Tシャツとサンダルの候

九重山開き。ミヤマキリシマ咲く大船山を行く。

またもや山である。

しかも、平治から高岳に続き、今回もまた、主題はミヤマキリシマである。

こう見えても、このところ、テーマが被り過ぎているとは、自分でも  少しは   感じてはいるのだ。 

「もういい!ゲップが出そうだ。」

の声も聞こえて来そうだが、気にしていたら記事は書けぬ。

構わず進めたい。

 

 

6月3日。

今年もまた、九重山開きを迎えた。

最近、頻繁に山登りにお付き合い願っている大学の先輩と、大船に登る事にしている。

且つ又、どうせならばと、私の義兄弟達も誘っている。

もっとも、山開き当日の大船は、大混雑になるのは必至だ。

それを避け、山開き当日の夕方、私達兄弟は、長者原に集合し前泊。

月曜日早朝から登山、と言う手筈である。

で、前泊となれば、大体こうなるわな。

それにしても、なんで、こう嬉しそうなんだろう。 

6月4日。

先輩とも合流し、朝8時より登山開始だ。

タデ原湿原を渡り、雨が池経由で坊がつるを目指す。 

快晴である。

まずは樹林帯を進む。

なにやら茂みに向かって、一眼レフを向けているオジサンが居た。


「なんすか?」

「バイケイソウたい。」


んじゃ、私も。

パシャリ。

雨が池。

と言う割には今回も残念ながら見る事は出来なかったが。

彼方に、ピンクの帽子を被った、平治岳と北大船山が見える。 

今回、やたらと記念撮影が多い。

誰彼構わず、「すみませーん。撮ってくれませんか。」

この日、雨が池は出現しなかったが、はた迷惑なオジサンなら、私らを筆頭に、相当数九重に出現したに違いない。

雨が池を越え、前方が開ける場所まで来た。

ここは、眼下に広がる坊がつると、その奥、目指す大船山の姿が望める、最初のポイントである。 

この辺り独特の樹林帯を抜けると、坊がつるはすぐそこだ。

 

キャンプ場には、色とりどりのテントが花開いていた。

 

さあ、大船にとりかかろう。

 

岩場とガレた道が続く。

いつ登ってもこの山はきつい。

稜線が見えてきた。

ゼハー、ゼハー、ヒーコラ!!

あとちょっとで段原だ。 

頑張るぞ!

自分を鼓舞しないと、足が前に進まない。

段原到着。

やっとついたぜ。

ここまで来れば、疲れの峠は越えたも同然だ。

 

北大船のピンクが見事である。 

さっそく、スマホを取り出し、パシャリ。

北大船を撮る私を撮るのは止めてくれ。

ったく。

いつのまに撮ってたのやら。

大船山頂直下の岩場に差し掛かった。

 

ミヤマキリシマ越しに振り返ると、そこにはピンクに縁どられる北大船が見えた。

 

ミヤマキリシマの間には、サラサドウダンも可愛らしい花を咲かせている。

 

さあ、ラストだ。

 

山頂で不気味に笑う、4匹のオッサン。

私だけ笑ってないように見えるかもしれないが、それは大きな間違いである。

これでも、そこらを転げまわりたいほど爆笑しているのだ。

御池。

大船は御池(おいけ)、中岳は御池(みいけ)。

ややこし過ぎる。

全く持って、不親切なネーミングという他ない。

念仏のように唱えて覚えよう。

九重の山々。

何度眺めても、見飽きる事は無い。

 

大船山はミヤマキリシマのピークとは言えなかったが、それでもこの快晴である。

絶好の山日和と言っていい。 

やっぱ、今日登ってよかったよ。

 

 

 

下山の後は、お楽しみの反省会である。

 

続く。

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