海へ来なさい【あとがきとお知らせ】

（あとがきという名のお知らせ）

あとがきが、最終話の後に入りませんでした……無念。
思った以上のボリュームになってしまって。最終話。改めてページをもらいます。

今年の春、母に誘われて出かけた井上陽水さんの４０周年ライブ。名曲が次々と続いて奏でられる中、一番私が心打たれのは「海へ来なさい」でした。
創作秘話から訥々と、あの独特の語り口で仰ってらしたんですけど……。ご自分のお子さんが生まれる際に、想いを歌に託したものだそうで。そう言われて改めて歌を聴くと、こう、じんわりとえも言われぬ感動が。
陽水を聴かない世代のみなさまも、元歌を是非聴いてほしいな。なんて思います。
この二次創作の内容はぜんぜん陽水のものとは違うけど（汗）いいものは、いいです。

本当は、この「海へ来なさい」の話をブログサイト開設一周年記念CD－Rとして通販するつもりでした。ただ、書き始めても全然面白くなくて、ああこれはだめだ、頭から書き直しだ……。と途中で筆をおいて、オムニバス作品に切り替えたのです。
ですので、これはリライト版というか、書き始めたときのものとは設定から展開からごそっと違っています。初めはですね、手塚と柴崎がまだくっつく前の話で相変わらずじれじれさせておりました（笑）。たぶんそのじれじれの呪いでしょう。書き直しは。笑
一周年記念！と思って気合入れていたので、手柴、堂郁、小毬のオールスターキャストになっています。それぞれの恋模様（死語）を描きたいなと。
ですがやはり私としては手塚柴崎のカップルに肩入れせざるをえないわけで。
大トリはやはり、手柴で。


ここから先は告知になります。
この「海へ来なさい」を冊子化します。限定５０冊ぐらいで。
ブログではとばした、手塚と柴崎の初夜のシーンを書き足して、「海へ来なさい（完全版）」として自家通販したいと考えています。
もともとR指定で書き始めた作品です。が、裏物を好まない有川ファンもいらっしゃるでしょう。ですので、あえて「夜」の部分は削ってブログ内では話は完結しています。
Rの部分がないほうがいい、この話はこのままで、という方も当然いらっしゃると思います。ただ、私が手柴の二次創作を始めてから、まだ一度も手をつけたことのない、手塚と柴崎がはじめて結ばれるシーン。……生半可な気持ちでは書けないな、とずっと先送りしてきました。そこに、いよいよチャレンジしたいと思ったのです。
外注で冊子（オフセット）を依頼するのは初めてです。今までコピー本やCD-Rはごそごそと手作りでやってお配りしてきましたが、みなさまから「紙物で是非」とのご要望がとても強くて、これはそろそろ移行しなくてはと後押しされるかたちで決意しました。
家族共用のパソだから、なかなか読みたいときにCDを開けない、ですとか、目が悪くて長時間パソコンを見ているのがしんどいのでわざわざプリントアウトして読んでいる、ですとか、いままでお求め戴いた方々にはたいへんご負担をおかけしていたようですみませんでした。
外注で冊子化するとは決めたものの、まだ何をどうしたらいいのやら、イロハも分からない状態ですので、いつになったら仕上がるかとんと見当がつきません。おそらく、冬のクリスマスあたりには、発送開始できることと……思います。たぶん。
もしもそちら関係に詳しい方がいらっしゃったら、是非アドバイスなど戴きたく……、他力本願ではないのですが、ちょっと指南というか教えてもらいたかったりもして。合わせてよろしくお願いします。

私にとって初めてのオフセット本になる話が、この「海へ来なさい」だということが、自分自身とても嬉しいです。きっと忘れられない本になるんじゃないかな、とわくわくします。
もしも、冊子をお求めしてあげるわ！　という方がいましたら、下のweb拍手から一押しくださるととっても嬉しいです。（予約受付ではありません。発行部数の参考にいたします）

それでは、完全版「海へ来なさい」でまたお会いできる日を楽しみにしています。
安達　薫

（１０月２２日更新）

ようやく最終校正終えました。
これから外注になります。
Ａ５版　１３０ページ前後
送料込み１１００円を予定しています。Ｒ１８指定です（ご承知おきください）



ご希望のかたは↓のメールフォームからお申し込み願います。お一人様一冊で。
発注部数を確定したいと思いますので、すみませんが予約は１０月いっぱいで締め切らせていただきます。
たくさんのお申し込み、お待ちしております。

冊子「海へ来なさい～完全版～」通販予約受付はこちらから



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