旅・ふ・る Tabi Full

エジプト3日め-3 <王家の谷 ツタンカーメンのミイラとご対面>

大理石工場を出発し、いよいよ王家の谷へ向かいます。

王家の谷は、第18~20王朝の王様たちのお墓が見つかったところで、現在64のお墓が確認されています。
お墓は発見された順に番号が付いていて、有名なツタンカーメンのお墓は最後の方に発見されたので、墓番号は62番になります。

ツタンカーメンのお墓ではミイラが見られるので、楽しみ半分、怖さ半分でした(> <)


ツタンカーメンの石棺

王家の谷 Valley of Kings


発見された時、ほとんどのお墓が盗掘されていましたが、ツタンカーメンのお墓だけは宝物がたくさん残っていて、有名な黄金のマスクは、カイロの考古学博物館へ移され、現在は新しい大エジプト博物館で保管されています。

後日、カイロの大エジプト博物館に行きましたが、今年11月のグランドオープンまで黄金のマスクは公開されないので、とても残念でした。


入場すると、王家の谷の模型があり、お墓の位置関係がよく分かります。
かなり広いですね。
左の山の向こうが、先ほど行ったハトシェプスト女王葬祭殿になります。

王家の谷は、ハトシェプスト女王が父トトメス1世のお墓を作ったのが始まりで、墓番号20が、トトメス1世とハトシェプスト女王のお墓になります。
鉄の女、ハトシェプスト女王も、父を愛して大事にしてたんだなと思うと、ジーンときちゃいます。


模型の下をのぞくと、それぞれのお墓の深さや長さが分かって面白いです。
やはり長い方が、権力・財力があったのでしょうか。


ピンクの矢印、墓番号62がツタンカーメンのお墓です。


広大ですので、途中までカートで運んでもらえますが、下りてから、炎天下、結構歩かないといけません。
日陰がなくてつらい!
もう暑いというより痛いんです(> <)
体感温度は50度くらい、既に顔は真っ赤です。

今回、この4つのお墓に入場しました。

ラムセス4世(墓番号2)
ツタンカーメン(墓番号62)
ラムセス3世(墓番号11)
メルエンプタハ(墓番号8)

ツタンカーメン以外の3つのお墓は入場料に含まれていますが、ツタンカーメンだけは、1人15ドルの別料金がかかります。
やはり特別なんですね。

●墓番号2 ラムセス4世の墓 TOMB OF RAMESES Ⅳ

まず入口から一番近い、墓番号2のラムセス4世のお墓に入場します。


右側がお墓の入り口、左側の日陰に逃げ込みます。
ガイドさんは中で説明できないので、ここで説明をしてくれて、その後、私たちだけでお墓に入場します。






建物の中に入ってホッとするも、今度は風がないので、汗が噴き出てきてサウナ状態です。
外は暑いけど、汗がすぐ乾くからまだマシかも。

と言いながら、素晴らしい壁画に感動!
夢中で写真や動画を録ります(^^)


今日まで残っているこの鮮やかな色は、鉄や銅、トルコ石などの鉱物が使われているそうです。


ヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)も結構きれいに残っています。


壁の上の方、天井まできれいに描かれていて、華やかですね。


これは通路の天井画です。
デザインや色使いも素敵ですね~。


これはミイラを安置する玄室の天井画。
ラムセス4世のお墓は、特に天井画がきれいで印象的でした。


同じく玄室の壁画。
こんなにきれいに色が残っているなんて、古代エジプト人の高度な技術にあっぱれです。

次はいよいよ、ツタンカーメンのお墓でミイラとご対面です!

●墓番号62 ツタンカーメンの墓 TOMB OF TUTANKHAMUN

ツタンカーメンの王墓は、1922年、イギリスの考古学者ハワード・カーター氏によって発見されました。
他の王墓は財宝が掘り尽くされていたのに、ツタンカーメンの王墓だけは、お宝がぎっしり無傷で残っていたそうです。
お宝はすべて、カイロの博物館に移されましたが、ミイラだけここに残してくれてよかったです。
何もなくなったら、ロマンがありませんよね(^^)


この建物は観光のため造られたものですが、当時は掘っ立て小屋があって、ハワードさんがそこを掘ったらツタンカーメンの王墓で財宝がたくさん出てきたという・・その時の興奮はいかばかりか、計り知れないですね。


ツタンカーメンて、TUTANKHAMUNと思っていましたが、正式には、このように分けて綴るんですね。
知りませんでした!






ツタンカーメンは11歳で即位し、19歳の若さで亡くなった悲劇の王様。
死因は暗殺とも言われていましたが、マラリアだったという説が有力だそうです。




この石棺の中に黄金のマスクをつけたツタンカーメンのミイラが安置されていたんですね~。
悠久のロマンを感じます(^^)




玄室の壁画はツタンカーメンの家来たちが、王のミイラを葬る様子や、冥界の神に挨拶する王の様子が描かれているそうです。
ここの壁画は特にきれいに残っていて圧巻でした!

いよいよ、閲覧注意! ツタンカーメンのミイラコーナーです。
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓









薄暗かったんですが、警備員さん(?)が顔の上に自分のスマホライトを置いてくれたので、いい写真が撮れました。

実はこの警備員さん、私たちのスマホで、顔のアップや足のアップ、動画まで録ってくれて、更に私とツタンカーメンさんの2ショットまで撮ってくれたんです(^^;

顔のアップ写真は、怖いくらいの迫力なんですよ!
でも消すのはもったいなくて、まだスマホの中に残ってます(^^;
見た人は夜うなされるかもしれませんので、ブログに載せるのはやめておきますね。

そして、ツタンカーメンさんとの2ショット写真・・・これどうしよう(笑)
これも怖くて直視できないんですが、消すのは忍びなく、まだスマホに残っています(^^;

驚いたことにこの警備員さん、最後にチップを要求しないんです!
絶対、要求されると思っていたし、ここまでサービスしてくれたから、渡すつもりだったのに、誰にも要求しないんですよ。
めずらしく、誠実なエジプト青年に出会って感動しました(笑)

いろんな人のブログを読むと、チップを要求されたとか、写真を撮ったら罰金を取られた(たぶん懐に入れてると思う)とか、書かれていたんですが。
今はそんな人はいないのか、それともその日はたまたま、いい青年が担当だったのか分かりませんが、とにかくラッキーでした。

あと2つ王墓を見学しましたが、長くなりますので、次のブログにしますね。
しばらくお待ち下さい(^^)


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