26日、時事通信)
北朝鮮の核開発を手助けしたとおもわれているパキスタンに、ODAをちらつかせて、情報を引き出そうと。GJ
「北朝鮮の核情報提供を」 中曽根外相、パキスタン外相に要請(平成21年6月27日、日本経済新聞)
外務省のページ
外務省:北朝鮮の核問題
日本の法整備の進捗状況
貨物検査特措法の論点について報告受ける 北朝鮮ミサイル・核問題に関する合同部会
でも、この法案を通さないと衆議院解散できないじゃない。この状態で衆議院を解散して、民主党政権になったら、法制化は無理ではないか。早く通して下さい。
北朝鮮核実験:船舶検査 衆院選「争点化も」 海自出動、民主に反対論 ◇読めぬ解散日程--見えぬ法案成立(平成21年6月27日、毎日新聞)
【おまけ】
経済財政諮問会議(「経済財政改革の基本方針2009 ~安心・活力・責任~」の答申)
なぜ、これを取り上げたかというと、この中も『3.防衛・防災・治安等 ①防衛」において、北朝鮮が取り上げられているからです。
しかし、これにしても防衛大綱の見直しにしても、自民党政権があってのことです。民主党になってしまえば、白紙に戻されてしまいます。
なんとか、頑張ってもらいたいものです。
ーーーーーーーーーー ここから ーーーーーーーーーー
1 防衛
・ 北朝鮮によるミサイル発射、核実験など厳しさを増す安全保障環境に適切に対
処するとともに、任務の多様化・国際化への対応を図るため、人的基盤や情報
機能の重要性も踏まえつつ、「防衛計画の大綱」30の修正等の検討を進め、国の
諸施策との調和を図る中で、効率的な防衛力の整備を着実に推進する。
ーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーー
世界規模で北朝鮮を追いつめていきましょうと思われる方は、
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なかなか、射ってきませんが、それ以外にいろいろ動きがあったので。
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北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議2
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議3
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議4(北朝鮮 来月にも)
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議5
○まずは、アメリカから
北朝鮮の攻撃対象は日本、若手将校は「拉致謝罪」に憤慨 米専門家が下院で証言(平成21年6月18日、MSN産経ニュース)
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証言でハリソン氏は、若手将校らは金総書記が2002年に日本人拉致を認め「謝罪したことに憤慨」しており、「日本と紛争になった場合の北朝鮮の能力を非現実的に(高く)評価し、他の高官らを憂慮させている」と述べた。
ハリソン氏は「国連制裁の結果、事態が悪化した場合、北朝鮮は報復として韓国ではなく日本か在日米軍基地を攻撃するだろう」と予測した。(共同)
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ようは、若手軍部が、日本人拉致を認めた事に憤慨しているが、取りあえず金正日の権力で抑えられている、ということでしょうか。国連制裁により、抑えられなくなるか、金正日が死亡することにより押さえつけられなくなると、日本もしくは在日米軍が標的になると言う事でしょうか。
でも、アメリカは万全だから大丈夫だよと。
北朝鮮ミサイルに「備え万全」 米大統領が平静呼びかけ(平成21年6月22日、朝日新聞)
対応する委員会を設置して、
対北朝鮮制裁、徹底に向け米政府が新委員会(平成21年6月27日、読売新聞)
中国に向かう。
対北朝鮮安保理決議 米、中国と履行巡り協議へ(平成21年6月27日、日本経済新聞)
○次は韓国
中央日報は、中国批判をしています。
「中国の放任が北核問題育てた」北朝鮮政策変えるべき(1)(平成21年6月22日、中央日報)
もし北朝鮮が攻めてきても、大丈夫だと。
韓国海軍・空軍の戦闘力、北朝鮮より圧倒的優位(平成21年6月25日、中央日報)
実際、射とうとすれば、先にたたくと。
国防部「北核・ミサイル発射直前に打撃」(平成21年6月27日、中央日報)
○ヨーロッパの対応です。
EU首脳会議、北朝鮮非難宣言を採択(平成21年6月21日、日経新聞)
朝鮮民主主義人民共和国に関する声明(平成21年6月19日、駐日欧州委員会代表部)
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<日本語仮訳>
欧州理事会は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が行った最近の核実験と、弾道ミサイル技術を用いた発射を強く非難する。国連安全保障理事会決議に違反するこれらの行為は、朝鮮半島の平和と安定、ならびに地域および世界の安全保障に対する大きな脅威である。
本件に関し欧州理事会は、北朝鮮指導部への国際的制裁を強化する国連安保決議第1874号の全回一致の採択を歓迎する。
欧州理事会は、EU理事会と欧州委員会に対し、同決議を確固たる手段で速やかに法制化し、北朝鮮の指導部およびその関連組織に対する圧力を強化するよう呼びかける。欧州理事会は、北朝鮮を出入りする貨物船舶の検査を含む、こうした措置の迅速かつ効率的な実施の重要性を強調する。
欧州理事会は、北朝鮮に対し、関連する国連安保理決議の違反をやめ、それら決議の実施と、六者協議の早期再開を含めた対話と協力に応じるよう呼びかける。
ーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーー
これを受けてか、G8外相会合では北朝鮮を非難する議長声明が出されました。
北の核実験「最も強く非難」=イラン情勢にも懸念表明-G8外相会合(平成21年6月26日、時事通信)
G8外相会合 議長声明(仮訳)(平成21年6月26日)
北朝鮮のところだけ引用
ーーーーーーーーーー ここから ーーーーーーーーーー
北朝鮮
・ 我々は、国連安保理決議1718に違反して行われた5月25日の核実験、及び4月5日の弾道ミサイル技術を用いた発射を地域の平和と安定に対する脅威を構成するものとして、最も強い表現で非難する。我々は、国連安保理決議1874の採択を歓迎し、国際社会に対し、拡散関連物資の北朝鮮への、及び北朝鮮からの移転の防止を含め、同決議に基づく義務を完全かつ透明性を持って履行することを求める。我々は、北朝鮮に対し、関連の国連安保理決議の下での義務を履行し、国際安全保障に影響を与えるすべての核兵器及び既存の核計画並びに弾道ミサイル計画を放棄し、国際的な義務の完全な遵守に復帰することを要請する。我々は、2005年9月19日の六者会合共同声明の完全な実施を通じた朝鮮半島の検証可能な非核化の目標に引き続きコミットする。我々は、北朝鮮が更なる不安定化させる行動をとらないこと、及び六者会合への参加を再開することを要求する。我々は、すべての参加者がこの形式の下での合意された措置を実施する必要性を認識する。我々はまた、北朝鮮が、拉致問題を含む人道上の問題に対する国際社会の懸念に直ちに取り組むことを要請する。
ーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーー
めずらしく、拉致問題が取り上げられています。この件が、首脳会談でどの程度盛り込まれるか、中国、ロシア次第でしょうか?
○日本の対応
中曽根外相がG8で精力的に動いています。
この会談があって、G8の共同声明に繋がるのでしょう
G8の強いメッセージ必要 北朝鮮核実験で日伊外相(平成21年6月26日、47ニュース)
アメリカとも対談。次官なのはクリントン長官が骨折で来れなかったため
北の核開発容認せず=中曽根外相と米次官(平成21年6月26日、時事通信)
中国にジャブ
中曽根氏、中国の核軍備増強に懸念=G8外相会合が開幕(平成21年6月26日、時事通信)
北朝鮮の核開発を手助けしたとおもわれているパキスタンに、ODAをちらつかせて、情報を引き出そうと。GJ
「北朝鮮の核情報提供を」 中曽根外相、パキスタン外相に要請(平成21年6月27日、日本経済新聞)
外務省のページ
外務省:北朝鮮の核問題
日本の法整備の進捗状況
貨物検査特措法の論点について報告受ける 北朝鮮ミサイル・核問題に関する合同部会
でも、この法案を通さないと衆議院解散できないじゃない。この状態で衆議院を解散して、民主党政権になったら、法制化は無理ではないか。早く通して下さい。
北朝鮮核実験:船舶検査 衆院選「争点化も」 海自出動、民主に反対論 ◇読めぬ解散日程--見えぬ法案成立(平成21年6月27日、毎日新聞)
【おまけ】
経済財政諮問会議(「経済財政改革の基本方針2009 ~安心・活力・責任~」の答申)
なぜ、これを取り上げたかというと、この中も『3.防衛・防災・治安等 ①防衛」において、北朝鮮が取り上げられているからです。
しかし、これにしても防衛大綱の見直しにしても、自民党政権があってのことです。民主党になってしまえば、白紙に戻されてしまいます。
なんとか、頑張ってもらいたいものです。
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1 防衛
・ 北朝鮮によるミサイル発射、核実験など厳しさを増す安全保障環境に適切に対
処するとともに、任務の多様化・国際化への対応を図るため、人的基盤や情報
機能の重要性も踏まえつつ、「防衛計画の大綱」30の修正等の検討を進め、国の
諸施策との調和を図る中で、効率的な防衛力の整備を着実に推進する。
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