うっ滞注意報→警報へ

最近、里親さんのところでもちょくちょくうっ滞が見られるようになりました。
春が近づいて換毛期に入りかけている、または入っている子も多くなってきました。

うちでも昨日ふたりの子がうっ滞になりました。
ひとりは薬を使いましたが、もうひとりは自分から野菜と牧草を口にしたのですぐ治りました。
うっ滞はすぐに処置しないと毛球症に繋がります。

換毛期はうちでも牧草をあげますがまだあげていませんでした。反省。
牧草は奥歯を削るのを忘れさせないためにたまにあげることは必要ですが
毎日あげると、いざというときのうっ滞の薬になりません。
換毛期こそ牧草の力が一番発揮できるのときなのです。

でも毛球症予防に一番大事なのは水分です。
恐らく野菜主食の子は毛球症にはならないでしょう。
野菜だけで十分な栄養を摂取させるのは非常に困難ですけどね。
たくさん水を飲む子は毛球症にはなりにくいです。
なので換毛期にはペレットを減らしてでも牧草や水分をいつもより多く摂らせます。
ペレットを減らすと体重や毛並みが・・・というのなら
ペレットにえん麦を混ぜるなどすればいいです。

万全の体制で換毛期を迎えてもなる子はなってしまいます。
なりやすい子はプリンペランとペリアクチンをもらっておくといいです。

もしも病院が開いていない時間にうっ滞に気付いたら
とにかく強制的に水分を摂らせて下さい。
シリンジやスポイドはそのためにも必要です。
水分を摂らせ、胃がパンパンに張っていなければ温めながら軽くマッサージをします。
張っている場合は胃は指でつつくだけにして下半身だけを軽く揉んで下さい。
そして走るようなら走らせる。
走らないなら水分補給とマッサージのくり返しです。
長時間に及ぶこともありますが頑張ればきっと回復します。
心細い里親さんはいつでも連絡下さい