生きていくということは、楽しいことばかりではありません。
いろんなものを背負って生きていくということだけでも大変なことで、誰もがその人なりに一生懸命生きているのだと思います。
自殺願望はないにしても、生きていることは苦しいと感じている人も少なくないでしょう。
それでも人間は、生き続けないといけないのです。
世の中には、もっと生きたくても生きられない人間はたくさんいるのです。
若くして大病、難病、事故などで命を落とす人もいるのです。
自分の力で寿命を決められない以上、与えられた運命は頑張って乗り越えるしかないのです。
私自身、辛い苦しい時には、難病で38才で亡くなった妹のことを考え、もっと生きたかった妹の為にも頑張らなければと思って、自分の心を鼓舞するようにしています。
人間は考え方一つで元気も出れば、落胆もするのです。
「生きなければいけない」と思うと生きる事が義務になってしまいますが、「生かされている」と思えれば、生かされた人生を楽しもうと思えます。
「生きる」という事実は同じでも、解釈の仕方によって、感じ方、受け止め方が違ってくるのですから、なるべく前向きに、力が湧いてくる考え方をした方が得なのです。
考え方には善循環の考え方と悪循環の考え方があり、これは訓練で習慣になってくるものです。
同じ事実に対して、常にどう考えることが一番幸せかを考えながら、前向きな考え方をしていく習慣を身につけることは、人生にとって、とても大切なことだと思います。