散歩途中のお宅の庭――。
2年ほど前に初めて目にしたスモークツリーが、
今年は見事に色づいていました。
感嘆して見上げていると、
「切って差し上げましょうか――」
ご主人でしょう、庭の方から声をかけてくださいました。
ふわふわした綿毛のようなものは、花が散った後に出てくるものだとか。
花はまだお目にかかったことがありません。
それにしても、何とも不思議な…夢を見ているような…
スモークツリー…煙の木…なるほど。
散歩途中のお宅の庭――。
2年ほど前に初めて目にしたスモークツリーが、
今年は見事に色づいていました。
感嘆して見上げていると、
「切って差し上げましょうか――」
ご主人でしょう、庭の方から声をかけてくださいました。
ふわふわした綿毛のようなものは、花が散った後に出てくるものだとか。
花はまだお目にかかったことがありません。
それにしても、何とも不思議な…夢を見ているような…
スモークツリー…煙の木…なるほど。
作品集「針あそび」が新聞で紹介され、
思いもかけない人から連絡をいただきました。
何と高校時代のクラスメイト。
「会いましょうよ」ということになり
同じクラスだった友人と出かけたのですが、
43年という長い空白に心なし心配がなくもありませんでした。
取り越し苦労でした。
またたく間に教室ではしゃいでいたあの頃に逆戻り。
自宅の庭に咲いていたと持って来てくれた
カンパニューラの花に、
おぼろげな記憶の底にある
当時のクラスメイトたちの笑顔が甦りました。
今夜のポークソテーは林檎と人参のソースで。
煮詰めた後に落すレモン汁が程よいアクセントに。
冷たいキュウリのスープを添えると、
すっかり初夏の味わい――。
タイへ旅したという仕事の後輩から、
藍染の布をお土産にいただきました。
タイといえば、このところ大きく揺れています。
彼は大丈夫だったようですが。
今度会ったときにでもじっくり話をききたいものです。
濃紺に白のストライプはどことなく日本的。
ただ、日本の木綿よりぼってりとした手触り。
さて、何を作ろうかと想像がふくらませながら、
やさしい心遣いに感謝しきりです。
かつて仕事で苦楽を共にした人たちと久々の同窓会――
と思いきや、席についたとたんサプライズ!
何と、作品集「針あそび」の出版祝いを設定してくれていたのです。
ステキな花束と記念の品をいただいて。
驚きで言葉もなく、思わずウルルン…
おいしいお料理をいただきながら、
笑顔とやさしさに包まれた珠玉の一夜でした。
心から――ありがとうございました。
今日は友だちと1日ハンドメイドで明け暮れました。
いえ、半ハンドメイドといったところ。
というのも、以前から欲しかったパン焼機を購入。
外はカリカリ、中はフワフワのフランスパン。
ピザ生地にも挑戦して、好みのクリスピータイプに。
友だちの庭で獲れたイチゴでジャムも――。
ことのほかビールがおいしい夕食でした。
作品集「針あそび」の撮影でお世話になったお店から
ポジャギの暖簾を頼まれました。
白と赤のシンプルなデザインで。
初夏の声を聞くまでに仕上げたいと思ってはいるのですが。
遠目に見ると、まるで雪が積もったよう。
ナンジャモンジャの木です。
ナンジャモンジャは正式名を「ヒトツバタゴ」、
対馬では「海照らし」と呼ばれています。
数年前、海までも白く染めるという光景を求めて対馬まで出かけましたが、
あいにく開花の時期がずれていて断念した想い出があります。
そのナンジャモンジャが、何といつもの散歩道に咲いていました。
灯台下暗し、とはまさにこのこと。
遥か対馬の海に想いを馳せながら、しばし春の淡雪に見とれていました。