外国のゲーム会社が作ったもので、謎解きとかホラーゲームのジャンルに属するようです。
主人公は並外れた身体能力を持った少年。
犬や人に追いかけられながら、森の奥の研究所に潜り込み、途中の様々な仕掛けを解きながら先へ先へと進んでゆく
というストーリーなんですが…
終始、ゲームに関する一切の説明がないため、【何のために】【誰のために】という「目的」の部分は最後まで分からないまま。
しかも、少年を操作して先へ進む以外のことは出来ず、言葉すらひとっことも出てこない。
んで、このゲーム。
エンディング直前からの展開がかなり衝撃的。
次から次へと現れる色んな仕掛けや謎を解き、泳いだり走ったり潜ったりしながら進んできた道のりからは想像もつかない事態に。
もうまさに急展開。
【衝撃的】
こんなのあり!?
どういうこと!!??
と絶叫したくなるんですが、そこは文字のない世界。
作り手側からは結局何ひとつ語られないまま、終わってしまいます。
あまりに訳が分からなすぎてエンディングがエンディングだと気付かない事態すら発生。
初見プレイのとき、そうでした。笑
突然、少年を動かせなくなって
なんだなんだ!?
フリーズか…!?
と、うろたえているうちに、英語のスタッフロールがつらつらつら〜。笑
あれれ?終わったぞ!!!???
という具合で呆気なく終了。
そのため、
・少年の行動の意図や目的
・なぜ追われているのか
・そもそもここはどこなのか
などについては、プレイヤーそれぞれが解釈するしかなさそうなんです。
さらに不可解なのが、ゲーム中に出てくる
登場人物たち。
未確認生物ともいえる
・髪の長い人魚のような凶暴な生き物
ぐにゃぐにゃ動く
・人型の何か
ショーケースや水中に繋がれた
・無数の人々(?)
そして、
それらを開発、管理していると思われる研究所の人たち。(A)
ゲームをクリアするためにはAに発見されないように進まなければなりません。
直接の捕獲以外にも、ライトを使って炙り出そうとしたり、犬を仕向けてきたりとあの手この手で少年を捕まえようと試みている模様。
ネットで【INSIGHT 考察】
で、調べてみると実に様々な解釈があって、それも読んでみた上で私が考えたことを書いてみます。(ここでやっと本題)
まず、少年がいる場所。
① 場所
【公にされていない世界のへき地】
で、
・終始、薄暗い世界
・閉ざされた空間
・侵入者(少年)を排除し、先に進ませないための色々な仕掛けが施されている
ことから、
研究所で行われていることのすべては、秘密裏、裏組織のプロジェクトな気がします。
② 研究の目的
・髪の長い人形のような凶暴な生き物がいる
・人型の何かを操る装置だったり新しい生物を作り出そうとしている
・トラックで運んできた人間を操り人形の如く働かせている(同じ動きをさせてそれをチェックしている)
ことから
【人類滅亡(支配)のための新たな脅威の開発】
と考えました。
意思のある人間を思うままに操ることが出来る装置があるとしたら、作れるとしたら。
髪の長い人魚みたいな生物のように
魚でもなく、人でもない凶暴な生き物がいるとしたら。
人類にとってはかなりの脅威になるのではないかと思います。
③ 少年の目的
①、②であると仮定した場合、
少年は
【その研究を阻止するために送り込まれた刺客】
であり、
前に進む目的があるとすれば、
【大もとのシステムの破壊】
と
【研究を指揮している人物の撲滅】
ではないかと思います。
もちろん国家も開発の妨害、阻止に全力を尽くしているが手に負えず、
一周回って「こうなったら、身ひとつで潜り込んで来い!」的な感じ?笑
それか、そういうことをまったく知らずに偶然、研究所付近に迷い込んで、追われるがまま前に進んでいるか。笑
書いてから思ったけど、こっちの方が近い気がする。
始まり方から考えても。
※ここからネタバレ注意。
④ 最後のブヨブヨの生き物?(人間の集合体)はなんなのか
この生き物、
今までの出来事全てを吹き飛ばすほどの衝撃的なビジュアル。笑
【もののけ姫】に出てくる【祟り神】を初めて見た時ときのような言い知れぬ恐怖。
ネットだと、
・人間の形をした何か
を動かすための
【脳みそ的なもの、司令塔的なものでは?】
という見解が多い気がしますが、うーん、どーだろなぁ。
私が思ったのは脳みそ的なものではなく、
たくさんの人間、生きた人間が団子状になってるように見えたので、それをベースに
【新たな生き物を作ってた】のではないかなぁと思いました。
だけど、このブヨブヨはまだ発展途上で、
「よし、これからこいつをドンドン成長させて完成体にするぞ!」
というような段階だったのではないかなぁと。
しかし、想定外。
どこからか侵入した主人公の少年が取り込まれて、研究所
【大パニック!!!】
エンディング間際の混乱にはそんな背景があったのでは?と思います。
あと、ネットに研究所の人たちは、
【ブヨブヨを擁護していた】
的なことが書かれてるものもありましたが、
・人々はブヨブヨを怖がって逃げまどっていた
・ブヨブヨをわざとおびき寄せて、水の中に閉じ込めようとした
という場面があったことから、これは違うのでは?と思います。
また、
少年を取り込む前、発展途上のブヨブヨ自体に意思はなかった(動かすとしたら研究所側のシステムで操れた)
はずが、少年を取り込んだことで、
【自らの意思で動き出し、コントロール不能となった】
擁護しているように見えたのは、
自分たちのシステムでは制御不可能になったブヨブヨを今度は、
研究者たちが排除するために
【やむを得ず脱出を手伝った】
からだと思います。
ただ、このブヨブヨが研究者たちの集大成な気がするので、結果的にそれを手放さざるを得なくなったという展開は、
少年からすると
【任務達成】
なのかなと思います。
ブヨブヨに取り込まれたことで、その姿のまま研究所もめちゃくちゃに破壊出来たし、何より組織のトップ(ブヨブヨに潰されて、血がブッシャーってなった人)を始末出来たから。
彼はトップだったのね。
この人だけ唯一血が出て、明確な「死」の描写があるなぁとは思ってたけど、どうもネットを見てると研究所チームのトップという説が濃厚のようです。
ただ、ひとつ思うのは、
ブヨブヨが外に投げ出されて転がって、地面に落ち着いたところでエンディングなんですよ。
ブヨブヨに取り込まれてから少年本体の姿は最後の最後まで、ない。
つまり、
【晴れて脱出!】
【研究所の破壊とトップの撲滅!】
は出来たけど。
少年はそのまま元の姿に戻ることは出来ずに、犠牲になるってことですよね、たぶん。
…なんだかなぁ。
なんとも後味の悪い終わり方。
そして、なんとも皮肉。
【自ら作り出した装置とブヨブヨが仇となり研究所は滅茶苦茶】
【挙句の果てにそれすらも手放さざるを得なくなる】
何ていうのかなぁ。
人間の
【無力さ】
とか
【滑稽さ】
が最後ね、エンディングのときに伝わってきて。
何とも言えない、やるせない感情になりました。笑
ほんと、後味の悪さを極めてる。
にしても!
何から何まで壮大なゲーム!!!
こんなにも長く考察して、楽しめるなんて!笑
おすすめです!
この手のゲーム初プレイでも楽しめます。
(ホラー&謎解き&アクション的なね)
イライラせずに進むには操作の慣れが必要かなって感じましたが、操作自体は簡単です。
ちなみに。
INSIGHTに似た前作に「LIMBO」っていうのがあるんですけど、私はそっちをまずやって、クリアして、慣れてからプレイしました。
いくつかのゲーム機で遊べるみたいなんだけど、
iPhone版はコントローラーとかないから慣れないうちは操作に手こずって。笑
そもそも画面ちっちゃいし、距離感とかが掴みにくいから、もしあれなら「LIMBO」から入るのもおすすめです!
もちろんLIMBOも面白い。
思いのほか長くなったけど、満足!笑
でも、実はね。
もっと物議を醸してるのは「INSIGHT」の
【裏エンディング】なんだ。
次はこれについても考察してみます。
最後まで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。
主人公は並外れた身体能力を持った少年。
犬や人に追いかけられながら、森の奥の研究所に潜り込み、途中の様々な仕掛けを解きながら先へ先へと進んでゆく
というストーリーなんですが…
終始、ゲームに関する一切の説明がないため、【何のために】【誰のために】という「目的」の部分は最後まで分からないまま。
しかも、少年を操作して先へ進む以外のことは出来ず、言葉すらひとっことも出てこない。
んで、このゲーム。
エンディング直前からの展開がかなり衝撃的。
次から次へと現れる色んな仕掛けや謎を解き、泳いだり走ったり潜ったりしながら進んできた道のりからは想像もつかない事態に。
もうまさに急展開。
【衝撃的】
こんなのあり!?
どういうこと!!??
と絶叫したくなるんですが、そこは文字のない世界。
作り手側からは結局何ひとつ語られないまま、終わってしまいます。
あまりに訳が分からなすぎてエンディングがエンディングだと気付かない事態すら発生。
初見プレイのとき、そうでした。笑
突然、少年を動かせなくなって
なんだなんだ!?
フリーズか…!?
と、うろたえているうちに、英語のスタッフロールがつらつらつら〜。笑
あれれ?終わったぞ!!!???
という具合で呆気なく終了。
そのため、
・少年の行動の意図や目的
・なぜ追われているのか
・そもそもここはどこなのか
などについては、プレイヤーそれぞれが解釈するしかなさそうなんです。
さらに不可解なのが、ゲーム中に出てくる
登場人物たち。
未確認生物ともいえる
・髪の長い人魚のような凶暴な生き物
ぐにゃぐにゃ動く
・人型の何か
ショーケースや水中に繋がれた
・無数の人々(?)
そして、
それらを開発、管理していると思われる研究所の人たち。(A)
ゲームをクリアするためにはAに発見されないように進まなければなりません。
直接の捕獲以外にも、ライトを使って炙り出そうとしたり、犬を仕向けてきたりとあの手この手で少年を捕まえようと試みている模様。
ネットで【INSIGHT 考察】
で、調べてみると実に様々な解釈があって、それも読んでみた上で私が考えたことを書いてみます。(ここでやっと本題)
まず、少年がいる場所。
① 場所
【公にされていない世界のへき地】
で、
・終始、薄暗い世界
・閉ざされた空間
・侵入者(少年)を排除し、先に進ませないための色々な仕掛けが施されている
ことから、
研究所で行われていることのすべては、秘密裏、裏組織のプロジェクトな気がします。
② 研究の目的
・髪の長い人形のような凶暴な生き物がいる
・人型の何かを操る装置だったり新しい生物を作り出そうとしている
・トラックで運んできた人間を操り人形の如く働かせている(同じ動きをさせてそれをチェックしている)
ことから
【人類滅亡(支配)のための新たな脅威の開発】
と考えました。
意思のある人間を思うままに操ることが出来る装置があるとしたら、作れるとしたら。
髪の長い人魚みたいな生物のように
魚でもなく、人でもない凶暴な生き物がいるとしたら。
人類にとってはかなりの脅威になるのではないかと思います。
③ 少年の目的
①、②であると仮定した場合、
少年は
【その研究を阻止するために送り込まれた刺客】
であり、
前に進む目的があるとすれば、
【大もとのシステムの破壊】
と
【研究を指揮している人物の撲滅】
ではないかと思います。
もちろん国家も開発の妨害、阻止に全力を尽くしているが手に負えず、
一周回って「こうなったら、身ひとつで潜り込んで来い!」的な感じ?笑
それか、そういうことをまったく知らずに偶然、研究所付近に迷い込んで、追われるがまま前に進んでいるか。笑
書いてから思ったけど、こっちの方が近い気がする。
始まり方から考えても。
※ここからネタバレ注意。
④ 最後のブヨブヨの生き物?(人間の集合体)はなんなのか
この生き物、
今までの出来事全てを吹き飛ばすほどの衝撃的なビジュアル。笑
【もののけ姫】に出てくる【祟り神】を初めて見た時ときのような言い知れぬ恐怖。
ネットだと、
・人間の形をした何か
を動かすための
【脳みそ的なもの、司令塔的なものでは?】
という見解が多い気がしますが、うーん、どーだろなぁ。
私が思ったのは脳みそ的なものではなく、
たくさんの人間、生きた人間が団子状になってるように見えたので、それをベースに
【新たな生き物を作ってた】のではないかなぁと思いました。
だけど、このブヨブヨはまだ発展途上で、
「よし、これからこいつをドンドン成長させて完成体にするぞ!」
というような段階だったのではないかなぁと。
しかし、想定外。
どこからか侵入した主人公の少年が取り込まれて、研究所
【大パニック!!!】
エンディング間際の混乱にはそんな背景があったのでは?と思います。
あと、ネットに研究所の人たちは、
【ブヨブヨを擁護していた】
的なことが書かれてるものもありましたが、
・人々はブヨブヨを怖がって逃げまどっていた
・ブヨブヨをわざとおびき寄せて、水の中に閉じ込めようとした
という場面があったことから、これは違うのでは?と思います。
また、
少年を取り込む前、発展途上のブヨブヨ自体に意思はなかった(動かすとしたら研究所側のシステムで操れた)
はずが、少年を取り込んだことで、
【自らの意思で動き出し、コントロール不能となった】
擁護しているように見えたのは、
自分たちのシステムでは制御不可能になったブヨブヨを今度は、
研究者たちが排除するために
【やむを得ず脱出を手伝った】
からだと思います。
ただ、このブヨブヨが研究者たちの集大成な気がするので、結果的にそれを手放さざるを得なくなったという展開は、
少年からすると
【任務達成】
なのかなと思います。
ブヨブヨに取り込まれたことで、その姿のまま研究所もめちゃくちゃに破壊出来たし、何より組織のトップ(ブヨブヨに潰されて、血がブッシャーってなった人)を始末出来たから。
彼はトップだったのね。
この人だけ唯一血が出て、明確な「死」の描写があるなぁとは思ってたけど、どうもネットを見てると研究所チームのトップという説が濃厚のようです。
ただ、ひとつ思うのは、
ブヨブヨが外に投げ出されて転がって、地面に落ち着いたところでエンディングなんですよ。
ブヨブヨに取り込まれてから少年本体の姿は最後の最後まで、ない。
つまり、
【晴れて脱出!】
【研究所の破壊とトップの撲滅!】
は出来たけど。
少年はそのまま元の姿に戻ることは出来ずに、犠牲になるってことですよね、たぶん。
…なんだかなぁ。
なんとも後味の悪い終わり方。
そして、なんとも皮肉。
【自ら作り出した装置とブヨブヨが仇となり研究所は滅茶苦茶】
【挙句の果てにそれすらも手放さざるを得なくなる】
何ていうのかなぁ。
人間の
【無力さ】
とか
【滑稽さ】
が最後ね、エンディングのときに伝わってきて。
何とも言えない、やるせない感情になりました。笑
ほんと、後味の悪さを極めてる。
にしても!
何から何まで壮大なゲーム!!!
こんなにも長く考察して、楽しめるなんて!笑
おすすめです!
この手のゲーム初プレイでも楽しめます。
(ホラー&謎解き&アクション的なね)
イライラせずに進むには操作の慣れが必要かなって感じましたが、操作自体は簡単です。
ちなみに。
INSIGHTに似た前作に「LIMBO」っていうのがあるんですけど、私はそっちをまずやって、クリアして、慣れてからプレイしました。
いくつかのゲーム機で遊べるみたいなんだけど、
iPhone版はコントローラーとかないから慣れないうちは操作に手こずって。笑
そもそも画面ちっちゃいし、距離感とかが掴みにくいから、もしあれなら「LIMBO」から入るのもおすすめです!
もちろんLIMBOも面白い。
思いのほか長くなったけど、満足!笑
でも、実はね。
もっと物議を醸してるのは「INSIGHT」の
【裏エンディング】なんだ。
次はこれについても考察してみます。
最後まで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。
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