見出し画像

Tシャツとサンダルの候

碓氷峠アプトの道と伊香保温泉石段散歩


10月5日

かつて碓氷峠を走っていた碓氷線は、今は遊歩道として活用されている。



横川駅。

ここからアプトの道と呼ばれる遊歩道が伸びている。



では出発しよう。

眼鏡橋までの、往復10km弱を歩くつもりである。



今回、画像が多い。

さっさと進めたい。




鉄道文化むらに展示された車両を横に見ながら歩いていくと、関所跡の案内があった。

少し遊歩道から外れたところに、



碓氷関所跡はあった。



レール跡が残るアプトの道。

アプトとはドイツ式の山岳軌道法の事らしく・・・

要するに、その軌道法を採用した路線だった事から、その名が付けられたようだ。

片側一車線は、峠の湯駅までの観光トロッコ列車用にまだ使われている。



旧丸山変電所が見えてきた。




レンガ造りの建屋が2棟並んでいる。

碓氷線の電化に伴い、明治45年に建設された施設である。






丸山駅と旧丸山変電所。




今はトロッコ列車が発着するのみになった『とうげのゆ駅』

ここから先は正真正銘廃線となっている。



峠の湯からは、トンネルが連続する。




右から降りる坂道は旧中山道跡。

街道を突っ切る様に、線路を伸ばしていたようだ。



手掘りのトンネル。




何のための穴?




お化けがそこらに佇んでいたとしても、見なかった事にして通り過ぎよう。




三つのトンネルが連続する。

このトンネルを抜けた先には・・・



もしかしてこれが、




お目当ての第三橋梁、通称めがね橋だ。




めがね橋を渡り切ると、下に降りれるようになっていた。








明治25年に架けられた日本最大のアーチ橋。

使われた煉瓦は200万個以上なんだとか。



往復2時間半ほどの廃線ウオーク。

いい汗を流せた。



次の目的地は伊香保温泉である。

途中、山間に突然うどん屋がひしめく一角があった。


水沢うどん。


日本三大うどんの一つと書いてある。

思えばこの旅で、名物と言うものをまったく口にしていない。

適当に店を決めて飛び込んだ。


「えーっとね、ざるうどんの・・・」




「お待たせしました。」


目の前に置かれたのは、大振りのマイタケの天麩羅2個のセットだ。


ツルツルツル


麺はつるつるシコシコ、出汁も上品。

注文忘れもしないし、ガラガラ声のバーサンも出てこない。

接客も言う事無しである。

どこかの蕎麦屋の1000倍は良い店だ。



腹ごしらえも済んだし、覚悟をきめ伊香保温泉石段の前に立つ。

伊香保は石段の町である。



では登ろうか。

石段の両脇には、温泉宿や土産物屋がひしめく。



伊香保関所跡。




この石段には、与謝野晶子の一文が彫られていた。




石段を登り切った先には、




伊香保神社がある。




これは、後に久留米で自刃する事になる高山彦九郎が腰掛けたとされる石。

そういえば、高山彦九郎は上州の出だった。


さらに奥へと進む。



ここで温泉の水を飲めるらしい。




神社から400m程進んだ、奥まった場所に露天風呂がある。




伊香保源泉と読める。




これだな。





源泉から引っ張り込まれた湯は、石段の下の暗渠を通り、各温泉宿に分配される仕組みだ。

このガラスを覗くと、温泉が流れているのが見える。



石段で掻いた汗は、石段の湯(410円)で流そう。

大混雑を覚悟していたが、意外や意外、湯船には誰も入っていなかった。

かけ流しの赤茶けた湯に、一人大の字になり、どっぷりと浸かった。



極楽、極楽。


宿泊は道の駅あがつま峡。

何と温泉併設である。

さすがにもう温泉は十分だ。

w d  t


走行距離108km 累積走行距離1011km

コメント一覧

minou_yamatai
アプトの道いいですよ。
これから紅葉時期が、1年で一番いいらしいですよ。
corgi_yume
ようこそ上州へ(^^)v
地元に居ながら
アプトの道は未踏です

あがつま峡道の駅は
ドッグラン利用でよく行きます

お次はどちらかしら
楽しみです

お気を付けて💛
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「車旅とかキャンプとか」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事