鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

チワワのルーツ

2022-06-01 | 犬のこと

我が家には保護犬のチワワが2頭いますが、ふとチワワのルーツを調べてみるとWikipediaにはこう書かれていました。

『チワワは、北アメリアにおいては最も古い犬種であり、テチチ (Techichi) として知られるアステカ文明の王族の時代から飼われ儀式の生贄とされていた、現状よりすこし大きい犬種の直系の子孫であると考えられている。

人墓から一緒に埋葬されたテチチの骨も発掘されている。

アステカ族の建造物の壁面にもテチチが描かれておりテチチの存在を大いに証明してくれた』

なんと!チワワは儀式の生贄とされていたとは驚きです。

ルーツは諸説あるようですが、ブルー系のチワワは神聖な神の使いとして、レッド系のチワワは食用や火葬の生贄として重用されたと伝えられています。

当時の人々にとってチワワは生活の一部であったとありますが…。

なんとも悲しい生活の一部だと思いました。

 

さて生贄という言葉から連想するのは、間違った神の概念です。

神とはどういう存在であるのか、人間に対してどう影響しているのか…日本人は宗教を持たない民族とよく耳にしますが、それでも困った時には誰しも「神様!」と頼りにすると思います。

お正月には神社・仏閣に初もうでに出向き、一年の無病息災を願うのではないでしょうか。

また旧約聖書の中に出てくるエホバ神の概念は、復讐心に燃え、疫病を蔓延させるえこひいき剝き出しの神でした。

新約聖書では愛の神のみを打ち出していて、神と悪魔という善と悪を対峙させてきました。

 

私はシルバーバーチの霊訓から神の概念を学ぶ前は、困難に合うと神様からの罰だと思い許しを請うていましたが、こうしたことは人間が勝手に考え出した、とても稚拙な神の概念だと今では理解していますし、恥ずかしさを感じます。

でもそれは無意識のうちに偉大なる存在がいるということを感じ、誰もが頼りにいているからだとも思います。

今はシルバーバーチが教えてくれた神の概念が、私にとってしっくりとくる神であり、理想の神となりました。

その神の概念をシルバーバーチの言葉から引用したいと思います。(*1)

 

「大霊とは宇宙の自然法則です。

物質界と霊界のすべての生命体の背後にある創造的エネルギーです。

大霊は完全なる愛であり、完全なる叡智です。大霊は全宇宙のすみずみにまで行きわたっています。

人間が知りえる極微のものであろうと、まだ物質界には明かされていないものであろうと、そのすべてに偏在しています。

大霊は、あらゆる生命体に充満しています。

あらゆるものに内在し、あらゆる法則に内在しています。

大霊は生命であり、愛であり、存在するすべてのものなのです」 シルバーバーチの教え・上巻 P76

 

シルバーバーチは神について色々なことろで述べていますが、この箇所にはスピリチュアリズムが示す神の概念が端的に述べられています。

それを簡単にまとめると以下の5つになります。

・神とは宇宙の自然法則で、そこに存在する万物は神の造られた摂理・法則で厳格に公平・平等に支配し維持されている。→摂理・法則としての神

・神は霊界と宇宙を造られ、その霊界と宇宙の全ての存在物(天使・人間・動植物)を創造した霊的な親である。→創造主としての神

・神とは完全な愛の存在として君臨しているが、その愛は優しいだけの愛ではなく時に人間にとって厳しいと感じる愛もある。それは神が人間の霊的成長を願う愛である。→愛の神

・神は完全なる叡智であり、その完全性に向けて人間は進化している存在で、人間にとって神は目標であり理想である。→理想としての神

・神は大きな霊として全宇宙を満たし全てに偏在している、無限大な広がりを持つ大きな心・大きな意識体である。ミクロの世界にもマクロの世界にも法則にも内在している大霊である。→大霊としての神

 

先にも述べた通りシルバーバーチが語っている神の概念は、今まで私が描いていた神とは全く違うものでした。

神は人間的な存在で、どこか遠い世界いると思っていましたので悩みや心配事があると「神様お願い、助けて!!」と引っ張り出して神頼みをしていたのですが、神は無形で人間の前に摂理・法則として現れ人間と間接的な関係を持っている存在です。

その関係はすべてのものに完全に公平・平等に働くとは!!なんと素晴らしい存在なのでしょうか。

 

私はスピリチュアリズムの示す神の平等さ公平さに特に惹かれています。

善人と呼ばれる人も悪人と思われている人も神の前には等しい子としての存在で、摂理・法則を通して公平に平等に関わるのですから!!これでこそ霊の親なのだと思いますし、神への信頼はより強固になります。

誰も分け隔てなく平等に公平に関わる存在ということは、時に地上での人間関係では信頼している人からの突然の裏切りがあったりしますが、神はどんな子でも絶対に見捨てない、裏切らない愛を示しているということです。

そんな深い愛で愛されているのですから、どんな状況の時も自ら神を裏切ることは絶対にしないと固く心に決めています。

それは神の法則を守っていくということだと私は思っています。

自分に対して辛く当たる人を愛する境地には至れていませんが、神はその子を愛していることを忘れずに、怒りではなく神の愛に近づく努力をしていこうと思います。

 

また自分自身が神から創造された存在であることに不思議な気持ちになりますし、万物のすべても神が創造したと知ったことで今までの視点を大きく変えたように思います。

一緒に暮らす家族にも鳥や犬や猫にも、出会う人々にも、自然界の動植物にも、日常で使う備品にも、行きかう車やビルなど万物の全てが神と関りがあり、私たちは神の創造したものの中で呼吸し、判断し、決断し、生きているのだと思うと1日1日がとても大切に思えますし、すべてに存在価値があると思えます。(*2)

一日、一時間、一分、一秒に、そして全ての存在に尊さを感じるのです。

こんなにも私たちは神に愛されているのだと、神の創られた世界で希望をもって一日を始めることができます。

 

とはいえ神の全てを知っているわけもなく、小さな概念しか抱けない私が知れる神とは、その全てのごくごく一部を知ったに違いないのですが、それでもシルバーバーチが教えてくれている神の存在をもっと知り理解していきたいと思っています。

神は日常のあらゆるところにいるのです。

その神を見出したい!と思うのです。

 

日本では「神」という言葉に、胡散臭さや怪しい宗教などのイメージが強くありますが、真実の神は決してそんな存在ではありません。

偉大で無限で愛にあふれ尊敬できる、この地上の誰よりも信頼できる存在です。

一人でも本当の神を知ってほしい、気づいてほしい、そして神を見出して生きてほしいと願ってやみません。

私も頑張ります。

 
 
(*1)「シルバーバーチの教え」は、スピリチュアリズム普及会で出版されています。
 
(*2)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

その中の 「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」には神という存在についてが分かりやすい言葉と的確な表現で描かれています。

 
 

 

 

 


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