ひと言なんですね。
誰かが言った、たったひと言で人の人生は大きく変わるのでしょう。
だから言葉って大事なんですよね。
わたしは残念ながら「そのひと言が余計な「ひとこと」」だと言われること
はあっても、そのひと言でわたしの人生は好機に転じましたというありがた
い話はあまり聞かれることがないように思いますね。
わたし自身、ひと言にそれ程の重みがあるということをあまり感じていない
のかも知れませんね。
だれかを励ましたい。誰かの心に寄り添いたい。共感もしたいし共に涙し喜
びを分かち合いたいと願うもののあまりうまく行っているとは思えません。
アドバイスはいらないという人は増えましたし、自分ですでに考えを持って
きていますので、背中を押してくれればそれでいいと言われます。
が、背中を押したくないなと正直思うこともあります。
ですが、もうすでに本人はやる気満々で来られているわけですから、その思
いを受け取らなければなりません。
そこでいうべきひと言は?と考えますが上手く言えません。
「あなたが思うようにがんばってください」「あなたの考えが上手く行きますように」
そして失敗すればまたそこからスタートが始まるのでしょう。
人生何度でもやり直せるといえるのはその人の心がいつも先を見ているから
でしょうか。
言わなければよかったと思えるひと言の中に相手を傷つけることばもありま
すが、言った本人は忘れても言われた人の方が生涯覚えているものなんですね。
わたしも忘れることのできない「ひとこと」が生涯の大半この頭をよぎり何
かあるたびにまた何かをしようとするたびに思い出され躊躇しました。
今になって思えば、そのひと言が理解できるようになった時、次のステージ
を上がるために背中を押してくれる言葉だったのかと分かりました。
人が発するたった一言が誰かを傷つけたりまたは元気にしたりしますね。できれば善意あるひと言を、愛あるひと言を、お互いに有益になるひと言を。多くは語らなくてもたった一言で人はがんばろうと思えるのですから。😊