7月に入り、実家から少し離れたところに単身している息子が病気で救急搬送されたと連絡がきました。慌てて両親(夫と私)が向かい、娘が仕事を休んで動物たちの面倒を見ることになりました。
それから1週間、娘が動物たちのお世話をしてくれていましたが、息子の容態が急変し、かかりつけの動物病院に鳥(マメとナッツ)と犬(ソイとミルキー)と猫(ウニとシッポナ)の6頭を1泊預けて駆け付けたのですが、憶病者のウニにはかなりの負担があったようです。
ペットキャリーに入れられタクシーで運ばれたこと、いつもと違う場所で1日ケージの中で過ごしたことなど、環境の変化のためエサも食べなかったそうです。(ちなみにシッポナも食べなかったようです。チワワのソイとミルキーは持参したエサを完食して帰宅しました 笑)
帰宅のために再び犬猫はペットキャリーに入れましたが、ウニはその中で大暴れし爪が折れて流血し、再び病院に逆戻りして治療をしてもらうはめになりました。
娘はウニに引っかかれて散々だったようです。
きっとウニは、恐怖でいっぱいだったのだと思うと胸が締め付けられます。そんなウニの姿から、また息子の病状は安定しましたが、私たち人間にも湧いてくる恐怖心、心配、不安などの感情や苦しみ、悲しみについて深く考える機会となりました。(*1)
そこで人間に降りかかってくる苦しみや悲しみ、恐怖心や不安について語ってくれいるシルバーバーチの言葉がありますので、その個所を抜粋し、どんな状況の時にも霊的真理を支えに、また力にして乗り越える一助にしていきたいと思います。(*2)
「霊的真理を知った者は一片の恐怖心もなく毎日を送り、いかなる悲しみ、いかなる苦難にも必ずや神のご加護があることを一片の疑いもなく信じることができなければいけません。苦難にも悲しみにも挫けてはなりません。なぜなら霊的な力はいかなる物的な力にも勝るからです。
恐怖心は人類最大の敵です。恐怖心は人の心を蝕みます。恐怖心は理性を挫き、枯渇させ、マヒさせます。あらゆる苦難を克服させるはずの力を打ちひしぎ、よせつけません。心を乱し、調和を破壊し、動揺と疑念を呼びおこします。
つとめて恐れの念を打ち消すことです。真理を知った者は冷静に、晴れやかに、平静に、自信に溢れ、決して取り乱すことがあってはなりません。霊の力はすなわち神の力であり、宇宙を絶対的に支配しています。ただ単に力が絶対というだけではありません。絶対的な叡智であり、絶対的な愛でもあります。生命の全存在の背後に神の絶対的影響力が控えているのです」 シルバーバーチの霊訓1 P61
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「知識こそ不動の基盤であり、不変の土台です。宇宙の根源である霊についての永遠の真理は、当然、その霊の力に対する不動の信念を産み出さなくてはいけません。そういう義務があるのです。それも一つの法則です。恐怖心、信念の欠如、懐疑の念は、せっかくの霊的雰囲気をかき乱します。私たち霊は信念と平静の雰囲気の中において初めて人間と接触できるのです。恐れ、疑念、心配、不安、こうした邪念は私ども霊界の者が人間に近づく唯一の道を閉ざしてしまいます。
太陽が燦々と輝き、全てが順調で、銀行にたっぷり預金もあるような時に神に感謝するのは容易でしょう。しかし真の意味で神に感謝すべき時は、辺りが真っ暗闇の時であり、その時こそ内なる力を発揮すべき絶好のチャンスです。然るべき教訓を学び、魂が成長し、意識が広がりかつ高まる時であり、その時こそ神に感謝すべき時です。霊的マストに帆をかかげる時です」 シルバーバーチの霊訓1 P62-63
絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」 「コトとシンの10のどうして?」 「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」 「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」
「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です。
「コトとシンの10のどうして?」 には、地上人生の中で起きる理不尽と思える出来事や疑問に思うことにふれ、神の深遠な摂理の働きについての内容が描かれています。
他4冊の絵本にも、地上人生を歩むに際して心の支えとなり、力となる内容が満載です。今、苦しみの最中にある方、悲しい気持ちに押しつぶされそうな方々にも読んでいただきたい絵本です。