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Tシャツとサンダルの候

妖精からの贈り物


今年もこの山にやって来た。

五家荘雁俣山だ。



この時期のこの山といったら、何たってあれである。




この保護区域の斜面一杯に咲く、




カタクリ・・・なのだが、

まだお目覚めでは無いようだ。

花弁を開かせ、イナバウアーしてくれるまで、あと1時間と言ったところか。


それなら、先を急ごう。

私には、ある確信があるのだ。



ここまで登ってくる最中に、チラッと見えたあれからすると・・・

いや、まだここでは言うまい。



ワチガイソウ




シロバナネコノメソウ




コガネネコノメソウ




ユキザサ


先ほどから、しきりにチョンチョンと言う囀りが聞こえてくる。

カメラの被写体に野鳥が加わって以来、

花を探しては下を向き、囀りが聞こえては梢を見上げねばならぬ。

誠に忙しい。



いた!

ホオ、、、ジロかな?



そんなこんなで、頂上直下まで登ってきた。

あとひと登りで、きっとあれが見られる筈。



よいしょっと、











ほーらね。


私の予感、ドンピシャリだ。



ヒカゲツツジ越しに雲海を望む。

なんと贅沢なシチュエーションだろう。



頂上には私一人だ。

見晴るかすこの雲海を独占である。



振り返るとミツバツツジも。



30分ほど山頂に長居して時間調整。



シジュウカラが飛んできて、山頂が賑やかになってきた。

思い出したように腕時計を見ると、


頃合いだ。

カタクリもお目覚めだろう。



開いてる、開いてる。

時間調整、よーし。



背後から差し込む陽光が、ピンクの花弁を透き通らせる。

えも言われぬ美しさである。



イナバウアーした花弁の中心には、よく出来ましたマークが。



























今までで、今年が一番多いのではなかろうか?

おまけに雲海のご褒美まで。



遥々来て良かった!

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