鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

猫の自由意思

2022-03-01 | 猫のこと

我が家に保護された八割れ猫のシッポナとウニは、8か月になり(だいたい)400~450gだった体重が2.9Kと3.1kになりました。

食欲旺盛で、餌前にはケージに入れておかないとサッと来て食べようとします。

餌が眼前に用意されると、「ウンギャ~」という鳴き声と共にケージ内を忙しく歩き回り餌の時間はとても大変です。

餌が足りないのではないか??と、計算しますが…そうではないようで、とにかく腹減らしの2匹です。

犬との多頭飼いなので、犬の餌の時間に一緒に餌をたべているからでしょうか。

良く猫は置き餌と聞くので…。

しかし快便、快尿で健康に育ち、毎日楽しく遊んでいます。

 

そんなシッポナとウニは良く家を走り回ったり、ベランダにでて日光浴をしたり、最近はリビングのドアをあけるとその隙を狙って逃げ出して他の場所を散策したりして行動範囲も増えました。

我が家は2Fがリビングなので、1Fに行ったり、階段の上に寝たり、吹き抜けになっている高い場所にいたりと、さすが猫!!犬との行動範囲の違いに驚いたり戸惑うことも度々です。

とにかく遊びたい盛りの2匹なので、手作り段ボール玩具をつくったり、フェルトでぬいぐるみも作ったりしています。

そんな、ある日ペットショップに行くと、猫の爆上げ玩具が売っていました。(980円でした)

爆上げしている2匹を想像しながら、奮発して購入し組み立てて、いざ猫たちのもとへ!!!

しかし…、2匹は無反応。

そうだよね。

動物を飼ってから良く思うことですが、人間の意図とは違う反応をするのです。

そんな2匹の猫を眺めながら、猫にも自由に選ぶ権利があるよね…と、スピリチュアリズムの知識で学んだ自由意志のことを考えました。

以下、「シルバーバーチの霊訓」(*1)から自由意志についての箇所を抜粋します。

 

「明日の朝あなたはいつもより一時間はやく起きようと遅く起きようと、あるいは起きずに終日ベッドにもぐっていようと、それはあなたの自由です。

起きてから散歩に出かけようとドライブしようと、それも自由です。

腹を立てるのも自由です。

冷静さを取り戻すのも自由です。

そのほか、あなたには好き勝手にできることがいろいろあります。

しかしあなたは太陽の輝きを消す力はありません。

嵐を止める力はありません。

あなたの力を超えたものだからです。

その意味であなたの自由意思にも限界があります。

それからもう一つ別の限界もあります。

これまでにあなたが到達した精神的ならびに霊的進化の程度です。

たとえば人を殺める行為は誰にでもできます。

が、その行為に至らせるか否かは、その人の精神的ならびに霊的進化によって決まることです。

ですから、あなたに選択の自由があるとはいっても、その自由はその時点でのあなたの霊的本性によって制約を受けていることになります。

宇宙にはこうしたパラドックス「一見すると矛盾しているかに思える真実」がいろいろとあります。

自由意志といっても常に何らかの制約をうけているということです。」

シルバーバーチの霊訓⑧ P37-38

ーーーーー

「たしかに人間には自由意志が与えられておりますが、それは条件付きであり制約があります。

やりたいことは何をやってもよいという意味での、制約的の自由ではありません。

そもそも自由意志の享受は、人間が大自然の創造の糧に参加し、大自然の摂理と調和して生き、健康と理解と悟りを得て天命を全うするための神の計画の一環なのです。

そうでなかったら進化も発展もありません。

自由意志がなかったら皆さんは成長と進化のチャンスのない、ただの操り人形になってしまします。

せいぜいロボットのような行動しかできません。

が、自由意志があるということは、その行為の仕方に責任をもたねばならないということになります。」

シルバーバーチの霊訓⑪ P176

 

確かに私たちには自由に意志が顕現でき、好き勝手に生きているように思えますが、でも自分の意志ではどうにもならない出来事も多く起きてきます。

シルバーバーチが言うように太陽の輝きを消すことはできないし、嵐を止めることもできません。

それに今、日本で頻発している地震も止めることはできません。

私たちに出来ることは地震になった時に備えて、備品を用意しておくことやもし最悪の状況になったときにどういう精神でそれを迎え、どう行動するかが大事なのだと思います。

まさに窮地の時に、その人の人となりが如実に顕現されるのでしょう。

その時に、自分の進化の程度を知ることが出来るのだと思います。

まさにロボットではない証明です。

それがシルバーバーチのいう、自由意志の享受は、人間が大自然の創造の糧に参加し、大自然の摂理と調和して生き、健康と理解と悟りを得て天命を全うするための神の計画の一環を体現することであるのだと私は思います。

 

では、人間は1日のうちにどのくらい自由意志を使っているのでしょうか…。

私が調べたところによると、人は1日に6万回思考すると言われています。

この6万回という数字には驚きましたが、私たちは常に思考し自由意志を使って選択していると言えます。

 

そう知ってから、自分は本当に6万回も思考しているのか?実際に確認してみました。

すると…TVのニュースやドラマを見ていても、知らず知らずに自分の思いが湧いてきます。

目で見、耳で聞こえてきた出来事に自分なりの思いや判断をしていることに気づきました。

 

日常で犬の散歩や動物たちの世話、掃除に洗濯に料理をしている最中も…。

人と話していても、自分の心から本当の気持ちが湧いてくるのです。

6万回も思考したかどうかは定かでありませんが、常に考え、思い、熟考し判断し決断しているのです。

人に発した言葉と思いが違うことも度々あって、私って人に忖度しているんだと気づいたこともあります。

裏表があって嫌だなとも思いました。

素直な気持ちを言って関係が複雑になるのが嫌だからですが、そんな時はじっと聞き手にまわることに徹します。

 

6万回、一度試してみると、とても面白いと思います。

なぜなら自分の考えを見ることで、自分の意識がどこに向いているかが如実に分かります。

私って自分本位な生き物だと反省にもなりました。

 

1日に6万回、できるならシルバーバーチの教えに倣うような自由意志を選択したいと思います。

災害に遭った時にも、人との対話の時にも…。

それが今の私の目標です。

 

 

(*1)「シルバーバーチの霊訓」シリーズは、現在スピリチュアリズム普及会で復刻・出版されています。


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