ポリ塩化ビニル少女の空間

無機物を愛する紳士たちの社交場

プリンセスコネクト!Re:Dive クロエ

2021-08-21 16:58:03 | エロゲー


プロフィール
年齢 17歳
身長 154cm
体重 42kg
誕生日 8月7日(しし座)
血液型 O型
種族 エルフ
ギルド 聖テレサ女学院(なかよし部)
趣味 ダーツ
CV 種﨑敦美


概要

クロエはCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
2019年8月の公式生放送で初公開され、翌月のイベント『森の臆病者と聖なる学舎の異端児』でゲーム内に登場した。無印版では登場しない、Re:Diveの新規キャラクター。
聖テレサ女学院の高等部2年生。【なかよし部】の3人の中では真ん中にあたる。
「あちら」の世界での名前は黒江花子(くろえ はなこ)。

ストーリー中に剣で攻撃する描写があり、SDクロエも剣を所持していることから、プレイアブル化される前から物理攻撃キャラと予想されており、実際に短剣(他にはタマキやムイミなどが装備する)キャラとして2019年9月中旬に実装された。


人物

ランドソルの中でも治安の悪いダウンタウン(市街部)、さらには立場の弱いエルフ族の母子家庭で育ったため、言葉のチョイスやイントネーションが非常にチャラついている一方で、ほぼ常にテンションの低いダウナー系キャラでもある。
これでも、彼女の両親の故郷「エルフの里(コッコロやフォレスティエのものとは別)」が滅ぶ前までは、そこそこ高貴な血筋だったらしい。ちなみにクロエは里が滅んだあとで生まれたため、ランドソル生まれのランドソル育ちである。

低い声、鋭い目つき、愛想のない性格が災いし、「ごきげんよう」の挨拶がデフォルトのお嬢様学校においては「不良」と認識され、浮いてしまっている。イベント『授けの財団と聖なる学舎の異端児』でも【メルクリウス財団】にその振舞いから「過酷な境遇で育った不幸な子」「超毒舌家」として認識されてしまっており、同情&心配されている。
ユニからは、「ルール無用の残虐ファイトで知られる」とまで言われてしまっているが、それってもしかして・・・。
学費も高い聖テレサ女学院を選んで入学したのは、クロエの事を思って少しでもいい学校に入れたかったという母親の愛情と将来を見越してのクロエの意志があった為。ちなみに学力は入学時でギリギリだったらしいが、本人の努力によって奨学金を希望できる程度には学力は上向いている様子。特に運動は得意であり、運動系の科目では常に最高得点を得ている。手先も器用な方ではあるが、絵画の才能はない。その他文才に乏しく、文章作成能力は壊滅的で、レポート作成などでは小学生レベルの作文を作るのが精一杯。

一方で他人に媚びないクールな佇まいが従順な箱入りお嬢様たちを引きつけるらしく、学院内に隠れファンも多く、また時系列とも共に増加傾向にある。主人公も「クロエちゃんは格好よくて可愛い!」と褒め散らかしている。
しかし、ファンの増加が原因の一つとなってしまいなかよし部解散の危機を招いてしまった。

見た目や話し方の第一印象に反し、本質的には優しく気配りができる長女気質の性格であり、それを知っているなかよし部のメンバーからは可愛い子、照れ屋と認識されている。明らかに何か言いたいことがある場合でも「・・・いいけど」「いいけど別に」とごまかし終わらせることが多い。
一応同年だが記憶喪失の影響で世間知らずな主人公に対しても、その事情を酌んだ上で弟を見るような目で世話を焼いてくれる。家族にも紹介済みであり、実家に招いたりなど、家ぐるみの付き合いがある。弟が主人公を「家に連れ込んでる」という旨の発言をした時に、クロエ本人が訂正を促していたが、どう考えても弟の表現が正しい。
なかよし部メンバーも家に押し掛けているようだが、弟達が悪い影響を受けている為、出禁にしようとしている。

ギルド内では主にツッコミ担当であり、相手のノリなどお構い無しに突っ走るなかよし部の他のメンバーに振り回されている苦労人・常識人ポジションを取っていることが多い。とはいえ隙あらばチエルと協力してユニをからかう側に回ることもしばしば。更に他のメンバーのおふざけがエスカレートしクロエの我慢の臨界点に達してしまうと、ブチギレてドスの利いた激しい怒号を飛ばしながらメンバーに襲いかかる、また煽り耐性が低く、ユニやチエルからの煽りや主人公の失言でも同じようにブチキレる。
クロエ「てめえら、ブチ殺してやるッ!」
なかよしXに罵倒(という名の褒め言葉)された時は泣きそうになっていた。

年の離れた3人の弟と病弱な母親との5人暮らしであり、料理も含めた家事全般は主にクロエが担当している。父親は典型的な森のエルフだったらしく、クロエが物心つく前から戦闘訓練などを施していた。だが都会のランドソルには馴染めなかったらしく、次第に家族とも疎遠になっていき、クロエの14歳の誕生日を堺に蒸発してしまった。(ロストした可能性も考えられる)
クロエにとってはそこまで悲しい出来事ではなかったようだが、父親の「大事なものを守る力は常に持つように」という教えだけは、人生の指針として残っている。
校則でアルバイトは禁止されているのだが、「せめて自分の学費くらいは稼いで家族に楽をさせたい」との思いから、学院関係者と鉢合わせをせずにすむ違法な職場での高単価のアルバイトに精を出していた。
しかし、記憶喪失のため純粋な心を持つ主人公を次第に弟たちと重ねて見るようになり、その影響で家族に嘘をついてまで危険なバイトに手を出す必要はないという考え方になった。キャラストーリーの後半では、アパレルや飲食店などの健全なアルバイトで働いている。ちなみに、彼女がアルバイトをしていることは教員にも薄々バレていたが、ボランティア(有償)ということでゴリ推している。

また、父親の判断で幼少の頃から戦闘訓練を受けたり、危険なアルバイトによる物騒な環境で育ったため、ストーリー内での戦闘能力は非常に高く、荒くれ者を一瞬で黙らせるほどである。基本的に戦力外とは言え、並の魔物程度なら難なく倒せる主人公も選択肢次第で何の反応も出来ずに一瞬で背後に回られ刃物を突き立てられてしまう。得物は「フロムタスク・ティルドーン」という名のククリナイフ。裁縫から図画工作までなんでも熟せる万能ナイフ、という触れ込みで教員たちを説得し、学校内でも持ち歩いているらしい。ちなみに得物を使わない格闘術も相当な腕前。
なお、過去にバイト先の一つをファントムキャッツことタマキによって潰されており、タマキの正体を知った際には恨み節を吐いた。

年長者は個人の人物像に関わらず年上として尊重する面もあり、初対面で「生意気な子供」だと思っていたユニに対しても、上級生と知った後は後輩としての分をわきまえた言動をしている。但し、ボケに対してはユニやそれ以外の年上にも毒舌混じりの容赦ないツッコミを入れる。
逆に子供に対しても年の離れた弟がいることから扱いは得意。普段は面倒臭がるが、面倒見は良い。ちなみになぜか子供を言い聞かせる時は自身のことを「おばちゃん」呼びにする。

おしゃれについても拘りがあり、学生服や体操服でも自身のセンスを全面に出して改造している。服飾店のアルバイトではコーディネイトの才覚を発揮して客から一定の人気を得ている。ただし自身のセンスに対する絶対的自信とズケズケと言う正直な所、そして常に購入者の目線からものを言うため、販売者として致命的な商売根性(ものを売って利益を出そうという貪欲さ)に欠ける。
また154cmという身長など、体つきにはコンプレックスを抱いているようで、身長体重を訊くと「表に出ろ」と言われる。ユニのロゼッタからも3サイズをバラされそうになっている。曰く、上からはちじゅ――
ユニ「OKロゼッタやめるんだ。殺される」

中二病的要素に対する関心も高いことが窺え、アンナが主人公に付けたあだ名(閃光のシグルド)やミフユの二つ名(ドラゴンスレイヤー)を気に入っている。特にミフユの事は二つ名を聞いただけで勝手にリスペクトしている。
麦しゅわガンギマリねえさんとして評価が芳しくなかったユカリも、元聖騎士という肩書を聞いて評価を改めた他、以後も中二病ワードが出るたびに敏感に反応している。
プレイアブル化された際のスキル名も、アンナほどではないが中二病的な要素を感じるものとなっている。
「てゆか…カッコいいじゃん、こういうの」


ユニオンバーストでは「闇黒の曙光」と書いて「よなかのよあけ」と呼んでいる。
中二病はあくまでファッションとして楽しんでおり、自身の語学的感性が世間一般には中二病として忌避されていることには自覚があるため、そういった言葉遊びはあくまでプライベートでのみ展開される。

同族であるエルフ社会には配慮しつつも一定の距離を取っており、ランドソルのエルフコミュニティに深入りはせず、森のエルフたちにとっては自身が外様である事をわきまえて行動している。
ただし同族に隔意があるわけでもなく、主人公との交流では他にエルフの知り合いがいるか尋ねており、その際主人公はサレン・ハツネ・コッコロの名前をあげている。
この中でも特にハツネと彼女の妹シオリは遠い親戚であり、ギルドハウスのセリフによると幼い頃は彼女たちとの交流もあった模様。
ただし「あちら」の世界でも同様の関係だったのかは不明。
ちなみに外部ではあるが同族なのでエルフの森へは顔パスで入れる。3周年記念のイベントストーリーでは、配達で各所を回っていた主人公をテレ女からエルフの森まで案内していた。

上述の通りダウナーキャラではあるが、驚いた時のみ萌えキャラのような甲高い悲鳴をあげてしまうことを気にしている。
このことを知っているのは、家族以外だと狙っては無いだろうが無防備なタイミングで話しかけてくる主人公と、キャラソンCDのドラマパートで行動を共にした際に悪戯を何度も仕掛けてきたミソギの二人。目の前で萌えキャラのような悲鳴をあげてしまっているのでこのふたりは知っている。
クロエ
にゃああああああああああああああああ!?


なお、すぐ横ぐらいで萌えキャラみたいな悲鳴をあげてしまったにも関わらず、チエルには気づかれていない。
「今この辺で一瞬めっちゃ可愛い悲鳴が聞こえたんだけど……」「さー。気のせいじゃないの。」


ストーリー

『森の臆病者』で、主人公に頼まれて編入してきたアオイと接触した。最初こそアオイに白目を剥かれるも、休み時間に誰よりも早くアオイの元へ行ったり不器用ながら背中を押し、クロエの優しさに触れたアオイからなかよし部でもいち早く懐かれた。
その後、アオイが誤って逃がしてしまったオオドクマンドラゴラが裏市場で高値の取引をされてるのを思い出し討伐の協力を申し出る。なかよし部とアオイの連携でマンドラゴラを追いつめるも、アオイの最後の一撃で爆発四散してしまい野望は頓挫した。
編入期間終了後、エルフの森に帰ったアオイに手紙を出しており、"アオイとの交流を境になかよし部で集まる時間が増えた事""アオイに早く戻ってきて欲しい"という内容を綴っていた。
イベント後も、時折森に行きアオイを遠目に見守っている様子である。

『授けの財団』では、起業案としてファッションセンスを活かしたコーディネーターを提案したが、そもそも店のコンセプトと服の趣味が合っていないメルクリウス財団の面々の無茶振りに応えられず採用に至らなかった。もっともこれは模擬のプレゼンであり、商品を売るところを見せるべきであって、商品を売れなくなってでも自分のこだわりを通したクロエの方にも大きな原因がある。
ちなみに、その前にプレゼンをしたチエルの商品の「おしゃべりチエルちゃん」の媒体である人形を作ったのはクロエであり裁縫技術の高さも窺える。
更にこのイベントを通して、アキノから「暴言女王」という不名誉な渾名を付けられてしまった。クロエ「このお嬢アホなん?」

『鋼の聖女』においてはクロエととある人物との関係性が、なかよし部の存続に関わる重大な事態に発展している。(但しあくまで相手側からの一方的な私怨である)
聖学祭の徒競走の種目で全てトップを取る活躍をしており、アキノから「金色の疾風」と呼ばれた際はご満悦の様子だった。屋内展示では学友の口車に乗ってしまい、渋々ながらメイド喫茶で接客を行った。クロエ「冥土の果てまでブチ転がしてやるから二度と帰ってくんじゃねえぞクソ共」
聖学祭にはクロエの家族が来ており、主人公と共に家族で昼食を取っていた。ユニ「大概だぞクロエ君」

なかよし部員では一人だけ、メインストーリー第一部の最終決戦である王都終末決戦時点でプレイアブル実装されていた。
そのため『授けの財団』の予告にて決戦への言及があるが、彼女はあの決戦を「ぽこぽこ生えてくるヨロイみたいなやつ、一生ボコ散らかすバイト」と認識していた。一応なかよし部のメンバーには「とりま救ってきたわ世界」とは言っているものの、周囲が割と主語デカめなことを言っていたため自分も合わせていただけの様であり、事態の大きさをイマイチ理解出来ていない様子が窺える。急に呼ばれて一週間ぐらい学校を休んで戦っていたらしいが、実際何の説明もされずいきなり謎に現場行かされていたために、時給はいくらだったのか、そもそも対価として報酬がもらえるのかも不明。「ていうか……請求書どこに出すんだアレ……」

「レギオンウォー」にも参加しており、曰く「なんかやべーギルドとボコ散らかすバイトあるッつって詳細謎に包まれ系」とのこと。ユニ「時給は良いのかね?」チエル「時給どんだけなんですか?」
現在、なかよし部全員実装&全員参加のイベントであり、一体、どのように言及されるのだろうか…?

スキル
通常
ユニオンバースト 闇黒の曙光 敵単体に物理特大ダメージ
スキル 紫紺の黄昏 敵全体を畏縮(66まで累積)+自分の物理攻撃力を中アップ
紫紺の黄昏+ 敵全体を畏縮(99まで累積)+自分の物理攻撃力を大アップ(永続)
白銀の月影 敵単体に物理中ダメージ+物防小ダウン(畏縮の数で効果アップ)
EXスキル 更け征く夜 物理攻撃力中アップ
更け征く夜+ 物理攻撃力大アップ


聖学祭
ユニオンバースト 金色の疾風 敵単体に物理大ダメージ+自分の物理攻撃力を大アップ
スキル 涅の小夜荒 自分の物理攻撃力を中アップ+敵単体の物理防御力を中ダウン+初回使用後49回攻撃する度に自分のTPを特大回復
翠微の科戸 敵単体に物理中ダメージ
EXスキル 吹き荒ぶ颪 物理攻撃力中アップ
吹き荒ぶ颪+ 物理攻撃力大アップ


キャラステータス
通常

【物理】
前衛で、手数で圧倒する、ダウナー系エルフ。
攻撃するたびに相手に【畏縮】ステータスを追加し、スキルのダメージと物理防御力ダウンに磨きをかける。

専用の状態異常「畏縮」を駆使する手数重視の物理アタッカー。
なかよし部の3人の中で最初にプレイアブル化された。

1waveの最初に「紫紺の黄昏」を使うことで、敵全体をクロエの攻撃が当たるたびに【畏縮】ステータスが1つ追加されるようにする。畏縮は最大66(専用装備無し)→最大99(専用装備装着)まで追加される。

畏縮を累積させることで、もう一つのスキル「白銀の月影」のダメージ量と物理防御デバフ量が増加する。ユニオンバーストは表記上は特大ダメージのみだが、20ヒットの多段攻撃なため多くの畏縮を付与させることができる。そのためそれが実質的な追加効果となっている。

デバフスキル持ちなことに加え、カウントを累積させると強力という仕様から、もっぱら長期戦となるボス戦で使用される。初動こそ効果が小さいスロースターターだが、畏縮のカウントが進んだ後半では大きな効果のデバフをコンスタントに与えることができる。

同じ物理防御デバフ持ちで自身の火力も高いマコトやクリスティーナなどが重宝されていることと同じく、クロエも防御デバッファーとして活躍できる。

ただし、敵が複数に分かれてるクエストやアリーナではその性能が霞んでしまうことが多い(それぞれの敵に対して悠長に畏縮を貯めて攻撃することはなかなかできないため)。
また「開幕で1回しか使わない」紫紺の黄昏に付いている自己バフは、専用装備無しの状態では途中で効果が切れてしまうため、ほとんどおまけ要素と化してしまう。

前述の通り後半は強力なデバフを与えることができるが、その分初動の効果の小ささが気になるため、クロエを使用する際は水着サレンなどのTP加速スキルと組み合わせてUBの早期発動を狙い、なるべく序盤から畏縮のカウントを進めたいところである。

後発キャラゆえにメモリーピースの入手手段は女神の秘石にほぼ限られていたため、才能開花の難易度は高い方に入る。
クロエはアタッカーを兼ねてるうえに防御ステータスも並程度なため、才能開花によるステータスアップの恩恵が大きく、運用するならなるべく★5にしたいため、その才能開花難易度の高さも短所の一つ。

しかしこの点に関しては、ハードモード33-3にてクロエのメモリーピースが実装されたことで緩和された。前述した通り単体が相手のボス戦では強力な性能を持つため、特にクランバトルを重視する場合は彼女の育成も視野に入れておこう。

2020年8月10日には専用装備「フロムタスク・ティルドーン」が実装。
スキル1である紫紺の黄昏が強化され、畏縮の最大値が99までに増加されるほか、自己バフが念願の永続効果となり、効果量もアップする。

畏縮の最大値が増えたことで白銀の月影の最大ダメージ量・デバフ量が増加し、永続攻撃力バフによる基礎火力もアップしたことで、ユニットとしての性能が純粋に底上げされた。
畏縮のカウント稼ぎのためTP加速要員が欲しいのは相変わらずだが、専用装備のステータスにTP上昇が含まれてるため、UBの早期発動も狙いやすくなっている。

聖学祭

【物理】
前衛で疾風の如く駆け抜ける、ダウナー女子。
49回ダメージを与えるたび自分のTP全回復のスキルと発動ごとに攻撃力アップのスキルで勝利のテープを掴む。

イベント『鋼の聖女と聖なる学者の異端児』に登場した聖学祭で披露した体操服姿のクロエでイベント終了後しばらくしてから恒常キャラとして実装された。

通常版同様手数で押していくタイプだがスキル1初回使用以降49回攻撃すると自分のUB即時発動可能状態になるというもの。
自分自身の物理攻撃バフは効果時間が長い為長期戦ほど真価を発揮できる。
但し自身の手数はUB以外は多くなくスキル1の追加効果を生かすにはTPサポーターが必須と言える。
またバフ依存の性能なのでバフ消し持ちの敵も苦手と言える。

余談

Re:Dive三周年生放送において、ホーム画面ランキングで花子のイベントスチルがシーン部門3位にランクインしている。
更にシーン部門2位とアニメ部門1位がなかよし部の為、実質、クロエ(花子)が両方の部門の半数を占めてる事になる。

★3イラストや勝利ポーズでは棒付きの飴を舐めているため、プレイアブル化後は飴と共に描かれたイラストが多く投稿されている。
クロエ
夜っていいよね


また、バトルの際の畏縮のアイコンも飴であることから、飴はクロエを象徴するアイテムとなっている。
元々、弟達の為に大量のお菓子を所持しており飴もその一つのようであり、ユニにゼリーを食べさせたこともある。

なかよしXには「毎日が制服デー」と罵倒されていたが、実は衣装違いだけなら作中でも多い方で、鋼の聖女の時点で【制服、体操着、ストリート系、メイド服】のパターンがある。(ストリート系はイメージ内でメイド服は聖学祭で一時的に着ていたのみだが)

余り話題にならないが、実は交差利きである可能性が高い。それを裏付けるものとして、
・武器の短剣は基本的に左持ちだが攻撃モーション毎に左右で切り替えている(UBのカットインでは左手で短剣を回している)。
・箸を持つのは右手、フォークは左手で持っており、棒付き飴は場面によって持ち手が違う。
…等々、上記の様に、状況に合わせて持ち手を変えている為、描写ミスで無ければ、交差利きor両利きで確定だが、現時点で公式からの言及が無い為真相は不明。

「キラーペンシル」という装備品にこだわり…というか縁があり、クロエのストーリーにたびたび登場する。
ちなみにキラーペンシルはRANK1の短剣として実際に実装されているもの。前述の通りクロエの武器種は短剣であるため、ゲーム上は彼女が一番最初に装備する武器である。
キャラストーリーの第3話では迷子になり散らかしてエルフの森に迷い込んできた主人公にキラーペンシルを渡しており、『授けの財団』での親愛度ストーリーでこの時のキラーペンシルを主人公がまだ持っていることを知り、複雑な思いを巡らせていた。
また、誕生日ストーリーでは主人公からクロエの名前が彫られたのキラーペンシルをプレゼントされている。
2021年の誕生日イベントで手作りケーキのお返しに限定カラーのキラペンをあげる名目で、主人公をやはり自宅に連れ込もうとしていた。「大概だぞクロエ君」

ゴブリンスレイヤー女神官

2020-06-28 08:20:43 | エロゲー



黒インナーは別ドールの写真ですが内容はまったくかわりません。
CV:小倉唯

地母神を崇める敬虔な女神官(プリーステス)の少女。15歳。
神殿で育った孤児で、本作世界では成人として見なされる年齢になったため神殿を出て市井で独立し冒険者となることを選んだ新米冒険者であり、そのため初登場時は最低等級の第十位『白磁等級』。

ギルドで冒険者登録を済ませた直後に同じ新米の冒険者三人に声をかけられ、初めてのゴブリン退治に参加し、ゴブリンが巣食う洞窟に赴く。しかし、一行がゴブリンや洞窟を侮って挑んだことが災いして罠に掛かり、パーティは全滅。自身も絶体絶命の危機に瀕していたところをゴブリンスレイヤーに助けられる。

以降は自身の力が彼の助けになるかもしれないと考え、ゴブリンスレイヤーと共に冒険をしている。
神官に相応しく、とても優しい性格。しばしば無茶を冒すゴブリンスレイヤーを心配し、同時によく慕っている。

人物

いと慈悲深い地母神を信仰しているだけあって、他人を思いやる優しい性格。反面、一党の中で自分だけ下級等級である事もあって自己評価が低い。
地母神の教えもあるが、当初はゴブリンであっても殺傷する事に躊躇っていた。
また、恥ずかしがり屋であり、貧相な体つきを気にして扇情的な衣装が苦手(ただし奉納演舞の衣装の様に、必要ある場合は身につける)。密かに受付嬢や魔女といった大人の女性のスタイルに憧れを抱いている。

書籍10巻に登場した葡萄尼僧を姉の様に慕っており、『彼女がゴブリンの娘』という悪評が心無い人々に面白半分で広まった時には、いつもの真面目で穏やかな性格が一変し、意地を張る子供の如く不機嫌な様子を隠さなくなった事がある。

一党内では地母神のもたらす奇跡(劇中における魔法のようなもの)を賜り前衛補佐を担うと共に、炊事もこなすなど甲斐甲斐しさが目立つ。
その職業ゆえに非力で直接戦闘は苦手としているが、白磁等級でありながら奇跡が4種類、(全て合わせて)一日に3回(鋼鉄等級に昇格した第6巻では3回使った時点で直ぐに休息をとれば最大6回まで使えるようになっている)まで使えるなど素養はあるらしく、神官としての能力的にはなかなか優れた人物である。
実は、初登場の時点からすでにレベル3の神官だったという、ああ見えて優れたエリートである(TRPG的に考えれば、神殿育ちの孤児という出自から、最初からレベル1の神官技能を持ち、初期経験点を全て神官技能に振った結果と思われる)。
ゴブリンスレイヤーとパーティを組むようになってからは、彼の奨めでスリングによる投擲の鍛錬も積んでおり、非常時の補助武器として用いる事もある。また、冒険を休んでいる間は、神殿でのお勤めの傍ら、モンスターマニュアルで勉強したりしている。

初陣でも慢心から準備が不十分だったパーティの仲間に苦言に近い不安を零したり、他の3人が気づかなかったゴブリンの動きに気付くなど、冒険者の適性も元々高いようで、過酷な現実に直面しつつも乗り越える芯の強さを持つ。

以降はゴブリンスレイヤーと組んで任務を行うようになり、彼のどこまでも現実的なゴブリン討伐に同行することで、冒険者としての地力を付けていく。
最初はベテランの冒険者でも忌避するようなゴブリンスレイヤーの奇行に苦言していたが、幾つものゴブリン退治を経て早い内から順応しており、考え方や言動の面でもゴブリンスレイヤーの影響を強く受けている。……と言うより、諦め気味に慣れてしまった。

余談だが、彼女が法衣の下に身に着けている鎖帷子は「ゴブリンスレイヤーが初めて評価してくれたもの」として、戦闘で大破しても修繕して使い続けるほどの並ならぬ愛着を持っている。とある事件で紛失した時、彼女にしては珍しい位に取り乱しており、彼への信頼の深さが伺える。

オーガ戦を経て黒曜等級に、その後しばらく間を置いて、訓練場防衛戦での功績が認められた事で鋼鉄等級まで昇格する(なお、それまでの功績の多くがパーティの熟練冒険者によるもので、彼女自身の功績が認められないという理由により、鋼鉄等級への昇格を一度見送られていた)。
作中では熟練冒険者と関わる事が多く、自己評価が低い事も手伝ってか、時折負い目を感じているような描写があるものの、とっさの機転で一行の窮地を救う活躍を度々見せている。
物語が進むにつれて彼女を慕い目標とする人間も現れるなど、冒険者として着実に成長を遂げている。
……段々と変なの2号になりつつあるが。

影響を受けたと思われる所業の数々:

術者の血を《浄化》の奇跡で真水に替えて詠唱を阻害。
敵が転落した昇降機の縦穴に《聖壁》の奇跡で蓋をし、昇ってくる昇降機とサンドイッチ。
「相手に『直接』触れてはいけない」条件を取り付けて1対1の勝負に臨み、飛び道具を使うという騙し討ちに近い方法で勝った上で即座にスリングによる投石で相手を無力化(そもそも相手側が素直に約束を守るような輩ではなかったのだが)。
その後、苦言する新米戦士と見習聖女、白兎猟兵に『だってわたし、触れてないですよ?』と答えて絶句させる。
水で濡らした毛布を鉱人道士の《風化》で凍らせ、そりにする。
敵が奇跡に対する知識を持っている事を逆手に取り、祈祷の言葉を唱えて奇跡を使うフリをして隙を作らせる。


以上の奇策から、妖精弓手に『オルクボルグの悪影響』と嘆かれている(その妖精弓手も、鏃を細工して射つという、ゴブリンスレイヤーに影響を受けたと思われる方法を取っている)。

なお小鬼王戦では当初、聖壁三枚で三角柱状に閉じ込めて火炎瓶で焼き殺す作戦だった所を、小癒の奇跡を温存する為に聖壁二枚で小鬼王をプレスする方針に独断で切り替えている辺り、判断力にも優れている。


やる夫スレ版におけるAAはドラゴンクエストIIIの女僧侶。上記の通り書籍版では金髪碧眼の少女となっており、イメージが大きく変わっている。
また、ゴブリンスレイヤーの元ネタがさまようよろいであることから、(ネタ的に)ホイミスライム扱いをされるケースもまま見られる。

使える奇跡


習得する奇跡は任意で選べる訳では無いらしく、信仰する女神から扱う資格があると認められた奇跡が与えられるようである。その為か、「扱う資格が無い」と看做されれば使用できなくなる事もあるらしく、ゴブリンスレイヤーによって本來の用途以外での使用を要求される度に女神からの怒りを買うのではないかと心配する日々を送っている。

小癒(ヒール)

「《いと慈悲深き地母神よ、どうかこの者の傷に、御手をお触れください》」
所謂回復呪文。女神官が駆け出しの頃から習得していた奇跡。
臓物がはみ出るくらいの重症も治癒する御業だが、毒までは回復できない。多少の傷はポーションで事足りる上に、他の奇跡を優先しなければならないため、使われる事が少ない。専ら、ゴブリンに捕らわれた娘の治療として使われる。
某有名RPG同様、アンデッドにかけると大ダメージを与える事ができる。使い方として間違ってはいないのか、直接傷付けているにも関わらず、地母神からのお叱りはなかった。

聖光(ホーリーライト)

「《いと慈悲深き地母神よ、闇に迷えるわたしどもに、聖なる光をお恵みください》」
錫杖の先端に、太陽の如く燦然と煌めく光を灯す。女神官が駆け出しの頃から習得していた奇跡。
松明の様に明かりにする、あるいは閃光の様な強い光を発する事で咄嗟の目眩ましに使う他、低級のアンデッドを塵に還したり、一定レベルの解呪効果も期待出来る事が書籍10巻にて判明しているなど、汎用性に優れている。

聖壁(プロテクション)

「《いと慈悲深き地母神よ、か弱き我らを、どうか大地の御力でお守りください》」
不可視の壁を生成し、敵の攻撃から自分や仲間を守る防御呪文。ゴブリンスレイヤーとパーティーを組んだ後に、新たに与えられた奇跡の1つ。
味方の攻撃は通過するため、敵側の攻撃を気にせずに攻撃に専念できるため、弓手などの後衛役からは有り難く思われている。更に2枚重ねれば、広場を丸々焼き尽くす人食い鬼(オーガ)の大火球さえ防ぎきれる程の防御力を持っている。
しかしゴブリンスレイヤーのアイディアによって、ゴブリンどもを封殺する数々のエグい使い方をされてしまう事もしばしば。

沈黙(サイレンス)

「《いと慈悲深き地母神よ、我らに遍くを受け入れられる、静謐をお与えください》」
一定範囲内の如何なる声や音を消し去る呪文。ゴブリンスレイヤーとパーティーを組んだ後に、新たに与えられた奇跡の1つ。
敵魔法使いの呪文を無効化したり、音を消して気付かれずに移動して無用な戦いを避けるための奇跡なのだが、ゴブリンスレイヤーの手にかかれば、鉱人道士の酩酊(ドランク)と組み合わせて眠りこけるゴブリンを静かに、騒がれる事なく淡々と殺戮する作業場を作り出す。

浄化(ピュアファイ)

「《慈悲深き地母神よ、どうかその御手で、我らの穢れをお清めください》」
汚れを取り払う、ただそれだけの呪文で、書籍7巻にて新たに得た奇跡。……何故女神官がこの奇跡を選んだのか、言わなくてもわかるだろう。
体や服に付着した汚れだけでなく、瘴気や汚れた水をある程度清める事ができる。

しかしゴブリンスレイヤーの影響により、穢れと認識すれば、相手の血を真水に変えてしまう恐ろしい術にも成りうる事が判明。そのせいで、女神官は地母神から釘を刺されてしまった。
……メタ的に言えば、汚れを取り払うだけの比較的簡単な術がテキストの解釈次第で容易に敵を殺害可能な術となるということである。この解釈を認めると秩序・混沌ともに《浄化》で殺し合うという術の意図的にもゲームバランス的にも凄惨な状況となりうるため、地母神のみならず邪神を含めた他の神々も同様の警告をするだろうと推測される。和マンチは程々に。

余談

演者である小倉唯は”小説”ゴブリンスレイヤーのPVナレーションを務めている為、ゴブリンスレイヤー最古参の声優という事になる。
作者は担当編集から「編集部が懇意にしている事務所に新しく来た人がナレをやる」と聞かされていた為、「てっきり新人が来ると思ってたら大鯨の中の人で驚いた」とのこと。…確かに移籍してきた人も『新しく来た人』である。

ゴブリンスレイヤー   女神官

2019-11-21 16:24:18 | エロゲー

CV:小倉唯

地母神を崇める敬虔な女神官(プリーステス)の少女。15歳。
神殿で育った孤児で、本作世界では成人として見なされる年齢になったため神殿を出て市井で独立し冒険者となることを選んだ新米冒険者であり、そのため初登場時は最低等級の第十位『白磁等級』。

ギルドで冒険者登録を済ませた直後に同じ新米の冒険者三人に声をかけられ、初めてのゴブリン退治に参加し、ゴブリンが巣食う洞窟に赴く。しかし、一行がゴブリンや洞窟を侮って挑んだことが災いして罠に掛かり、パーティは全滅。自身も絶体絶命の危機に瀕していたところをゴブリンスレイヤーに助けられる。

以降は自身の力が彼の助けになるかもしれないと考え、ゴブリンスレイヤーと共に冒険をしている。
神官に相応しく、とても優しい性格。しばしば無茶を冒すゴブリンスレイヤーを心配し、同時によく慕っている。

人物

いと慈悲深い地母神を信仰しているだけあって、他人を思いやる優しい性格。反面、一党の中で自分だけ下級等級である事もあって自己評価が低い。
地母神の教えもあるが、当初はゴブリンであっても殺傷する事に躊躇っていた。
また、恥ずかしがり屋であり、貧相な体つきを気にして扇情的な衣装が苦手(ただし奉納演舞の衣装の様に、必要ある場合は身につける)。密かに受付嬢や魔女といった大人の女性のスタイルに憧れを抱いている。

書籍10巻に登場した葡萄尼僧を姉の様に慕っており、『彼女がゴブリンの娘』という悪評が心無い人々に面白半分で広まった時には、いつもの真面目で穏やかな性格が一変し、意地を張る子供の如く不機嫌な様子を隠さなくなった事がある。

一党内では地母神のもたらす奇跡(劇中における魔法のようなもの)を賜り前衛補佐を担うと共に、炊事もこなすなど甲斐甲斐しさが目立つ。
その職業ゆえに非力で直接戦闘は苦手としているが、白磁等級でありながら奇跡が4種類、(全て合わせて)一日に3回(鋼鉄等級に昇格した第6巻では3回使った時点で直ぐに休息をとれば最大6回まで使えるようになっている)まで使えるなど素養はあるらしく、神官としての能力的にはなかなか優れた人物である。
実は、初登場の時点からすでにレベル3の神官だったという、ああ見えて優れたエリートである(TRPG的に考えれば、神殿育ちの孤児という出自から、最初からレベル1の神官技能を持ち、初期経験点を全て神官技能に振った結果と思われる)。
ゴブリンスレイヤーとパーティを組むようになってからは、彼の奨めでスリングによる投擲の鍛錬も積んでおり、非常時の補助武器として用いる事もある。また、冒険を休んでいる間は、神殿でのお勤めの傍ら、モンスターマニュアルで勉強したりしている。

初陣でも慢心から準備が不十分だったパーティの仲間に苦言に近い不安を零したり、他の3人が気づかなかったゴブリンの動きに気付くなど、冒険者の適性も元々高いようで、過酷な現実に直面しつつも乗り越える芯の強さを持つ。

以降はゴブリンスレイヤーと組んで任務を行うようになり、彼のどこまでも現実的なゴブリン討伐に同行することで、冒険者としての地力を付けていく。
最初はベテランの冒険者でも忌避するようなゴブリンスレイヤーの奇行に苦言していたが、幾つものゴブリン退治を経て早い内から順応しており、考え方や言動の面でもゴブリンスレイヤーの影響を強く受けている。……と言うより、諦め気味に慣れてしまった。

余談だが、彼女が法衣の下に身に着けている鎖帷子は「ゴブリンスレイヤーが初めて評価してくれたもの」として、戦闘で大破しても修繕して使い続けるほどの並ならぬ愛着を持っている。とある事件で紛失した時、彼女にしては珍しい位に取り乱しており、彼への信頼の深さが伺える。

オーガ戦を経て黒曜等級に、その後しばらく間を置いて、訓練場防衛戦での功績が認められた事で鋼鉄等級まで昇格する(なお、それまでの功績の多くがパーティの熟練冒険者によるもので、彼女自身の功績が認められないという理由により、鋼鉄等級への昇格を一度見送られていた)。
作中では熟練冒険者と関わる事が多く、自己評価が低い事も手伝ってか、時折負い目を感じているような描写があるものの、とっさの機転で一行の窮地を救う活躍を度々見せている。
物語が進むにつれて彼女を慕い目標とする人間も現れるなど、冒険者として着実に成長を遂げている。
……段々と変なの2号になりつつあるが。

影響を受けたと思われる所業の数々:

術者の血を《浄化》の奇跡で真水に替えて詠唱を阻害。
敵が転落した昇降機の縦穴に《聖壁》の奇跡で蓋をし、昇ってくる昇降機とサンドイッチ。
「相手に『直接』触れてはいけない」条件を取り付けて1対1の勝負に臨み、飛び道具を使うという騙し討ちに近い方法で勝った上で即座にスリングによる投石で相手を無力化(そもそも相手側が素直に約束を守るような輩ではなかったのだが)。
その後、苦言する新米戦士と見習聖女、白兎猟兵に『だってわたし、触れてないですよ?』と答えて絶句させる。
水で濡らした毛布を鉱人道士の《風化》で凍らせ、そりにする。
敵が奇跡に対する知識を持っている事を逆手に取り、祈祷の言葉を唱えて奇跡を使うフリをして隙を作らせる。


以上の奇策から、妖精弓手に『オルクボルグの悪影響』と嘆かれている(その妖精弓手も、鏃を細工して射つという、ゴブリンスレイヤーに影響を受けたと思われる方法を取っている)。

なお小鬼王戦では当初、聖壁三枚で三角柱状に閉じ込めて火炎瓶で焼き殺す作戦だった所を、小癒の奇跡を温存する為に聖壁二枚で小鬼王をプレスする方針に独断で切り替えている辺り、判断力にも優れている。


やる夫スレ版におけるAAはドラゴンクエストIIIの女僧侶。上記の通り書籍版では金髪碧眼の少女となっており、イメージが大きく変わっている。
また、ゴブリンスレイヤーの元ネタがさまようよろいであることから、(ネタ的に)ホイミスライム扱いをされるケースもまま見られる。

使える奇跡


習得する奇跡は任意で選べる訳では無いらしく、信仰する女神から扱う資格があると認められた奇跡が与えられるようである。その為か、「扱う資格が無い」と看做されれば使用できなくなる事もあるらしく、ゴブリンスレイヤーによって本來の用途以外での使用を要求される度に女神からの怒りを買うのではないかと心配する日々を送っている。

小癒(ヒール)

「《いと慈悲深き地母神よ、どうかこの者の傷に、御手をお触れください》」
所謂回復呪文。女神官が駆け出しの頃から習得していた奇跡。
臓物がはみ出るくらいの重症も治癒する御業だが、毒までは回復できない。多少の傷はポーションで事足りる上に、他の奇跡を優先しなければならないため、使われる事が少ない。専ら、ゴブリンに捕らわれた娘の治療として使われる。
某有名RPG同様、アンデッドにかけると大ダメージを与える事ができる。使い方として間違ってはいないのか、直接傷付けているにも関わらず、地母神からのお叱りはなかった。

聖光(ホーリーライト)

「《いと慈悲深き地母神よ、闇に迷えるわたしどもに、聖なる光をお恵みください》」
錫杖の先端に、太陽の如く燦然と煌めく光を灯す。女神官が駆け出しの頃から習得していた奇跡。
松明の様に明かりにする、あるいは閃光の様な強い光を発する事で咄嗟の目眩ましに使う他、低級のアンデッドを塵に還したり、一定レベルの解呪効果も期待出来る事が書籍10巻にて判明しているなど、汎用性に優れている。

聖壁(プロテクション)

「《いと慈悲深き地母神よ、か弱き我らを、どうか大地の御力でお守りください》」
不可視の壁を生成し、敵の攻撃から自分や仲間を守る防御呪文。ゴブリンスレイヤーとパーティーを組んだ後に、新たに与えられた奇跡の1つ。
味方の攻撃は通過するため、敵側の攻撃を気にせずに攻撃に専念できるため、弓手などの後衛役からは有り難く思われている。更に2枚重ねれば、広場を丸々焼き尽くす人食い鬼(オーガ)の大火球さえ防ぎきれる程の防御力を持っている。
しかしゴブリンスレイヤーのアイディアによって、ゴブリンどもを封殺する数々のエグい使い方をされてしまう事もしばしば。

沈黙(サイレンス)

「《いと慈悲深き地母神よ、我らに遍くを受け入れられる、静謐をお与えください》」
一定範囲内の如何なる声や音を消し去る呪文。ゴブリンスレイヤーとパーティーを組んだ後に、新たに与えられた奇跡の1つ。
敵魔法使いの呪文を無効化したり、音を消して気付かれずに移動して無用な戦いを避けるための奇跡なのだが、ゴブリンスレイヤーの手にかかれば、鉱人道士の酩酊(ドランク)と組み合わせて眠りこけるゴブリンを静かに、騒がれる事なく淡々と殺戮する作業場を作り出す。

浄化(ピュアファイ)

「《慈悲深き地母神よ、どうかその御手で、我らの穢れをお清めください》」
汚れを取り払う、ただそれだけの呪文で、書籍7巻にて新たに得た奇跡。……何故女神官がこの奇跡を選んだのか、言わなくてもわかるだろう。
体や服に付着した汚れだけでなく、瘴気や汚れた水をある程度清める事ができる。

しかしゴブリンスレイヤーの影響により、穢れと認識すれば、相手の血を真水に変えてしまう恐ろしい術にも成りうる事が判明。そのせいで、女神官は地母神から釘を刺されてしまった。
……メタ的に言えば、汚れを取り払うだけの比較的簡単な術がテキストの解釈次第で容易に敵を殺害可能な術となるということである。この解釈を認めると秩序・混沌ともに《浄化》で殺し合うという術の意図的にもゲームバランス的にも凄惨な状況となりうるため、地母神のみならず邪神を含めた他の神々も同様の警告をするだろうと推測される。和マンチは程々に。

余談

演者である小倉唯は”小説”ゴブリンスレイヤーのPVナレーションを務めている為、ゴブリンスレイヤー最古参の声優という事になる。
作者は担当編集から「編集部が懇意にしている事務所に新しく来た人がナレをやる」と聞かされていた為、「てっきり新人が来ると思ってたら大鯨の中の人で驚いた」とのこと。…確かに移籍してきた人も『新しく来た人』である。

ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)  西住みほ

2019-11-19 19:30:56 | エロゲー

所属校 黒森峰女学園→県立大洗女子学園
学年 2年生(普通一科A組)
所属チーム Aチーム(あんこうチーム)
担当 副隊長(黒森峰)→装填手(校内模擬戦)→隊長・チームリーダー・戦車長
身長 158cm
スリーサイズ B:82/W:56/H:84
出身 熊本県熊本市
現住所 大洗女子学園女子寮
家族 父(常夫)・母(しほ)・姉(まほ)
誕生日 10月23日(てんびん座)
年齢 16歳
血液型 A型
好きな食べ物 マカロン
嫌いな食べ物 ピーマン
好きな教科 国語
嫌いな教科 美術
趣味 ぬいぐるみ集め
日課 ジョギング
好きな花 桜
好きな戦車 II号戦車E/F型
座右の銘 友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である
CV 渕上舞


概要

大洗女子学園の転校生の少女。戦車道の名家・西住家の生まれで、以前は戦車道の名門校・黒森峰女学園に在籍していたが、昨年の全国大会決勝戦で発生した事故とそれを原因とする敗戦のショックから戦車道そのものを忌避し、戦車道から逃げるように戦車道のない大洗女子学園に転校する。

しかし、みほの身元を知った角谷杏ら生徒会の面々に今年から復活した戦車道の履修を強要され、一度は拒否するものの、後に(脅迫されたこともあるが)自分自身の意思で戦車に乗ることを決意する。

愛称は『みぽりん(沙織限定)』、『西住殿(優花里限定)』、『ミホーシャ(カチューシャ限定)』。

誕生日の元ネタは第二次エル・アラメイン会戦(1942)。

性格

友達思いで心優しく、基本的に誰に対しても敬語で接する礼儀正しい性格だが、同時に控えめで引っ込み思案なタイプであり、転校後も沙織達が声をかけるまで周囲に馴染めていない様子を見せていた。
良くも悪くもお人好しなところがあり、自身のトラウマを無視して脅しにかかる生徒会や、自身にきつく当たる人物にも、決して悪口を言うことはない。
加えて相手を素直に尊敬でき、敵を作ることがあまり無い。ダージリン曰く、「戦った相手皆と仲良くなる」。

幼少時は今よりも活発だったようで、劇場版の回想シーン(小学2年生の頃)や『リトルアーミー』(10歳の頃)で当時の彼女の姿が描かれている。中学に上がる頃には現在の性格になっていた模様(『フェイズエリカ』)。

コンビニ好きであり、見ていても飽きないらしく、用がなくとも30分以上も店の中にいるらしい。買い物する時は店の中の商品を一通り見てから最後に一気に買い、その間に商品の品物や値段の変化を見て楽しんでいる。
趣味のぬいぐるみ集めは「ボコられグマのボコ」シリーズがお気に入りで、特に腕を吊ってるのとは一緒に寝ている。劇場版でボコミュージアムを訪れた時は今までにないくらいテンションが上がっていた。

苦手な科目に美術と書いてあるが、沙織曰く「何を描いているのか分からないくらい絵が下手」とのこと。

下の名前で呼び合うことに、わざわざ「友達みたい!」と感動したことから、黒森峰時代にはあまり健全な交友関係を築けていなかったことが窺える。ただし、赤星小梅など親しくしていた人物は少なからず居たようであり、また姉のまほに懐いていたからか逸見エリカのことは名前で呼んでいたかのような素振りを見せている。

容姿

デザインは極めてシンプルなのが特徴。
ショートボブの髪型。茶髪に茶色の瞳で、姉と比較すると色は明るめ。
意外にもプロポーションも抜群で、スリーサイズはB:82、W:56、H:84とのこと。
しばしば萩原雪歩に似ていると専らの評判である。

実力

転校前は、黒森峰女学園で一年生ながら副隊長を務めていた。
去年の全国大会決勝戦ではフラッグ車の車長を担当していたが、川に転落した味方車両の乗員を助けるために戦車を飛び出して救出に行っている間に敵にフラッグ車を撃破され、黒森峰は10連覇を逃した。その行為を母の西住しほに厳しく叱責され、心に深い傷を負う。
ちなみに、彼女が黒森峰時代に乗っていたⅥ号戦車(ティーガーⅠ)の砲塔番号は「217」。これはオットー・カリウスの搭乗していたものと同じである。さらに、10話で黒森峰女学園のフラッグ車(姉の西住まほ搭乗)の「212」は、著名な戦車撃破王ミハエル・ヴィットマンがヴィレルボカージュ戦にて使用したとされる車両の番号である。

しかし、戦車道選手としての実力は本物であり、臨機応変に対応できる冷静さと、仲間を気遣い決して見捨てることをしない優しさを持ち、素人集団の大洗チームをまとめ上げて最終的には大洗女子学園を全国大会優勝に導く。

上記の通り非常に優秀な指揮官であるが、一方で見逃せないのが(もともと各自に才能があったことは間違いないとはいえ)まったくのド素人集団をわずか数ヶ月で全国優勝レベルにまで鍛え上げた選手の育成手腕であろう。事実、『劇場版』のノベライズでは文科省上層部からも「普通なら未経験者がまともな戦車戦ができるようになるまで半年ほどかかるところをわずか一カ月程度で戦力化した」と指揮官としての才覚以上に高く評価されている……のだが、彼らがその育成ノウハウを欲しがったことで大洗女子学園の廃校が強行されるという皮肉な結果を招いてしまった。

また、戦車道以外の場面では少々ドジっ子なところがあり、前述の引っ込み思案なところと相まって、戦車道選手としての彼女を知らない人間から見ると今ひとつ頼りない印象を受ける。そのためか『劇場版』のノベライズでは「西住は生徒会長を継ぐには向いていない」「戦車道に専念してもらおう」と生徒会から密かにダメ出しを受けてしまった(エキシビションマッチの相談に便乗してこっそり資質を見極めた上での結論のため、みほ当人には知らされずに終わっている)。
だが、『選挙活動します!』では生徒会の思惑とは裏腹に、立候補していないにも関わらず最多得票率を獲得しており、学園内では相当数の生徒から慕われていたことが窺える。

軍神伝説

戦車道の名家に生まれ、幼い頃から戦車に乗ってきただけあって、こと戦車関係の事となると肝が座っており、大洗チームの隊長として度々名将ぶりを発揮している。
充実した戦力で正面から敵を圧倒する正統派の戦術家と思われる姉まほと違い、明らかに相手より圧倒的に劣る戦力で、かつ彼女を除けば全員が素人という状態の大洗チームを決勝戦まで引き上げた彼女は、正しく軍神と呼ぶに相応しい天才的戦上手だろう。かのダージリンも評価しているが、西住流としては邪道らしい。

正統派や定石とされる戦術を熟知した上で、状況に合わせて最善と判断すればあえて邪道を行く応用力があるらしく、試合中の状況の変化に対する即応能力に関しては隊長陣の中でも突出している。
その柔軟な思考と判断の早さを姉のまほは認めており評価している(まほの性格上「身内贔屓」の批判を浴びる危険を侵してまで実力の伴わない妹を副隊長に据えるとは考えられず、みほに副隊長の任と決勝戦でのフラッグ車を任せていた点から見ても妹の実戦での実力を相当高く評価していたと思われる)。
ただ、そうしたみほのプレイスタイルは真っ向勝負での力押しを得意とする黒森峰にとってはほぼ天敵に近く、決勝戦の勝敗もみほが黒森峰側の作戦に対し柔軟に対応していったが故の部分が大きい。王者・黒森峰の頂点に立つ西住流からよりによってその黒森峰の天敵が生まれてしまうとは皮肉な話ではあるが、みほの戦い方は決勝戦を通じて黒森峰側にも影響を与えつつあり、今後の両者の成長が期待される。

『最終章』では、砲撃の回避に長けている(?)ためか、驚異的な動体視力と反射神経を持っていることが発覚。BAR「どん底」でタイマン勝負を仕掛けて来たムラカミの攻撃を全て回避したばかりか、やけくそになって突っ込んで来た彼女にとっさに頭を下げて謝ると、自分の頭部にムラカミの腹部が直撃し、そのまま気付かず頭を上げると、ショルダースルーの要領で彼女をバーカウンターに投げて勝利するという恐るべき身体能力を発揮した。

対聖グロリアーナ女学院戦

後ろから襲い来る敵の砲弾を物ともせずキューポラから半身を出し、沙織に心配されても「お言葉に甘えて」と10cm程度体を屈めるだけで済ますなど、往年のドイツ戦車乗りを彷彿とさせる勇敢さを示す(みほも言っている通り周囲の状況を確認するのには良いのだが、敵の狙撃手の的となって命を落とした戦車長も少なくない。それでもハッチ開閉の構造を変えてまでドイツの戦車乗りは肉眼での状況把握を重視していた)。

当初立てていた作戦が失敗し敵に包囲された際には、指示を求める大洗チームを指揮し走行可能なアヒルさんチームとカバさんチームを連れて市街地へと敵を誘い込み、圧倒的不利な状況から脱する。その結果、実戦経験の乏しいアヒルさんチームとカバさんチームは地の利を活かして敵に至近弾を撃ち込み1両を撃破する(アヒルさんチームは主砲の威力が足りず逆に撃破されてしまったが)。

さらにカバさんチームが撃破され、4対1という圧倒的に不利な状況で袋小路に追い込まれてもなお諦めずに周囲に目を配って状況の打開を考えており、カメさんチームの予想外の乱入によって生じた隙を突いて絶体絶命の状況から脱し、敵マチルダ3両を撃破。ダージリン搭乗のチャーチルとの一騎討ちにまで持ち込むなど善戦したが、チャーチルの分厚い装甲を抜くことが出来ず、勝利を逃した。

対サンダース大学付属高校戦

偵察に出ていたウサギさんチームが敵に包囲された時は、アヒルさんチームとともに出撃。通信傍受により行く手に敵が立ちはだかるも、あえて敵に向かって強行突破し脱出に成功。

敵の行動から通信傍受の可能性に気付き、すぐに空を見上げて通信傍受機の存在を確認し、確証を得る。通信傍受の事実を訴えるよりも逆用する事を選び、偽情報を敵に流してシャーマン1両撃破。
さらに偽情報を流し続けて敵フラッグ車を孤立させ、誘い込んだところを大洗チーム総出で追撃するという前代未聞の追いかけっこが始まる。

しかし、援軍の登場によって逆に自分達が挟み撃ちの状況に陥ってしまう。アヒルさんチームとウサギさんチームが撃破され、諦観に流されそうになる大洗チームに自身の不安を押し殺して檄を飛ばし、士気を回復させた。

砲手五十鈴華の提言を「危険である」としながらも稜線射撃を迷わず採用。ナオミのファイアフライが自車に狙いを定めたことにいち早く気づいて停止を命じ回避。最終的に自車をファイアフライに撃破されたものの、華が稜線射撃を成功させて見事に敵フラッグ車を撃破し、勝利を勝ち取った。

対アンツィオ高校戦

要衝に自軍戦車の偽装看板を配置し、大洗隊の注意を引きつけ三個分隊による三方向からの包囲、殲滅を狙った「マカロニ作戦」の遂行を許してしまうも、相手側のミス(偽装看板の配置数を間違えた)に気付いてマカロニ作戦を破綻させた。

その後は各隊を分断する形となり、各個撃破して勝利。

カバさんチームがセモヴェンテM41と相打ちとなり、CV33が軽量である事を利用したしつこさにアヒルさんチームが苦しめられるも、それ以外では大した苦戦もせずに圧勝した。
だが、この圧勝が大洗女子学園に慢心を植え付ける結果となり……。

対プラウダ高校戦

敵戦車の陣容を見て罠であることを危惧したが、味方の勢いに押されて罠に嵌ってしまう(しかし公式サイトの9話予告において、月と星だけが照らす夜闇の中でキューポラの上にすっくと立ち上がった姿が公開されると、あまりの凛々しさにファンから「軍神」と呼ばれるようになった)。
敵の陽動につられ罠に嵌ったことに関し、10.5話『紹介します2!』では「人間はスイッチを切り替えるみたいにやる気を出したりできないから」と語っており、味方の士気を重視する方針が垣間見られる。

3時間の猶予の間に味方の士気が下がり出すのを見て、みほは励まそうと取った手段であんこう踊りを始める。最終的には皆で踊りだして士気を上げることに成功(?)
「島津の退き口」を彷彿とさせるインペリアルクロスもとい正面突撃で敵の裏を斯き包囲陣を突破、フラッグ車のアヒルさんチームを囮としてカバさんチームと協力し敵フラッグ車を狙いに行く。
途中、「街道上の怪物」・KV-2が立ちはだかるも、冷静な対処でこれを撃破。敵フラッグ車の行動パターンを予測して、待ち伏せしてたカバさんチームが見事討ち取ることに成功する。

対黒森峰女学園戦

試合開始してすぐに、黒森峰の電撃戦を受けてアリクイさんチームが撃破されるも、「モクモク作戦」、「パラリラ作戦」で煙幕を張り、すばやく移動して山頂に陣を構える。カメさんチームが背後から「おちょくり作戦」で敵の隊列を崩して戦況を優位に進めるなど、次々と作戦を駆使して先手を取り、最強校の黒森峰を苦戦させる。

車列を横一列にして渡河する途中、ウサギさんチームがエンストを起こし、川の流れで横転しそうになる。この時、去年のトラウマを思い出し助けに行くか迷っていたが、沙織の後押しで助けることを決意する。
その際、ワイヤーが付いたロープを自身に繋いで三両隣のM3中戦車に向かって、飛び移っていく。無事M3中戦車に辿り着き、ワイヤーに繋いで大洗チーム皆で引っ張っていく。そして、エンストも直り渡河に成功する。
ちなみに、この時の戦車同士の幅は大きく開いていた(推定5m以上?)が、最初は助走無しで飛び移り、その後もわずかな助走で軽々と飛び移る等、陸上選手もびっくりの跳躍力を見せた。

市街地に現れた超重戦車マウスにカバさんチームとカモさんチームが撃破されるが、沙織の一言で作戦を立案。それは、カメさんチームをマウスの車体の下に潜り込ませ、さらに、それを踏み台にアヒルさんチームが上に登りマウスの回転砲塔を封じ込めて無力化させるという(現実でも)前代未聞の作戦だった(理屈としては戦車全般の弱点である上面装甲の薄さを狙った作戦であり、さらに主砲の威力不足を補う為に砲塔の位置を誘導・固定し、それにより露出した最も脆弱なエンジン冷却用の排気口を攻撃している)。
作戦は成功し、あんこうチームが敵の後部のスリットに砲撃しあのマウスを撃破して敵チームはおろか、会場の度肝を抜いた。しかし、その代償にカメさんチームがリタイアする。

まほと一騎打ちで決着をつけるため「フラフラ作戦」で敵を拡散させ、決戦の場にまほを誘い込み、唯一の進入路をレオポンさんチームのポルシェティーガーで封鎖。敵の後続車輌の進路を断ち、数的優位を一時的に無効化する事に成功する。
最後の決戦では互角に戦うが、性能が劣るため決定打が撃てないでいる。最後の攻撃としてグロリアーナ戦の一騎打ちでやった戦法を決行。今度は背後に回るためにきついドリフトをしたため履帯が切れるが、背後に回ることに成功し、零距離射撃で敵フラッグ車を撃破し、優勝を手にする。

全体的に見れば序盤の奇襲とIII号戦車を囮にマウスとの対峙を強いられた(その巨体と走行性能から、市街戦ならやりようによっては無視を決め込むこともできたと思われる)事を除けば終始黒森峰側の想定の上をいっており、最終的には自身の筋書き通りの展開に持ち込んでいる。

今までの重荷から解き放たれて緊張の糸が切れたのか、試合後は戦車から降りることもままならず、足元も覚束無いくらいフラフラになっていた。
試合後は、まほの元へ行き彼女から自身の実力と大洗チームの勝利を称えられて握手を交わす。その時のまほの顔はとても穏やか笑みを浮かべており、姉妹は無事に和解した。

以上、素人集団だった大洗チームを優勝へ導いたこの功績は、まさに軍神と呼べるものである。
もちろん、優勝したのはみほのおかげだけでなく、あんこうチームを始めとした大洗チーム皆が力を合わせて戦ったチームの勝利である。

これにより、みほは自分の「戦車道」を見つける。

大洗エキシビションマッチ

『劇場版』でも冒頭からすでにダージリンら聖グロリアーナチームをゴルフ場のバンカーに追い詰めて包囲していた。しかし、知波単学園の勝手な突撃により包囲網が瓦解してしまう。
包囲網瓦解後は撤退しながら敵の戦力の分断を狙うが、みほの実力を身を持って味わったダージリンとカチューシャは、決して分断せずに総出で追跡してきたため失敗。もはや強豪校に一目置かれる存在となった彼女に油断する余裕は無いようです……

途中、ローズヒップ率いる4両のクルセイダー部隊に急襲されるも、これを巧みに迎え撃って3両撃破し、ローズヒップ車を撃退する。

終盤では、アクアワールド・大洗の駐車場でダージリンとカチューシャ、さらにノンナも加わった実力者の3人と同時に渡り合うが、最後はカチューシャがダージリンを庇って撃破された隙を突かれダージリンに撃破される。惜しくも練習試合の雪辱は果たせなかった。つくづくダージリンさんとは相性が悪い様子です……
というより、練習試合の際はまだ周りの実力が未熟だった点、今回は明らかに知波単学園が大きく足を引っ張った点など、どちらもかみほ側が不利に働く要素が備わっていたことも原因であるとされる。
事実、ダージリンも対戦相手への紅茶を提供していない、無線における通話でも珍しく厳しめな口調で話すなど、知波単学園のことをあまり高く評価していない様子が見受けられる。

対大学選抜チーム戦

杏の尽力により大洗女子学園の存亡を賭けた最後の戦いが実施されることになったが、試合形式が8両で30両相手に殲滅戦というあまりにも厳しすぎる戦いだった。さすがのみほも試合直前になっても最良の手が思い浮かばず、「今回ばかりは…」と諦めかけた………その時だった!

「待ったー!」

試合開始を妨げる大声とともに現れたのは、なんとまほ率いる黒森峰の戦車軍団。それだけに留まらず、サンダースチーム、プラウダチーム、聖グロチーム、アンツィオチーム、継続チーム、知波単チームが続々と短期転校という名目で援軍に駆け付けた。
これらの援軍は大洗チームからの要請ではなく、自発的に、そして秘密裏に集まったものであり、希望の光が射した大洗チームは大いに喜び、大洗連合チームが結成される。彼女が築き上げて来た人望の結果といっても過言ではない。

みほはたんぽぽ中隊隊長兼大洗チーム大隊長に抜擢されるも、指揮したことのない大所帯と急造ゆえに合同練習を一切していないことを考慮して序盤は定石通りに作戦を展開して進めるも、敵の予想外の猛攻により作戦は失敗してしまう。
作戦が定石通り過ぎたことを反省し、まほから「みほの戦いをすればいいんだ」と励まされ、急造であることを承知でチームワークでの戦いを提案し、一同はそれを承諾する。

遊園地跡地では、遊撃戦を繰り広げるもすぐに敵の罠にかかって味方の大半が野外音楽堂で包囲されてしまうが、ウサギさんチームが呼び起こした観覧車先輩の乱入により間一髪で救出に成功、そこからチームワークによる怒涛の反撃で残り9両にまで減らすことに成功。
しかし、大学チームの隊長・島田愛里寿の出撃により状況は一変し、自分とまほ以外の味方が全滅。愛里寿とメグミ、アズミが中央広場に立ちふさがり、最終決戦の火蓋が切られる。そして、西住姉妹による(劇中)初めてのコンビネーションが繰り広げられる。

数的に不利であったが、まほとのコンビネーションが如何なく発揮され、まほがアズミを遊具の富士山のトンネルに誘い込んでいるうちにみほはトンネルの上で待ち伏せし、出口でまほが急停車してアズミを食い止めている隙に上から砲撃を食らわせて撃破に成功。さらにメグミもまほに倒されたことで、いよいよ愛里寿と……いや、島田流と西住流との戦いの幕が開かれる。
コンビネーションで攻めるも、二人と互角以上に渡り合う愛里寿の腕前に一進一退の激しい攻防が繰り広げられる。ついには、一瞬の隙を突かれて背後を取られあわや撃破されそうになるも、思わぬ救いの手により危機を脱する。

そして、富士山の頂上に陣取り、迎え撃つ構えの愛里寿に向かって突撃する。その時、まほは空砲を装填した砲身をあんこうチームの背後に当てるも、そこで初めて戸惑いの表情を浮かべる。だが、みほがまほに覚悟を決めた表情を見せたことで、まほは決心して空砲を砲撃し、それによって急加速して愛里寿のセンチュリオンに突撃。右の履帯を破壊されながらも衝突と同時に砲撃を浴びせて見事撃破する。
センチュリオンと相討ちになる形であんこうチームも力尽きて行動不能となるも、敵は全滅し、まほが生き残ったことにより、大洗チームが大金星を上げ、今度こそ大洗女子学園の廃校撤回を勝ち取った。

対BC自由学園戦

「無限軌道杯」では、河嶋桃をAO入試で大学に進学させるために桃を隊長とし、みほは副隊長となる。だが、役職が変わっただけで今まで通りみほがチームの指揮を執っている。

相手チームの学校状況や優花里の偵察映像を見て仲が悪いと思って作戦を立てたが、試合では罠に嵌ってしまい、橋を渡ろうとしたところを敵の砲撃で橋の両端を破壊されて孤立してしまう。だが、みほは絶望的な状況でも冷静さを失わず、自分の失態を責める優花里を宥めながら状況を打破を模索。すると、みほは優花里にMk.IVの全長を確認すると、「因幡の白兎作戦※」を実行。
先行したサメさんチームが橋の下へ降りる架け橋となり、孤立した大洗女子チームの脱出に成功する。

その後、沙織の「カモさんチームのルノーB1bisとソミュアS35の砲塔が似ている」という指摘で欺瞞作戦を実行。ボカージュ戦ではカモさんチームを密かに先行させて仲間割れを勃発させる。

カモさんチームを撃破された後、ボカージュからの脱出を図る相手チームを見えているかのように悉く先回りして次々と撃破していき、最後はマリーのフラッグ車を撃破して勝利する。

試合後、相手を過小評価して敗北寸前に陥ってしまったことで自らの慢心を反省し、自分達は決して強くは無いと改めて自覚し、油断することなく次の試合に臨んだ。

※命名は、古事記の神話で白兎が因幡に渡る時に鰐(鮫)の背を渡った「因幡の白兎」に由来する。