絶賛、人生迷走中\(^o^)/

タイトルのまんま、書きたいことを書きたいだけ、書きたいときに。

【ゲーム】INSIGHTについての考察 その2

2020-10-12 23:40:00 | 日常
続きです。

続きますと前回書き忘れましたが、続いております。


裏エンディングの内容、考察と、前の投稿で書き忘れたことをいくつか。

※ネタバレ注意です。


INSIGHTというゲーム。
後味はこの上なく悪かったけど、ちょっと最後の方はスカッとしました。笑

ブヨブヨに少年が取り込まれ、ブヨブヨを動かしているとき。


言うなれば、それまで少年は逃げることしか出来なかったわけで、人間も装置も犬すらも彼にとって【脅威】だったけど、

ブヨブヨになってからは立場が完全に逆転したもんね。笑

恐れ、逃げ惑う研究者たち。


おまけにブヨブヨは人間の集合体だからか、驚くほど馬鹿力の持ち主で、どんな仕掛けも装置も屁でもないって感じだったもんね。

あの無双状態、楽しかったなぁ。笑

走った勢いで壁をぶち抜いて、装置を手で引っペがしたのには笑った。


あと、物語全体を通して言われてるのが

【少年も実は研究所側の人間で、操られている】

という説。

というか、主人公の少年。
人間かどうかすらも怪しい説もあるみたい。


その根拠になってるのが、

【髪の長い凶暴な人魚にプラグを差されたことで、水中でも呼吸が出来るようになる】

という場面。


そう。
水に飛び込んで潜るようになったばかりの頃は、人間らしく息継ぎをしないと死んでしまう仕様だったんです。

だけど、あるとき、
強制的に人魚に捕まってしまって、プラグを差し込まれる。

「うわっ、やられた!!」

と思ったらなんと、魚の如く息継ぎなしでも潜れる生き物に!笑

確かにそこは【人間】と言い切るにはどうしても不可解な要素。


むしろ、人間じゃない説を唱えた方が合点がいく。


これなぁ。
どうなんでしょうね〜。

↑を踏まえて思うのは、プラグを差し込まれるまでは人間だったんじゃないかなぁっていうこと。笑

理論上説明つかないけど、始まってからずっと、殺伐とした敵だらけの環境で、独り走ってきた少年に与えられた唯一の恵み

なのでは?と思います。
…思いたい。笑

気を利かせた人魚さんが

「あなたこの先に進むにはその体じゃもたないわよ」って、プラグを差して適応させてくれた。


ただなぁ、

こんなにもグロテスク且つ残虐で容赦のない構造の中で、こんなぬくぬくの精神論、通用するかなって感じですね。笑


一応、【人間じゃない説】の方で掘り下げて考えてみると、

まず、

・少年は意図的に研究所に連れてこられた人造人間(研究所で作られた)

・運動能力とか知能的な意味での出来を確かめるために様々な仕掛けの中をくぐらせる

・実験の結果、水中での動きが悪いと判明しプラグを差してそれを解消した

・ブヨブヨに取り込まれたのは、想定外か、研究者たちの誤算

あくまで少年は試作、実験段階なので、システムエラー的なことだとすれば、一応辻褄は合うかと。笑





さぁー!
今までのこと全て踏まえまして!


本題!

【隠しエンディング考察】

に参ります!


まず、普通のエンディングは前回書いた通りで

【少年がブヨブヨに取り込まれ、研究所を壊滅させたのち、そのまま外へと脱出】

なんですが。




隠しエンディングはこうです。

【細い土管の中みたいな所をひたすら進むことになり、やがてコードに辿り着く】

【コードを抜くしかない状態になり、手を掛け引っ張ると…】






物語は一番最初の場面に。

スタッフロールも何もなく、INSIGHTというタイトル(一番最初に映される画面)が表示されたのち、また初めに戻る。




?????????

プツンとそこで終わるんです。
パソコンの電源が突然落ちるが如く。笑




プレイヤーはもちろんそこで物語が終わるとは夢にも思わず、

「まーたこういうのか。とりあえず、これを引っ張るんだな、んで?次は一体どうなるんだ?」

という感じ、単なる仕掛けの一部と思っているので

本当に えっ!?

ってなります。


心の底からの 【えっ…】です。



だけど、何度見ても物語はそこで終わり。

もっと後味悪すぎるんです。


さぁさぁさぁ!
これは一体どういうことだ?

コードを抜いた瞬間、終わるなんて。

考察してみます!(楽しい)


まず、研究所の触れては行けない部分に触れてしまって、強制的にリスタートさせられるようにも見えなくはない。

エンディングというより、リスタート。


これもね、あれなんですよ。
少年が【人間じゃない説】を濃厚にしているもののひとつで。

隠しエンディングを見る限り、少年とコードが連動しているのは確実なので、やっぱり研究所が作った人造人間なんじゃないかと。


…うーん、たしかに。


あと、どこだったかこういうような意見も見かけました。

「コードを抜く=少年の役目の終わりを意味し、同時に次のマシン(人造人間)がまた動き出す」

うん、すごく納得させられてしまう。笑

コード=少年の主電源みたいな感じか。
で、それが切れた(抜かれた)から終わり。

普通のエンディングだけなら、水中で息できることはひとまず置いといて、【人間説】を立証できそうなのに。

隠しエンディングを知ってしまうと、やっぱり【人造人間説】色濃い気がしてきます。笑

改めて順を追ってこうして書いている最中にも、思う。


もー、前回のことが全部覆ってしまうやないかーい!笑


あと、これは私の考察。

【人造人間説】をさらに加速させてしまうんだけども、


隠しエンディングって、通常ルートとは外れたところにあるいくつもの仕掛けをクリアしてからじゃないと行けないんです。

つまり、少年が人造人間で行動の全てを研究者たちが操っている、もしくは将来的に操ろうとしているとしたら、


賢すぎるのはダメなんじゃないかなぁと。笑

賢すぎるというか、安全装置的な意味で、○○という行動をしたら強制終了するっていうことが元々プログラミングされてて、隠しエンディングはその条件を満たしてしまったから、終わったのではないか。



精巧な機械ってよくありそうじゃないですか。
暴走しないためとか、したときのためにわざとそういうシステム設けておくとか。

それがコードを抜いたことで働いたと考えたら…


それと、少年が隠しエンディングで辿り着いた場所は、研究所の核の中の核のような部分で、普通のエンディングでパソコンが壊されたりする以上に触れられたらまずい大もとのシステムがあり、そこに立ち入らせないための強制終了だったのでは…とも思えます。





やっぱり少年は人造人間なのかもしれないな…。

人間説ではどうしても説明がつかなかった水中での呼吸も人造人間であれば辻褄が合う。


それにね、コードを抜く場面。
その奥の背景はパソコンと、コードとヘッドギアみたいなもの。

それは、道中の謎解きで出てきたものと同じで、

少年の頭に装着した状態で少年を動かすと、周りにいる「人型の何か」が動き出すという仕組みになってるんです。


そして、隠しエンディング。

暗くて見えないけど、そのヘッドギアに何かがくっついている。


なんだあれ…。

ってコードを引っこ抜いた瞬間!

手元のコードとヘッドギアが連動して光り、フェードアウト。




つまり、少年もヘッドギアにくっついた「何か」に操られていた。

というオチ…。

(そしてこの「何か」とは「プレイヤー」を意味しているのではという説が濃厚そうです)

いろんな解釈が出来すぎる…!
奥が深すぎる!!!
深すぎるぞ!!!!!

どんだけの文量を冷めない熱量で書いているんだ!笑


あと、私的にはしっくり来ないのであまり掘り下げませんが、

始まりから終わりまでを

【妊娠の過程】

と捉える説もあるみたいです。

・少年が精子

・途中に待ち受ける様々な仕掛けは、卵子へ辿り着くまでの大変さ、困難さを描写している(少年を捕えようとするのは他の精子たちで邪魔をしに来ている)

・卵子はブヨブヨであり、少年が吸収される=受精

・受精卵は転がって外へ出て、エンディングを迎える

ちなみに、この説では

人魚に差されるプラグ=へその緒

と解釈されるようです。

上手く何かが繋がったから水の中でも呼吸が出来るのようになったのか…?

…うーむ。
確かに、そう捉えられなくもない。
一番シンプルで分かりやすい解釈だなぁ。


ここで終わるはずだったんですが、勢いで続きます。

次で終わる!

色んな説が出てきたので
最後に総括!!

【ゲーム】INSIGHTについての考察 その1

2020-10-12 23:39:00 | 日常
外国のゲーム会社が作ったもので、謎解きとかホラーゲームのジャンルに属するようです。


主人公は並外れた身体能力を持った少年。

犬や人に追いかけられながら、森の奥の研究所に潜り込み、途中の様々な仕掛けを解きながら先へ先へと進んでゆく

というストーリーなんですが…


終始、ゲームに関する一切の説明がないため、【何のために】【誰のために】という「目的」の部分は最後まで分からないまま。

しかも、少年を操作して先へ進む以外のことは出来ず、言葉すらひとっことも出てこない。



んで、このゲーム。
エンディング直前からの展開がかなり衝撃的。

次から次へと現れる色んな仕掛けや謎を解き、泳いだり走ったり潜ったりしながら進んできた道のりからは想像もつかない事態に。

もうまさに急展開。

【衝撃的】


こんなのあり!?
どういうこと!!??

と絶叫したくなるんですが、そこは文字のない世界。

作り手側からは結局何ひとつ語られないまま、終わってしまいます。

あまりに訳が分からなすぎてエンディングがエンディングだと気付かない事態すら発生。

初見プレイのとき、そうでした。笑



突然、少年を動かせなくなって

なんだなんだ!?
フリーズか…!?

と、うろたえているうちに、英語のスタッフロールがつらつらつら〜。笑

あれれ?終わったぞ!!!???

という具合で呆気なく終了。


そのため、

・少年の行動の意図や目的
・なぜ追われているのか
・そもそもここはどこなのか

などについては、プレイヤーそれぞれが解釈するしかなさそうなんです。


さらに不可解なのが、ゲーム中に出てくる
登場人物たち。

未確認生物ともいえる
・髪の長い人魚のような凶暴な生き物

ぐにゃぐにゃ動く
・人型の何か

ショーケースや水中に繋がれた
・無数の人々(?)


そして、

それらを開発、管理していると思われる研究所の人たち。(A)

ゲームをクリアするためにはAに発見されないように進まなければなりません。

直接の捕獲以外にも、ライトを使って炙り出そうとしたり、犬を仕向けてきたりとあの手この手で少年を捕まえようと試みている模様。


ネットで【INSIGHT 考察】

で、調べてみると実に様々な解釈があって、それも読んでみた上で私が考えたことを書いてみます。(ここでやっと本題)


まず、少年がいる場所。

① 場所
【公にされていない世界のへき地】

で、

・終始、薄暗い世界
・閉ざされた空間
・侵入者(少年)を排除し、先に進ませないための色々な仕掛けが施されている

ことから、

研究所で行われていることのすべては、秘密裏、裏組織のプロジェクトな気がします。

② 研究の目的

・髪の長い人形のような凶暴な生き物がいる
・人型の何かを操る装置だったり新しい生物を作り出そうとしている
・トラックで運んできた人間を操り人形の如く働かせている(同じ動きをさせてそれをチェックしている)

ことから

【人類滅亡(支配)のための新たな脅威の開発】

と考えました。

意思のある人間を思うままに操ることが出来る装置があるとしたら、作れるとしたら。

髪の長い人魚みたいな生物のように
魚でもなく、人でもない凶暴な生き物がいるとしたら。

人類にとってはかなりの脅威になるのではないかと思います。

③ 少年の目的

①、②であると仮定した場合、

少年は

【その研究を阻止するために送り込まれた刺客】

であり、

前に進む目的があるとすれば、

【大もとのシステムの破壊】



【研究を指揮している人物の撲滅】

ではないかと思います。


もちろん国家も開発の妨害、阻止に全力を尽くしているが手に負えず、

一周回って「こうなったら、身ひとつで潜り込んで来い!」的な感じ?笑

それか、そういうことをまったく知らずに偶然、研究所付近に迷い込んで、追われるがまま前に進んでいるか。笑

書いてから思ったけど、こっちの方が近い気がする。
始まり方から考えても。


※ここからネタバレ注意。

④ 最後のブヨブヨの生き物?(人間の集合体)はなんなのか

この生き物、
今までの出来事全てを吹き飛ばすほどの衝撃的なビジュアル。笑

【もののけ姫】に出てくる【祟り神】を初めて見た時ときのような言い知れぬ恐怖。


ネットだと、

・人間の形をした何か

を動かすための

【脳みそ的なもの、司令塔的なものでは?】

という見解が多い気がしますが、うーん、どーだろなぁ。

私が思ったのは脳みそ的なものではなく、

たくさんの人間、生きた人間が団子状になってるように見えたので、それをベースに

【新たな生き物を作ってた】のではないかなぁと思いました。

だけど、このブヨブヨはまだ発展途上で、

「よし、これからこいつをドンドン成長させて完成体にするぞ!」

というような段階だったのではないかなぁと。


しかし、想定外。
どこからか侵入した主人公の少年が取り込まれて、研究所

【大パニック!!!】

エンディング間際の混乱にはそんな背景があったのでは?と思います。


あと、ネットに研究所の人たちは、

【ブヨブヨを擁護していた】

的なことが書かれてるものもありましたが、


・人々はブヨブヨを怖がって逃げまどっていた
・ブヨブヨをわざとおびき寄せて、水の中に閉じ込めようとした

という場面があったことから、これは違うのでは?と思います。


また、

少年を取り込む前、発展途上のブヨブヨ自体に意思はなかった(動かすとしたら研究所側のシステムで操れた)

はずが、少年を取り込んだことで、

【自らの意思で動き出し、コントロール不能となった】

擁護しているように見えたのは、

自分たちのシステムでは制御不可能になったブヨブヨを今度は、

研究者たちが排除するために

【やむを得ず脱出を手伝った】

からだと思います。


ただ、このブヨブヨが研究者たちの集大成な気がするので、結果的にそれを手放さざるを得なくなったという展開は、

少年からすると

【任務達成】

なのかなと思います。

ブヨブヨに取り込まれたことで、その姿のまま研究所もめちゃくちゃに破壊出来たし、何より組織のトップ(ブヨブヨに潰されて、血がブッシャーってなった人)を始末出来たから。


彼はトップだったのね。

この人だけ唯一血が出て、明確な「死」の描写があるなぁとは思ってたけど、どうもネットを見てると研究所チームのトップという説が濃厚のようです。




ただ、ひとつ思うのは、

ブヨブヨが外に投げ出されて転がって、地面に落ち着いたところでエンディングなんですよ。

ブヨブヨに取り込まれてから少年本体の姿は最後の最後まで、ない。

つまり、

【晴れて脱出!】
【研究所の破壊とトップの撲滅!】

は出来たけど。

少年はそのまま元の姿に戻ることは出来ずに、犠牲になるってことですよね、たぶん。

…なんだかなぁ。


なんとも後味の悪い終わり方。


そして、なんとも皮肉。

【自ら作り出した装置とブヨブヨが仇となり研究所は滅茶苦茶】

【挙句の果てにそれすらも手放さざるを得なくなる】

何ていうのかなぁ。

人間の

【無力さ】

とか

【滑稽さ】

が最後ね、エンディングのときに伝わってきて。
何とも言えない、やるせない感情になりました。笑

ほんと、後味の悪さを極めてる。

にしても!
何から何まで壮大なゲーム!!!

こんなにも長く考察して、楽しめるなんて!笑


おすすめです!
この手のゲーム初プレイでも楽しめます。
(ホラー&謎解き&アクション的なね)

イライラせずに進むには操作の慣れが必要かなって感じましたが、操作自体は簡単です。


ちなみに。
INSIGHTに似た前作に「LIMBO」っていうのがあるんですけど、私はそっちをまずやって、クリアして、慣れてからプレイしました。

いくつかのゲーム機で遊べるみたいなんだけど、

iPhone版はコントローラーとかないから慣れないうちは操作に手こずって。笑

そもそも画面ちっちゃいし、距離感とかが掴みにくいから、もしあれなら「LIMBO」から入るのもおすすめです!

もちろんLIMBOも面白い。

思いのほか長くなったけど、満足!笑


でも、実はね。
もっと物議を醸してるのは「INSIGHT」の

【裏エンディング】なんだ。


次はこれについても考察してみます。

最後まで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。