ビーズ展

茶会

毎年秋に、高幡不動尊にある茶室で茶会が行われています。今年は濃茶席、薄茶席、煎茶席、香席が設けられました(それぞれ違う先生です)。そのほかに、薩摩琵琶の演奏をする会場もありました。

友達がお茶を習っていて、招待券を頂いたのがきっかけで行き始め、今年で3回目になります。最初に行ったときは、裏でお茶を点てている友達に抜け出してきてもらって一緒に回り、2回目は別の友達を誘って一緒に行きましたが、今回は一緒に行く人を見つけられなかったので1人で乗り込みました。

お茶を習っていないのにも関わらず1人で参加するのは、心細くてドキドキしました。でも、若いというのと、洋服(一応足袋代わりに白い靴下は履きましたが)というのと、"ワッカリマッセーン"という顔で、たいてい隣に座っている御年輩の方が教えて下さいます。

今回友達は濃茶席の裏方だったのですが、「濃茶はおすすめしません」と言うので、他の会場に行きました。薄茶は頂いたことがあるので、前から気になっていた煎茶に決めました。

まずは茶室前で順番待ち。20~30分、廊下(カーペットがしいてあります)で正座。ここから修行が始まっているという感じです。ほとんどが50代以上の女性。たまにいる若い女性は着物でした。おそらく、お茶を習っている方でしょう。

15人ずつでしたが、私が部屋に入るのは13番目でした。しかしすでに部屋は満員状態。そして、あろうことか、正客の席だけが空いています。その隣には、他の茶室で働いている合間に来たと思われる、着物の女性。頑なに正客になることを拒否しています。私は、中には入れないし、正客にされそうになるし、困ってしまいました。あとから来て正客になってくれた人がいなかったらどうなっていたことやら。「正客になる勇気がないなら、着物で来るなー」と言いたいです。

無事全員が席に着くと、お点前が始まりました。煎茶の茶道具はとても小さくて、おままごとのようです。そして美しい所作の1つ1つ。"お茶って、空間芸術だなぁ~"と思いました。

とても丁寧に5人分のお茶を入れた後は、違う人が出てきてお盆(?)に5人分乗せ、1人目のところに持って行きました。着物を着て、ものを両手に持って立ち上がるのって難しそう。私だったら絶対、自分で自分の着物の裾を踏んづけて、ドデーンと転んでしまうでしょう…

お茶・お菓子・お茶という順序だったのですが、1口お茶を飲んでビックリしました。飲んだことのない味でした。苦いような、甘いような、しょっぱいような、いろんな味のする不思議な味。

かわいい茶道具をブログに載せたかったのですが、カメラは持って行ったのにメモリーカードを入れていくのを忘れてしまったので撮れませんでした(携帯のカメラのコミカルな撮影音は茶室にふさわしくない感じがして…)。外はモミジがきれいに色づいており、カメラを構える人がたくさんいました。

コメント一覧

mimi
そうそう
日本人なんだし、日本の文化を体験しておくっていいですよね。習うのは大変だけど…

有馬の大茶会ってすごそうですね。セレン☆さんも行ったのかしら?見てみたい~
セレン☆
風流な。。。
お茶は、日本の心だよね~

こちらでは、もう今年は終わったけど、11月に有馬の大茶会(有馬温泉にある古泉閣っていう由緒ある庭園旅館であるんだけど)ってのがあって、そりゃもう、すごい人だし、ほとんどが、お着物です

豊臣秀吉の縁あるってことでなんだけどね

こういった経験は、ちゃんと習って無くても、背筋が伸びる感じで、精神もピシッとするから、いいよね~
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