院長ブログ「幸せってなぁに?」

南青山で歯科医院を開業している院長が日々気づいた事、感じたことを気ままに書き記したブログです。

妬みと嫉妬

2010-03-13 | 幸せへの気づき
意識してか無意識かの違いはあっても、世の中は、なぜ他人の足を引っ張ろうとする人間でいっぱいなのだろうか?

人はまっすぐ進んでいけば、どの人もいいものをたくさん持っています。

どの人間にも素晴らしい才能があるのに、多くの人は周りにつぶされてしまっているように思えます。

世の中はまっすぐに進もうとする人を邪魔する人や出来事でいっぱいなのです。


正しい事やいい事をしている人を見ても、偽善者、目立ちたがり屋、点数稼ぎとか、煙たいとか、他人と違う事は認めたくない気持ちが働きます。


子供時代を思い出しても、目立つ人間は、仲間外れをされたり、白い目で見られることが多いです。

仕事においても、頑張っていない人が頑張っている人をうっとうしく思った言動をします。

そこには、正しいから素晴らしい、頑張ってるから素晴らしいのではなく、周りと同じ事が素晴らしいという不文律があります。

良い事でさえ、調和を乱す事は受け入れられにくいのです。

自分だけ目立つ事は許さない、という暗黙の掟があります。

学校の先生にしても、政治家にしても、どの世界でもいい事をしようとしても目立つとたたかれます。

「出る杭は打たれる」ということわざがありますが、周りと違う事は非難の対象になってくるのです。


「妬み、嫉妬」は人間の本能に埋め込まれたものなのでしょうか?

「妬み、嫉妬」がその人を不幸にしてしまいます。

妬まない、嫉妬しない為には、自分は幸せだな、恵まれているな、と感謝する習慣を身につけていくしかないのではないでしょうか。

自尊心と他尊心のバランスが取れれば、人を妬まなくても幸せでいられるように思います。

「イチローは20億円稼いでいるんだって、すごいね」「でも僕だって、イチローに負けないぐらいこんなに幸せだよ!」と言い切れる生き方をしたいものですね。

目に見える物で他人と比べていたら、全ての物を手に入れることは不可能ですから、どうしても持っている人間を妬んでしまいます。

イチローだって、多くの物を代償にして今があるけど、得たもの以上に失っている物も多いはずです。

他人と比べる基準は目に見えるものではなくて、幸せかどうかで比べれば妬みや嫉妬は減ってくるのではないでしょうか。


「幸せ」になる為には「感謝」の気持ちは不可欠です。

感謝する為には、「自分の事が好き」になれなければなりません。

自分の事を好きになる為には、好きになれるような「習慣」を身につけなければなりません。

そういう習慣を身につけるためには、まずはいい事を考え、いい事を口にする事を習慣にしていくことからスタートするしかないと思いますが、皆さんはどう思われますか?